【京都】出汁がおいしい名店。「これぞ京都」の味に出会える和食4選

【京都】出汁がおいしい名店。「これぞ京都」の味に出会える和食4選
【京都】出汁がおいしい名店。「これぞ京都」の味に出会える和食4選
FOOD 2026.10.21
京都で夜にこそ味わいたいのが、だしの奥深さ。カツオや昆布をはじめとする、だしの楽しみ方を仁平綾さんに案内してもらいました。
photo_Shungo Takeda, Shoko Hara text_Mako Yamato
教えていただきました
仁平綾
エッセイスト

にへい・あや/東京からN.Y.に移住。9年間暮らし、京都へ。『京都はこわくない』(大和書房)では、京都の食や暮らしを綴っている。2025 年からはカフェ&グロサリー〈ROBYN〉も営む。

1. 料亭仕込みの繊細な味を駅ビルで自分好みに選ぶ。〈はしたて〉の「はしたてセット(煮麺と鯛めし)」

料亭仕込みの繊細な味を駅ビルで自分好みに選ぶ。〈はしたて〉の「はしたてセット(煮麺と鯛めし)」

喉越しのいい麺で味わう正統派。「鱧ときのこの煮麺」など季節の煮麺や素麺に、鯛めしなどが付く。3410円。「ちゃんとしたご飯がいつでも食べられるのがいい。素麺が『島原そだち』なのもうれしい」(仁平さん、以下同)

料亭仕込みの繊細な味を駅ビルで自分好みに選ぶ。〈はしたて〉の「はしたてセット(煮麺と鯛めし)」

ふわり立ちのぼる香りもごちそうの「土瓶蒸し」。脂ののった名残りの鱧(はも)と舞茸をだしと共に味わう土瓶蒸しは、10~11月頃限定。京都らしく塩梅のいいだしを楽しみたい。1,320円。

〈紫野和久傳〉が手掛ける麺と丼の店では、昼から夜までの通し営業で料亭仕込みの麺や丼が味わえる。鯖寿司など単品も充実。小腹が空いたときにも、しっかり食べたいときにも。

information
はしたて
はしたて

住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹JR西口改札前イートパラダイス
TEL:075-343-4440
営業時間:11:00~21:00LO
定休日:不定休
席数:40席

2. 贅沢に鰹節と昆布を使い自家製麺やご飯と共に。〈だし料理 十〉の「自家製小麦めん(No.0プレーン)とおだし」

贅沢に鰹節と昆布を使い自家製麺やご飯と共に。〈だし料理 十〉の「自家製小麦めん(No.0プレーン)おだし」
日により小麦や麺の形状が変わるNo.0プレーン1,400円。天然羅臼昆布など5種から選べる、おだし900円。引きたての香りと旨み!

だしと味わうオリジナル麺。6種類の小麦を使い分け、全卵で作る自家製小麦めん。3種の食べ方があるうち仁平さんが好きなのは少しのだしとオリーブオイル、塩でパスタのように食べるNo.0。選べるおだしと共に味わいたい。

贅沢に鰹節と昆布を使い自家製麺やご飯と共に。〈だし料理 十〉の大原野菜の「旬野菜のおひたし盛り合わせ」。

大原野菜の「旬野菜のおひたし盛り合わせ」。大原で手に入れる旬の野菜を、茹でる、蒸す、焼くなど食材に合わせた調理法で。野菜そのものの味わいをだしが引き立てる。770円。

「端正なだしで邪気が流れるかのよう。枯山水の庭を見るのと同じくらい心が整う。唯一無二の店」。選び抜いた昆布や鰹節を使い、だしの魅力を伝えることに情熱を注ぐ井上典明さんが営む。まずはウェルカムだしを。ざるそば風の麺も。

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だし料理
だし料理 十

住所:京都府京都市左京区一乗寺樋ノ口町27 コーポラス禅1F
TEL:075-585-4425
営業時間:10:00~19:00
定休日:月火休
席数:6席

3. 四条河原町の喧騒を忘れ汁と向き合うひと時を。〈志る幸〉の「白味噌椀(おとしいも)と利久辨當(りきゅうべんとう)」

四条河原町の喧騒を忘れ汁と向き合うひと時を。〈志る幸〉の「白味噌椀(おとしいも)と利久辨當(りきゅうべんとう)」
強い粘りと旨みのある大和芋は、寒くなるこれからが旬。利久辨當3,300円、おとしいも+700円。料理は季節により少しずつ変わる。

白味噌とだしで、一椀に込めた京の味。扇形のかやくご飯に、焼き物、お浸しなど5種の料理が盛り込まれた弁当は、豆腐の白味噌椀が付く。「風情ある空間で味わうのも京都らしい。優しい甘味のある大和芋は白味噌との相性もよくて」

四条河原町の喧騒を忘れ汁と向き合うひと時を。〈志る幸〉の「白味噌椀(おとしいも)と利久辨當(りきゅうべんとう)」

旨みを澄んだ汁に引き出した上品な味わいの「潮汁」。天然鯛の頭や骨を酒、昆布と井戸水で時間をかけて炊き、旨みを引き出した潮汁。すましで味わうほか白味噌との相性もいい。1,100円。

昭和7年の創業以来、汁を主役にする京料理店。井戸水で引いただしを使った汁は、白味噌、赤味噌、すましから選び、好みの具を合わせて一椀を仕立てる。

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志る幸
志る幸

住所:京都府京都市下京区四条河原町上ル一筋目東入ル
TEL:075-221-3250
営業時間:11:30~15:00(14:00最終入店)、17:00~20:00最終入店
定休日:水休、第2・4火休(第1・3・5火の夜休) 
席数:30席

4. 端正な一皿に潜む料理人の技。〈割烹 しなとみ〉の「土鍋御飯 丸」

端正な一皿に潜む料理人の技。〈割烹 しなとみ〉の「土鍋御飯 丸」
きのこやグジなど数種類ある土鍋御飯のうち、丸(すっぽん)4,000円は開店時から続く定番。

深い旨みを余すことなく、土鍋御飯に閉じ込める。すっぽんを井戸水と酒、昆布で丁寧に炊くこと5〜6時間。澄んだすっぽんのだしと、身とあられ生姜を加え炊く土鍋御飯。「滋味深いだしをご飯で味わうのが贅沢です」。リピーターの多い一品。

端正な一皿に潜む料理人の技。〈割烹 しなとみ〉の「土鍋御飯 丸」

岩手から届く松茸を合わせ、季節を映した「鱧と松茸のお椀」。枯れ本節など4種の鰹節と利尻昆布、井戸水で引く一番だしが味の要。そこに鱧の頭と骨から取っただしを合わせ秋の一椀に。時価。

御所東に店を構える正統派のカウンター割烹。シンプルに見えて、見えない手間暇と技が込められた料理は、口にした瞬間から静かな感動をもたらす。好きなものを好きなだけ、お腹の空き具合に合わせて選ぶ割烹スタイルで旬の味を。要予約。 

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割烹
割烹 しなとみ

住所:京都府京都市上京区信富町315-4
TEL:075-366-4736
営業時間:17:30~21:00LO(19:00最終入店)
定休日:水休、月2回不定休あり
席数:7席

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