【台北】台湾茶を楽しみ尽くす!茶藝館からバーまでおすすめ5選
茶藝館から、ハーブティーやカクテルまで。多様に進化する台湾茶の“今”をチェック!
1. 未知の茶葉と茶器に出会えるギャラリー的新星。〈蒔雨雲山〉
日本家屋や老木が数多く残る風情あるエリア・青田街(チンティエンジエ)に、2026年5月に誕生したティーサロン。中国・雲南省産のプーアール茶専門店を営んでいた劉杰鳴(リョウジェミン)さんが、次第に台湾茶に惹かれ、新たに開業。自然農法の茶葉を軽焙煎で仕上げた高山茶や、有名な日月潭紅茶の中でも在来種を選ぶなど、物語ある希少な茶葉を用意し、試飲も可能。白花花(バイホワホワ)さんといった台湾の人気作家や宜興(イーシン)の紫砂茶壺など、魅力的な茶器も豊富に揃える。
さらに店奥の“秘密の間”では、予約制で茶席の体験も。台湾、日本、中国など劉さん自慢の茶器コレクションを駆使したお点前にワクワクしながら、ジャスミンの香りを移した南投県産の白茶など、秘蔵の茶葉が味わえる。青田街の散策とともに訪れたい一軒。
住所:臺北市大安區青田街2巷25號
営業時間:12:00~19:00
定休日:無休
茶席は「初香漫旅」800元、「特選單品」1,200元。@thetionteaのDMから予約を(日本語可)。
2. 赤煉瓦や格子窓を愛で、茶の歴史を学びながら小休止。〈蒔現〉
老舗の茶商が点在する大稲埕エリアに、栄華を極めた佇まいを遺す「新芳春茶行(シンファンチェンチャーハン)」。1934年に建造され、店舗や製茶工場、住居などを備えた折衷様式の豪奢(ごうしゃ)な3階建て。現在は台北市が保存する文化施設となり、一般公開されている。
そしてギャラリーとして運営する2階の一角にある茶館が〈蒔現〉。店主のDacyさんが「日常の中でリラックスできる場所を」と2025年春オープン。茶葉は12種類ほど、阿里山清心烏龍(アーリーサンチンシンウーロン)など台湾の代表的銘柄を網羅し、落雁のような緑豆糕やネギ入りパイ「蟹殻黄(シエクーホワン)」など、軽い茶點(チャーディエン・お茶菓子)も。予約制で少々敷居の高い茶藝館が多い中、ここはふらりと寄れる気軽さがいい。迪化街の買い物帰りに足を延ばせば、Dacyさんが笑顔で迎えてくれる。
住所:臺北市大同區民生西路309號「新芳春茶行」2樓
営業時間:10:00~17::0
定休日:月火休
お茶は手軽なカップでの提供も。180元~。お茶菓子は緑リュウトウガオ豆糕1個50元など。
3. 茶藝館デビューを温かく迎えてくれる小さな隠れ家。〈小隠茶庵 東門店〉
観光客でにぎわう東門駅エリアに2019年にオープン以来、そのフォトジェニックな空間とともに高い人気を誇る〈小隠茶庵〉。元インテリアコーディネーターのLilyさんがお茶好きが高じて開いた店で、自然光を柔らかく取り込むレトロな丸窓や檜の古材を用いた窓枠、国内外の古家具を配した空間設計は、台北の〈Homework design〉によるもの。お茶は杉林渓高山茶から秘蔵のプーアール茶まで、烏龍茶、紅茶、白茶と発酵別にバランスよく揃え、茶梅や芝麻糕など古風な茶點も心をくすぐる。そして人気作家・王文徳(ワンウェンダー)さんの茶器や韓国の白磁茶壺などを合わせた道具の見立ても店の魅力。台湾茶とは茶器や空間とともに楽しむもの、という“はじめの一歩”を心地よく体験できる場所。
住所:臺北市大安區杭州南路一段143巷12-1號
TEL:02-2343-5859
営業時間:11:30~17:30LO
定休日:無休
手作り水餃子100元など軽食も。inlineで予約可。サービス料10%。
4. 台湾の花とハーブに癒される、ブレンド茶の新スタイル。〈CNSalon 火山口下的花茶店〉
店に入ると、アンティークの重厚な薬箪笥(やくだんす)に目を奪われる。フラワーアーティスト・凌宗湧(リンゾンヨン)さんのブランド〈CN Flower〉が手がける花草茶(ハーブティー)専門店。ブレンドを開発するのは、凌さんの妻で写真家のアイビー・チェンさん。陽明山のハーブ農園「野蔓園(イエマンユエン)」の無農薬ハーブを使ったブレンドは9種類。そのうち4種類は日月潭紅茶で知られる〈莊記茶業(チュワンチーチャーイエ)〉の茶葉を合わせたもの。たとえば白いブーケをイメージし、希少な老木の新芽の茶葉にジンジャーリリーや杭白菊など白い花を合わせた「老茶樹與台灣花香(ウオチャーシューユィタイワンホワシャン)」は、爽やかで滋味深く、まさに台湾の恵みの味。美意識が光る茶器類もアイビーさんのスタイリング。台湾茶ホッピングに疲れたら、ハーブの力でリセットを!
住所:臺北市中山區中山北路三段53號
営業時間:12:00~18:00
定休日:日月休
お茶は単品250元、スイーツとセット380元。サービス料10%。予約は@cnsalonofficalから。
5. 台湾茶を一杯のカクテルとして嗜む新たなアプローチ!〈芏 Astēa〉
話題のカクテルバー〈一時無酉(イーシーウーヨウ)〉を営む気鋭のバーテンダー・黃心皓(ホワンシンハオ)さんが開いた姉妹店。店主曰く、ここはお茶のラボ(研究所)。研究者のごとく白衣をまとうスタッフが作るのは、野放茶や在来種など貴重な茶葉を使ったカクテル&モクテル。
たとえば秋の新作の「包種茶通寧(トニック)」は、ジンに坪林産の野生包種茶をインフューズ(漬け込み)し、自家製トニックで仕上げた一杯で、茶葉が持つ柑橘の花の香気がジンのハーブ感と共鳴し合う。グラスの傍らに使用した茶葉を置く演出もティーバーならでは。15時からの営業なので、午後はモクテルを、花びらをイメージしたランプシェードが光を灯す夕刻からはカクテルを…と、楽しみ方も自在だ。
住所:臺北市大安區文昌街236號
営業時間:15:00~22:00(金土~24:00)
定休日:無休
家具店が集まる文昌街(ウェンツァンジエ)に2025年5月オープン。価格は2杯880元、3杯1,280 元など。
・カードが使えない店が多いので、十分な現地通貨を用意しておきましょう。
・タクシーの利用にはUberなどのアプリが便利。渡台前にセッティングしておきましょう。
・交通系ICカード「悠遊カード(Easy Card /悠遊卡)」はMRT(地下鉄)、バス、鉄道共通で使えるので、早めに入手を。
・台湾の市場などで使われる単位「斤」は、1斤=600gです。
※ データは2026年10月現在のものです。営業時間や定休日は変更になる可能性があります。公式WebサイトやSNSなどでご確認ください。
※2026年10月現在、1台湾元=約5円です。



















