BARをもっと、カジュアルに。 【番外編】大阪バーホッピング3選〜児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」〜
お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第43回目は番外編の第2弾!旅先でのバーの楽しみをお届けします。訪れたのは、再開発が進む大阪府の北エリア。北新地のバーをホッピングします。
3軒目は…〈BAR BESO〉
バーテンダー・大場 海人さん
■バーテンダー歴:7年
■生年月日:1989年12月6日
■星座:射手座
■血液型:A型
■趣味:ゴルフ。ベストスコアは84!
■個人的おすすめ店:イタリアン〈タヴェルネッタ•ダ・キタヤマ〉。オッソブーコのサフランのリゾットがおすすめです
北新地のオーセンティックバーは、キリッとしていながらも肩肘はらないリラックス感があるのがその魅力。大阪を代表するバーのひとつである〈BAR BESO〉もそんなお店のひとつです。ロンドン留学経験を経て、大阪で腕を振るう大場バーテンダーが、人懐っこい明るい笑顔で出迎えてくれます。
Q.お店の特徴を教えてください。
大場さん「カクテルバーとして、クラシックカクテルやフルーツカクテルまで出しているオーセンティックバーですが、オーナーの言葉を借りると『洋風一杯飲み屋』。カクテルを出してますけど、結局は飲んで食べる居酒屋じゃないかと思っているんです。これは大阪のバーの特徴でもあるかと思うんですが、カクテルもウイスキーも飲みたいし、フードも食べたいというお客様がいて、それに応えたいというバーの気持ちがある。だから大阪のバーはフードが充実してるんです。うちも『ヒレカツサンド』『焼きそば』などの名物がありますよ」。
Q.どんなカクテルを作るのが好きですか?
大場さん「クラシックカクテル作るのが一番好きです。たとえば『ダイキリ』は、飲むのも作るのも好き。過去にラムメーカーのバカルディの大会で2年連続日本ファイナルに進出したこともあり、ラムに親近感があることもあります。その大会のときには、挑み続けたいという思いから、美しい姿の闘牛を表現した『La Corrida』というカクテルを作ったのですが、そのインスピレーションになったのは、お店の壁に長年飾ってあった闘牛のポストカードだったんです。身の回りのものが刺激となってカクテルになることもありますね」。
Q.大阪の良さはなんですか?
大場さん「海外っぽさがあると思います。オープンだし、ラテンっぽい。外国人がきて、ディープな居酒屋さんに行ったとしても、『兄ちゃん、どこからきたんや』みたいに声かけて、その場でみんなで一緒に飲めるみたいなところがあると思います。そういう距離感の近さは魅力ですよね。ぜひお一人でも大阪の街に遊びに来て欲しいです。バーは街のコンシェルジュだと思っているので、訪れたときはぜひバーテンダーにおすすめを聞いてください。ローカルの人がいくような間違いない店を教えてくれると思いますよ」。
大場さんのいるバーはここ
入り口から地下に広がる階段を降りると、重厚な木調のカウンターとその奥にテーブル席が広がる。オーナーは大阪を代表するバーテンダーのひとり、佐藤章喜バーテンダー。旬のフルーツカクテルからウイスキーまで楽しめる。
■大阪府大阪市北区堂島1-3-35
■06-4256-6232
■17:00〜24:00
※状況に応じて営業時間は変更になります。