台湾カフェ文化の今を牽引するカフェ〈The Folks〉とは?/秘密の台湾 REPORT no.29

FOOD 2023.05.20

台湾では今、コーヒー店が急増中。店内でスイーツやコーヒーを楽しめるカフェも。ここ〈The Folks〉は、そんな台湾カフェ文化の今を牽引しているお店のようです。本誌連載『秘密の台湾』よりお届け。

一日のはじまりは市場近くのコーヒーで。

道ゆく人を眺めながらコーヒーが飲めるテラス席を好んで選ぶ人が多い。そのため、テラス席のためにウェイティングする人も。
道ゆく人を眺めながらコーヒーが飲めるテラス席を好んで選ぶ人が多い。そのため、テラス席のためにウェイティングする人も。

最近、台湾の若者たちに人気なのが、コンパクトながらも落ち着いてコーヒーやスイーツが楽しめるカフェ。古い建物をリノベしたり、住宅街に突如現れるカフェなど“隠れ家”的なお店が増えている。台湾のシンボル、〈台北101〉に近い大安區にある〈The Folks〉は、その代表的存在。大通りから一本入った四維路の一角にある、わずか10席ほどの小さなカフェだ。

店内は一面ガラス張りで、テラス席との一体感もあり、とても開放的。「台湾のカフェは朝からOPENするお店はほぼないため、“朝コーヒーを飲んで一日をはじめたい”というコーヒー好きの思いを形にしました。私自身、朝に働きたいというのもあったのですが」と語るのは店主の林子淇(リンズーチー)さん。多くの有名カフェでバリスタ経験を積み、2015年に独立。〈The Folks〉はエスプレッソ系ドリンクが特に評判で、林さんがひとつひとつ丁寧に淹れるコーヒーは、多少の待ち時間も気にならないほどのおいしさ。中でも人気のカフェラテは、濃厚なエスプレッソとキメ細やかでクリーミーなミルクとのバランスが絶妙だ。

台北の新旧が交差する場所。テラス席から見える〈台北101〉と伝統市場。新旧の文化が交差する場所ならではの日常風景も楽しめる。
台北の新旧が交差する場所。テラス席から見える〈台北101〉と伝統市場。新旧の文化が交差する場所ならではの日常風景も楽しめる。

近くには伝統市場があり、朝から活気づく。買い物や散歩ついでに立ち寄る近所の人々や、おいしいコーヒーを求め1時間かけて来るカフェ好きなど客層も様々。まさに人々をコーヒーで繋ぐ場所だ。

※1元は約4.4円(2023年4月現在)、台湾の国際電話の国番号は886です。photo:Wakako Gomi text:Tomomi Murata coordination:Chen Tsui wen produce:Hanako.taiwan

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