THE CABOCHON HOTEL

本当は人には教えたくない、バンコクの小さなホテル。 秘密にしたいバンコクの楽園。From Thailand Learn 2017.11.05

交通渋滞が名物のバンコクで、街中の路地を行けばゆっくりとしたテンポで毎日が流れる小さなホテルがある。1920年代の上海の優雅さが再現されたシーンの数々とスマートなサービス。理想的な場所と言えるのに、宿泊代は決して高くない。世界のホテル好きが放っておくはずもなく、週末の予約は超難関!ホテルサイトをチェックして世界の誰かが予約を手放したら、その時こそが行動の時なのだ。

うっとりが満載!なのだった。

THE CABOCHON HOTEL

今回のテーマ〈THE CABOCHON HOTEL〉(カボション・ホテル)のオーナーは台湾で活躍する建築家Euguene Yeh氏。白いコロニアルスタイルの建物はクラッシックに見えるが、リノベーションではなくいちから建築している。イメージは西洋文化が華咲いた1920年代の上海の租界地区だ。

部屋は全部で8室、ステューディオとスイートの2タイプで6パターンのスタイルが用意されている。部屋には広いポーチがあり、時代を感じるティーセットが置かれる。ドアはフランス製、家具はヴィンテージ。コロニアルスタイルに中華スタイルのアンティークが品よく同居する。

THE CABOCHON HOTEL

3畳ほどもあるポーチに出ると鳥の声が聞こえてくる。バンコクの中でも一番の繁華街、スクンビットにいながら静かな時間。さあ、まずはお茶を一杯。

〈THE CABOCHON HOTEL〉はスクンビットのソイ45の路地裏にある。スカイトレインのプロンポン駅から徒歩5分ほどの距離だ。高級ショッピングモールの〈エンポリウム〉や人気の〈ワットポー・マッサージスクール〉がある。今、注目のトン・ロー地区へも歩いて15分と街歩きにも最高の立地。ちなみに〈ワット・ポーマッサージスクール〉はワット・ポー寺院仕込みの施術が2時間500バーツ〜(約1700円)で受けられるおすすめスポット。

THE CABOCHON HOTEL

屋上に上がると植栽に囲まれたルーフトップ・プールが。太陽がまだ高くない午前中がベストタイム。手紙を書いたり読書したり、時どきプールに飛び込んだり。ここで思い思いの時間を過ごしたら、午後からは街へ繰り出すゲストが多い。

丁寧につくられた「物語が生まれる」場所。

THE CABOCHON HOTEL

ダイニング〈THAI LAO YEH RESTAURANT〉にはウォン・カーワイの映画『花様年華』でマギー・チャンが下げていそうな中華式のホーロー製弁当箱をディスプレイ。いくつもの鳥かごが下げられたメインダイニングはシノワズリーがテーマ。地元の人がおしゃれして夕食にやってくる。

外出から戻ったら、急いでシャワーを浴びて着替えなくちゃ。

THE CABOCHON HOTEL

オープンキッチンはタイの屋台を思わせる演出。カウンターの上には色とりどりの野菜や調味料が並べられる。お料理は新鮮な肉、魚などをフレッシュハーブと調味料で調理。甘くて酸っぱくて、辛いのが信条のタイ料理。特に出汁のうまみがよく出ているスープは極上だ。〈LAO YEH〉はあくまでも上品な味わいでバンコクでも評判の味だ。

THE CABOCHON HOTEL

料理はブルーのタイの器でサーブ。今夜はアラカルト・メニューから豆腐のクリアスープ、魚のすりみの揚げ物、空芯菜の炒め物とスチームライスを。タイ料理は香辛料が強いのでワインは赤が合うと言われるけれど、あっさり目の味付けなので白もぴったり。お会計は一人で1300バーツ(約4000円 ワイン代含む)。

いつもより早く目覚めたら、今日は外で朝食。

THE CABOCHON HOTEL

朝食は作家エイミー・タンの作品を思わせる名前のサロン〈JOY LUCK SALON DE THE〉にて。メニューは西洋風卵料理、タイ風卵料理と野菜のワンプレート、ポークのスープ、お粥、ヌードルから選んで注文できる。ラウンジにはフルーツやクロワッサン、パウンドケーキが並ぶ。お好きなだけどうぞ。

THE CABOCHON HOTEL

色鮮やかで十分に熟させたフルーツ。「今が食べごろ」の絶妙なタイミングで旬のものが並べられる。スイカ、パパイヤなどのジュースも手絞りでフレッシュ。朝食メニューの数だけここで朝を迎えるか、通って全メニューを制覇するか。ふと、リピートの計画が頭をよぎる。

THE CABOCHON HOTEL

ピーナツ、乾燥に塩卵は台湾風の白かゆの具材。セルフサービスで。暖かいお料理は、今日は豚のスープを注文。きれいに処理された豚の内臓と肉、そして空芯菜がいっぱい入ったクリアスープで胃袋がほっとする。こんな素敵な朝食が室料に含まれているのだ。

チェックアウトの早朝、ホテルスタッフが空港までの時間を計算して車を手配しつつ、手際よくコーヒーを入れてくれた。簡単な朝食をとっているうちにホテルの前にタクシーが到着。トランクに荷物をつめて、さあ、帰国。
また、必ずここに帰ってくるね。

THE CABOCHON HOTEL

〈THE CABOCHON HOTEL〉は1泊150ドルぐらいから宿泊可能。スタイルあるインテリア、清潔な室内、そしてさりげないサービスの〈THE CABOCHON HOTEL〉。ラグジュアリーであることが、必ずしも「いいホテルの必要条件」ではないことを教えてくれる。

〈THE CABOCHON HOTEL〉
■14/29 Sukhumvit Soi 45,Klongton Nua ,Wattana,Bangkok
■ 66-2259-2871
http://www.cabochonhotel.com

ワットポー・マッサージスクール スクムビット校・直営39
http://test.gb-lab.com/watpo/po.html

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