
花井悠希の朝パン日誌 鑑賞したくなるパン屋さん!吉祥寺〈ダンディゾン〉のパンをテイクアウト Learn 2022.08.04
吉祥寺駅から10分ほど歩くと出会える、植物に縁取られた硬質な建物。前にすると、パン屋さんというよりも美術館に訪れたときのような少し背伸びをしたくなる心持ちが芽生えます。まずは、お店に続く地下への階段を一段一段、美しく丁寧に降りてみようかな(影響されやすい人)。
特別なパン時間を求めて

落ち着いた灯りの店内は、外の植物のグリーンが溶け込んだ自然光が入り静謐な雰囲気。透明なガラスのショーケースにはパンが宝石のようにきれいに並べられています。隣ではパンを作る職人の皆さまの作業風景がよく見えて、なんだかパンのショールーム兼アトリエにお邪魔している気分に。
HPのトップに書かれているメッセージは「ときどき食べるパンだから」。日常のパンというよりは、お店に入る所からどこか特別な時間が始まるお店。説明にある“国産小麦を使い、人の手で生み出されるおいしさや感動を大切に丁寧に作るパンのお店”がそのまま感じられるパン屋さんです。北海道産小麦を使っていらっしゃるパンが多いのもとても好みの雰囲気。ハード系のあの子は帰ってすぐいただいちゃおうっと。
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