わざわざ立ち寄りたい名スポットたち。 大阪のおしゃれスポット!レトロモダンな喫茶店&レストラン4軒
個性豊かなお店が立ち並ぶ街・大阪。今回はどこか懐かしい風情があるレトロな喫茶店&レストランをご紹介します。大阪観光のひとやすみにいかがですか?
1.時を超えて愛される、大阪・難波の老舗喫茶店〈純喫茶アメリカン〉
大阪で一番有名な喫茶店といえば、やっぱりここ〈純喫茶アメリカン〉ではないでしょうか?雑誌や本で見ていた憧れのお店、ついにやってきました。ワクワク!
吹き抜け2階建ての店内には、大きなシャンデリアや螺旋階段が。これぞ昭和レトロモダン!な建物は、大阪市主催の「生きた建築ミュージアム」に何度も選出されています。
お店の方いわく、終戦の翌年に開業したときの店名は 「アメリカン」ではなく「花月」だったそう。今は移転しましたが、最初のお店がグランド花月の前にあったことが由来だったそう。ちなみに「アメリカン」の由来は電話帳で調べたときに最初に見つかるから、だそうです。
看板メニューの「プリンファッション」は、いろんな果物が一度に楽しめるのが嬉しい。グレープフルーツ、みかん、スイカ、メロン、さくらんぼ、いちご、りんご、パイナップルと一年を通して果物のラインナップを同じにしているそう。「プリンもあんこも白玉も、お店で出すものはできる限り手作りにこだわっています」と店員さん。固めでこっくりした昔ながらのプリンが美味しかったです。
〈純喫茶 アメリカン〉
■大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-4
■06-6211-2100
■9:00〜23:00 不定休
2.大阪でベトナム気分!〈僕のバインミー〉
ベトナムのサンドウィッチ・バインミーの美味しいお店があるよ!と聞いてやってきたのは新世界。この街のシンボル通天閣がそびえる、ザ・⼤阪の下町です。
ビーツで⾊付けしたピンクのバンズの中には、ローストチキン、パクチー、ナッツなど具材がたっぷり。そして隠し味にはシャキシャキの⼤根なます。これがめちゃめちゃマッチしていて最⾼!
いただきま〜す。インテリアも素敵で、南国のカフェにいる気分。このお店の内装を⼿がけたのは、⼤阪の劇団「維新派」の美術チーム。みんなのアイディアで造っちゃったんだって。すごい!
カフェの屋根裏には⼩さなロフトも。なんだかとっても落ち着く〜。無料WiFiでネットをしたりゴロゴロしたり、おしゃべりしたり、みんな思い思いの時間を過ごしていました。徒歩2分のところには通天閣を眺めながら⼊れる銭湯「ラジウム温泉」が。〈PAX〉でもらえるチケットを持参すると、冷え冷えのラムネを1本サービスしてくれるんだって。
〈THE PAX HOSTEL/僕のバインミー〉
■⼤阪府⼤阪市浪速区恵美須東1-20-5
■8:00〜22:00 休無
■06-6537-7090
3.創業31年の本格的な英国喫茶。夜でもアフタヌーンティーが頂ける。〈西洋茶館〉
⽇本で⼀番⻑い商店街「天神橋筋商店街」を歩いていたら、あれれ? たこ焼き、お好み焼き、居酒屋に並んで、ブリティッシュな雰囲気の漂うお店を発⾒。
お店の前に置かれたショーケースを覗くと、フルーツロールケーキに、シフォンケーキに、ベリーのタルト……どれも美味しそう♪
ここは英国の⽥舎にある⼩さなティールームをモチーフにした喫茶店。平成元年に創業して今年で31 年なので、偶然にもわたしと同じ年でした。そして、紅茶やハーブティーのラインナップは30以上。ハーブティーやフルーツティーのほかに、ウバやキーマンなど⽇本ではちょっと珍しい茶葉もありました。
⼈気のメニューは、午後2時から頼める本格的なアフタヌーンティー。三段あるお⽫は、⼀番下がスコーンとジンジャーブレッド。⼆段⽬がサンドイッチで、⼀番上が⽇替わりケーキとお菓⼦のセットです。
〈西洋茶館〉
■大阪府大阪市北区天神橋4-6-14
■06-6357-9780
■10:00〜21:00 金土祝〜22:00 休無
(text:Alice Saito, photo: Haru Wagnus)
4.常に進化し続ける週1コラボ。今週のカレーとは一期一会。〈ニッポンカリー 水曜日のオルタナ。〉
Facebookコミュニティ「口癖はカレー」主宰者であり、大阪スパイスカレーのキーマン・三嶋達也さんが週に一度だけ営業。ミニマムなスパイス使いで、ダシや食材の味わいをしっかり感じさせるカレーは週替わりとの出合いも魅力。
定番のダシベースのキーマ、オルタナカリーと、アーモンドバターチキンカリーなど今週のカリーのあいがけ。うずらトッピング。
(Hanako1167号掲載/photo : Noriko Yoshimura, Kunihiro Fukumori text : Mako Yamato)
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