この夏は八重山へ出かけよう! 朝食&ランチで島ごはんを味わう。 FOOD 2023.07.11

沖縄本島から南西へ約400km。石垣島をはじめ大小32の島々から成る八重山諸島は、雄大な自然と、独自の伝統文化を持つ、季節を問わない注目のデスティネーション。島ごとに異なる個性があり、アイランドホッピングするのも楽しい。目覚めた瞬間から一日中楽しめる、島ならではの朝、昼、晩ごはん。島食材を使った自然派の朝食、八重山そばやバーガーで昼食をとり、夜は、地元の人から評判の人気店へ。一日のラストはバーで乾杯。海で遊んで、島グルメに舌鼓を打って、お土産を買って。この夏は八重山へ出かけよう!

一日のスタートは健やかな島の朝食を。 1.〈旬家ばんちゃん〉カラダが潤う定食。

お店がある白保地区の食材をふんだんに使い、坂東秀祐さん・公美さん夫妻が、“心も体も喜ぶ”食事と時間でもてなす。味わいたいのは、ばんちゃん御膳2,200円。3品の中から2品選べるおかずは、シュワッと口どけがいい、「ふわっとろのだし巻き卵」をぜひ!食べるほどに体にしみこみ、溌剌と目覚めていくようだ。島野菜の小鉢3品、黒紫米のご飯、汁物、デザートなどが付いた贅沢朝ごはんを堪能しよう。

2.〈とうふの比嘉〉あたたかくて軟らかい、作りたてのゆし豆腐に舌鼓。

朝6時30分の開店と同時に席が埋まる、1957年創業の豆腐店。並んででも食べたいお目当ては、沖縄の伝統食のひとつ、「ゆし豆腐」。豆乳ににがりを入れて、大きな鍋でゆっくりと煮て作る豆腐だ。作りたてを鍋からすくってどんぶりに盛り付けるので、あたたかくてふるふると軟らかい。写真はかりゆしセット550円。ミニゆし豆腐、おからの味噌炒め、ミニおかゆ(またはご飯)などが付く。

手軽だけど満足度の高いランチでパワーチャージ! 1.〈YAMBURGER〉石垣島育ちの美崎牛100%のごちそうバーガー。

こだわりの飼育法で育てられた美崎牛のパティが主役。肉の旨みをしっかりと感じられるリッチな味わいで、地元ベーカリーに特注した、全粒粉使用でもっちり食感のオリジナルバンズとのコンビネーションが絶妙だ。島育ちのみずみずしいレタスやトマトも入って、ボリューム満点ながら食べ飽きない。

2.〈PULAU SRILANKA〉スパイシーなスリランカカレーをどうぞ。

チキン+魚のFセット1,300円。
チキン+魚のFセット1,300円。

スリランカ人シェフのシャンさんが腕を振るう。オススメは、魚、野菜、チキン、豆のカレーから2種類を選べるセット。一番人気は市場で仕入れるマグロなどの魚を使ったカレーだという。まずはカレーをそのまま、次にココナッツサンバルなどを混ぜながら味わって。夜はインドネシア料理も。

3.〈マルハ鮮魚〉船の汽笛を聞きながら刺身と天ぷらで乾杯。

マグロ刺身、天ぷら共に550円、缶ビール350円。
マグロ刺身、天ぷら共に550円、缶ビール350円。

石垣港離島ターミナル近くで、25年間営業を続けている人気店。店主・大濵ハツエさんが市場でセリ落とした島魚と、夫の長弘さんが漁船で穫ったマグロを刺身や天ぷらで提供する。こちらの魅力は、購入した商品を、店前に置かれたテーブルで海を見ながら味わえること。離島に渡る前後や、昼ビア気分の時にぜひ。

4.〈来夏世〉地元で評判の伝統的な八重山そばの名店。

八重山そばセット(中サイズのそばとジューシー)750円。
八重山そばセット(中サイズのそばとジューシー)750円。

店主・内原藤緒さんが、先代の味を丁寧に守り続ける人気店。豚骨ベースでカツオ節が風味よく香るほんのり甘いスープとストレートの丸麺、その上に甘辛く煮た豚肉、八重山かまぼこ、島ネギをのせたシンプルな一杯だ。ピパーツ(島こしょう)の新芽を使うジューシー(炊き込みご飯)もファンが多い。

photo:MEGUMI text:Yumiko Ikeda edit:Ai Sakamoto

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