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心地よさを全身にチャージ! 「鹿島神宮で決意の一歩を踏み出そう」/MARIKOの、神社 de デトックス! Learn 2020.08.13

今回、参拝したのは茨城県の〈鹿島神宮〉。「国譲り」神話でも活躍した力強い神様がどんな困難にも負けない力をくださいます。広大な境内には、地震を抑えると言われる「要石」や古くからの禊の場だった「御手洗池」など、圧倒されるスポットがたくさん。仕事や夢の実現に向けて新しくスタートする前や、決意を新たにしたい時にぜひ訪れてほしい神社です。

「武の神様」をお祀りする神社。

大なまずを抑え込む武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)。
大なまずを抑え込む武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)。

〈鹿島神宮〉は全国にある鹿島神社の総本社で、パワフルな武の神様である武甕槌大神をお祀りしています。武甕槌大神は〈香取神宮〉の経津主大神(ふつぬしのおおかみ)と共に大国主命(おおくにぬしのみこと)への「国譲り」の交渉を成し遂げた神様。また神武天皇が東征した際に、韴霊剣(ふつのみたまのつるぎ)を下して窮地を救ったともいわれています。まさに国の守護神として、多くの武将に信仰されてきました。

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〈鹿島神宮〉から2kmほどの大船津に建つ「西の一之鳥居」は、古くから船で訪れる参拝者の船着場でもあった参拝の玄関口。鳥居の高さは約18mで、なんと日本最大!きらきら光る水面に浮かぶ鳥居が幻想的でした。

広大な境内を参拝!

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〈鹿島神宮〉ではまず、この「高房社」に参拝するのが習わしです。武甕槌大神に貢献した建葉槌神(たけはづちのかみ)がご祭神で、拝殿前にあるお社なのでぜひ忘れずに。

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「鹿島立ち」とは旅立ちを意味する言葉ですが、これは防人(さきもり)や武士が旅立つ前に〈鹿島神宮〉に参拝したことが由来です。人生の大切な一歩を踏み出すときに必要な行動力や決断力を授けてくださる〈鹿島神宮〉。ちなみに、官社の一覧表「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」によると、〈伊勢神宮〉以外で「神宮」の称号があったのは〈鹿島神宮〉と〈香取神宮〉だけとのことです。

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拝殿で参拝をしたら、奥の本殿とご神木も見逃せません。本殿は拝殿よりも装飾が煌びやか。神様の空間であることや結界を意味するのだとか。古く脅威であった北方の敵から都を守るために北向きに建てられています。本殿奥のご神木の杉は、なんと樹齢1300年!境内の中でも最も大きく、その迫力は圧巻です。

「奥参道」の、そのまた奥へ。

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巨木が生い茂る約300mの奥参道を抜けると、現れるのが素朴でいて厳かな佇まいの奥宮。本殿とはがらりと雰囲気が変わります。人で賑わっているのに、奥宮に差し掛かるとふっと静けさに包まれたのが印象的でした。ここには武甕槌大神の荒々しく力強い魂の働きである「荒魂」をお祀りしています。この社殿は徳川家康が関ケ原で勝ったお礼に本宮として奉納したものを後に遷したものです。

徳川光圀が七日七晩掘らせても、その全容がわからなかったのだとか。
徳川光圀が七日七晩掘らせても、その全容がわからなかったのだとか。

奥宮から東へ進むと、とうとう「要石(かなめいし)」との対面です。一見小さなこちらの石は、なんと地中奥深くまで埋まる巨石とのこと!地震を起こす大なまずの頭を抑えているともいわれています。要石は〈香取神宮〉にもあって、両宮の石は地中で繋がっているという説も…!うーん、まさに不思議なパワーですね。

古くからの禊の場だった「御手洗池(みたらしいけ)」。
古くからの禊の場だった「御手洗池(みたらしいけ)」。
清水は持ち帰ることも可能。ただし、飲む際は必ず煮沸を…!
清水は持ち帰ることも可能。ただし、飲む際は必ず煮沸を…!

かつて船で訪れた参拝者は、まずこの「御手洗池」で身を清めてから参拝をしたのだとか。一日に40万リットルもの清水が湧き出るこの池では、今でも年始に200人もの人々が参加する大寒禊が行われています。池のどこまでも透明な美しさは、暑さも吹き飛ぶ爽やかさ。滾々と湧き出す清水は汲むこともできるので、ぜひ直に触れて清らかさを感じてみて。

道を切り拓く力を。

奥参道

「武甕槌大神は戦いの神様として有名ですが、その強さはあくまでも戦いを終わらせるためのもの。実は平和の神様でもあるんですよ。」と神社の方に教えていただきました。〈鹿島神宮〉の神様は、前進しようとする私たちを力づけるだけでなく、やさしく見守ってくれているのかもしれませんね。厳かな中にもあたたかさを感じる参拝になりました。

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