前田有紀の『週末・気分転〈花〉』 お花を楽しめる鎌倉〈海蔵寺〉の夏。子どもとの鎌倉散歩で出会った、色鮮やかな夏のお花たち。

LEARN 2020.07.11

10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。今回は、夏の鎌倉散歩でであったお花たちをご紹介します。

夏の始まりから、本格的な夏本番へと季節が進んでいる今日この頃。雨が続いているここ最近ですが、我が家では少しでも外での散歩を楽しみたい!と言う気持ちが強く、週末は時間帯ごとのお天気をチェック。雨のふらない時間帯めがけて外に出て家族のお散歩時間を作っています。

先日は貴重な梅雨の晴れ間の午前中に花の寺としても知られている鎌倉の「海蔵寺」に行ってきました。7月に入ってからは、観光で鎌倉を訪れるお客さんも増えてきていますが、朝の時間帯は駅周辺にも比較的人が少なくゆったりしています。

さて、いつの季節も、その時々の花が目を楽しませてくれる海蔵寺。生い茂る緑に包まれた山門をくぐり、真っ先に目に飛び込んでくるのは、今一番の旬を迎えている「ノウゼンカズラ」です。繊細なツルを伸ばし、鮮やかなオレンジの花を咲かせるこの夏の花が、静かな海蔵寺を華やかに彩っていました。

そして、足元では、趣いっぱいの紫の「キキョウ」。秋の七草としても知られているキキョウは、7月には咲き始めているんですね。奥の庭園の池のほとりでは、涼しげに咲く「ハンゲショウ」。葉が名前の通り、半分白くなってお化粧を施しているように見えることから、その名前がついたそうです。

鎌倉の花の寺〈海蔵寺〉の夏

そして、本堂の脇では、大きく葉を伸ばしたハスの花がこれからピークを迎えそうです。綺麗に花が咲くのが楽しみですね。

鎌倉の花の寺〈海蔵寺〉の夏

さて、臨月に突入して、出産の予定日が近づいてきていました。何をしていても、「これができるのももう最後かな。」「次にここに来られるのは、赤ちゃんが生まれたあとかな。」と、今この一瞬一瞬を噛み締めるように過ごしています。

鎌倉の花の寺〈海蔵寺〉の夏

特に、息子と家族3人で過ごせる最後の日々なので、彼が思い切り笑って過ごして、この時間を覚えていてほしいなぁと、限られた中での思い出作りに励んでいます。こちらのコラムも8月はお休み予定なので、次回が出産前は最後になります。お楽しみに〜!

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