おうちパンの救世主…〈Picard〉と〈馬場FLAT〉
2020.06.04

第71回 花井悠希の朝パン日誌 おうちパンの救世主…〈Picard〉と〈馬場FLAT〉

緊急事態宣言が解除され少し柔和な空気が街にも漂い始めましたね。ここ2回はStay Homeの楽しみになるパンのお取り寄せを取り上げてきました。私が購入した時はまだ普通に受け付けてもらえる感じでしたが、この所、色々なお取り寄せパンを見ていると、売り切れとの戦い!というお店も多くなってきたような(気のせい?)。SNSをこまめにチェックしつつ、発売開始前からスタンバイして、時間になったと同時にオンラインショップへ。だがしかし、すでにソールドアウト…そんなことも珍しくないように感じます。美味しい幸せな気持ちを味わいたくてお取り寄せをしたいのに、気づけば、よーいどんに少し疲れている私がいました。なので、今回は比較的オンラインや店舗でもゲットしやすく、一度買っておけば安心!な冷凍庫で保存できるパンにクローズアップします。
花井 悠希
花井 悠希 / ヴァイオリニスト

「三重県出身。三重県四日市市観光大使。3歳よりヴァイオリンを始める。 2010年4月21日コロムビアよりデビュー。〈1966カルテット〉メンバー。http://columbia.jp/hanaiyuki/

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フランス発の冷凍食品専門店のパンケーキ…〈Picard(ピカール)〉

本場フランスの味が味わえると、日本上陸の際にはとても話題になったフランスの冷凍食品専門店〈Picard〉。クロワッサンが美味しいとの口コミもよく見ましたね。ですが今回ご紹介するのはこちら!

花井さん連載 71回
「パンケーキ」6枚入りです。
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冷凍したままトースターに並べて3分で出来てしまう、しっとりとしたパンケーキ。しなやかかつなめらかにとろけていく口溶けは優しく、なんだか愛おしい。フランスの方は小さな頃のパンケーキの記憶すらこんなに上品で滑らかなものなのでしょうか?私の子供の頃のパンケーキ、否、ホットケーキの記憶はもっともっさりと、ファサッとしていたよ。そう、勢いあまって口にたんまり詰め込むようなら、うぐっと反撃に合うような。ましてや冷凍のホットケーキはそういう大らかなおやつだったような。そうか、フランスの子供はこんなに繊細な口溶けのパンケーキを食べて育つのか(想像)。とはいえ最近の日本のパンケーキ進化も凄まじいものがありますよね。ぷっくり分厚く膨らんだ、柔らかくてふわふわな食べ物。ふわふわのその先、口の中でしゅわしゅわ溶けるタイプもあります。そこにあの飲み物必須だったホットケーキの面影はありませぬ。でもこちら、昨今の日本のパンケーキのそれともまた違い、素朴さも忘れていない感じが親近感大。甘さは控えめなので、アイスクリームや生クリーム、チョコレート、キャラメルソースといった甘いトッピングもどんと来いだし、甘いの苦手な方でも大丈夫。ちゃんと広く万人に好まれるテイストに仕上がっています。

花井さん連載 71回
手作りのような焼き色にムフフ。
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一箱しか買わなかった私、本当は3枚重ねしたかった。

私はバターと餡子で、日本スタイル(!?)で挑みました。バターのコク深い包容力と餡子のまったりとした甘さにも、何食わぬ顔でジョインしてくれます。主張は少なめ、でも口溶けは優しいから合わせるものを引き立てるのですね。これはいろんなアレンジで試してみたくなります。ソーセージや目玉焼きを添えてお食事スタイルにも良さそう。薄いし小さめなので2枚重ねにしてみても胃に重くなくて朝のパンケーキにはぴったりです。一箱だとあっという間になくなってしまうので二箱は常駐させておきたいところ。買い足しておかなければ!

夢の焼きたてクロワッサンを作れます!…〈馬場FLAT〉

ちょっとイレギュラーなやつ、いっちゃいます!朝パン日誌初の、手作りパンやっちゃいます!!とはいってもパン生地は一から作りません(爆)。以前ご紹介しました〈馬場FLAT〉さん(記事はこちら)が「おうちでFLAT」という企画で、冷凍でパン生地を販売していると聞きゲットしてみました。おうち時間にお子様と楽しめるようにと始められたそう。なんとこの生地を使えば、バターも牛乳も卵も用意せずパンが作れちゃうのです。神様や(つい関西弁が)。デニッシュ生地と菓子パン生地の2種類があって、私は初めてでも簡単そう(に見えた)デニッシュ生地に挑戦。お子様でも作れるようになっているはずなのに。私いい大人なのに。菓子パン生地にひるんだチキンな私です。また次回のお楽しみということで(汗)!
お店のInstagramでは発酵の仕方や皆さんの楽しみ方、前日の夜に仕込んで朝は焼くだけにする方法など細かく投稿してくださっているので、詳しくはそちらで!

花井さん連載 71回

私は発酵から焼成まで続けてやってみました。この大きさなら冷凍庫スペースの負担にもなりません。

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ちゃんと作り方も添えて下さるので安心。全部で3枚入っているので、今回は2枚解凍してみます。室温に置いて、少し柔らかくなってきた頃を狙います。冷たいままの方が生地は扱いやすいとのことで、その瞬間をお茶を飲みながら待ち構えます(優雅)。

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へいお待ち!不恰好なクロワッサンの出来上がりだよ(涙目)。三角形に切り分け、二等辺三角形に形を整えてからクルクルっと巻けば、クロワッサンが作れるのですが…。うまいこと二等辺三角形に整えられないまま巻いてしまい、あれあれ?アシンメトリーなクロワッサンが。とその前に、小麦粉を台にひくという頭がなかったので、最初っから手にくっつくアクシデントで生地がボコボコしてしまいました。慌てて小麦粉を振ります。皆さんは小麦粉準備してからトライしてくださいね、私の分まで(涙目2回目)。一つはスタンダードにそのまま、もう一つはチーズを一緒に巻いてみました。

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今度は横に三等分してスイーツデニッシュにトライ。真ん中を指で凹ませてボートを作ります。この時も指に小麦粉をつけないと、私みたいに生地が波打ってしまいますよ(涙目3回目)。デニッシュ生地は自分の体温で生地がどんどん柔らかくなるので、なるべく早めに成形するべし!

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成形したものからクッキングペーパーをひいた天板にのせていきます。焼くと生地が膨らむのを見越して、間隔は十分あけましょう。ここから発酵です。今はちょうど程よく暖かいシーズンなので発酵もスムーズらしい。上からラップをして室温に置いて60分くらいそっとしておきます。その間に私はトッピングに使う予定のカスタードクリームを作りました。牛乳を買いに行くところから始めましたが(自分でもびっくり)、ちょうど60分でお鍋一つだけ使ってカスタードクリームが簡単に出来上がりました。

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焼き始めるとそわそわ。だって、180度のオーブンでたったの13〜15分で焼きあがっちゃうのです。私は間をとって14分に設定。ちょっと洗い物をしているうちにみるみるうちに美しく膨らんでいました。そうです。見逃しました、その瞬間。皆様はぜひその膨らむ瞬間ご覧いただけたらと思います、はい。

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14分経ちました。あけてみると、いい色で焼けています!デニッシュボートの方はカスタードが重石になって綺麗な形で焼きあがりました。クロワッサンもチーズの方はいい具合にそそる感じで焼けています。あんなに何度も涙目になりましたが、焼いてみたらこんなに綺麗に仕上がるとは(右上は除く)。細かいことは気にしなくても大丈夫そうです。はぁ、リベイクではなく正真正銘の焼きたてが目の前に!

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「チーズクロワッサン」。
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ちゃんと層ができています!
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内側も合格!?

じゅわっと駆け込んでくるバターたっぷりの甘み。それがカリッと焼けたチーズとよく合います。チーズが溶けて流れ落ちはみ出たカリカリ部分は偶然の産物ですが、結果オーライでありました。巻きの甘さとか自分で作ると目立つし、あのクロワッサンの綺麗な空気の隙間がどう出来ているか気になります。作ってみると、なおさらお店の凄さを感じますね。

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「クロワッサン」。
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ちょっと潰れてしまっていますね。

次の日にはリベイクして、お世辞にも美しいとは言えないシンプルなクロワッサンの方も。内側はもっちりとバターでジューシー、外側はサックサク。見た目はあれでもお味は本格的なクロワッサン。きっともっと上手にも作れるはずだけど、お家でこんな簡単に作れるなんて。拝みたくなりました。

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「苺カスタードデニッシュ」、自分で命名出来ちゃいますね。カスタードにイチゴジャム(こちらも手作り)のせただけ。

サックサク!私は生地を切って凹ましただけで何にもしてないのに、端っこは何層にも折り重なった生地が膨らんでサックサクでご馳走です。リッチにバターのコクが届き、そこにきゅっと酸味が弾けるイチゴとまったりカスタードが見事に合います(自画自賛)。

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「ラムレーズンカスタードデニッシュ」。この子が一番美しく焼けました!
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ラムレーズンを一粒ずつ置いて、その上からカスタードクリームをかけて焼いてみました。

生地の美味しさをダイレクトに味わえるから、カスタードやトッピングのせすぎないのもいいですね。こんな事もあろうかと(?)ラムレーズンを仕込んでおいたいつかの私よ、ありがとう。大人美味しい!ガツンとラムの香りでくらっと来たとこにたしなめるカスタード、からのサックサクと盛り上げるデニッシュ生地。これお家よ?ただのレンジオーブンよ?こんな何層にもサクサクが重なったお店クオリティが作れるとは…!おそるべし、「#おうちでFLAT」。もはやなにもトッピングせず、切った生地だけ焼いて後からカスタードや生クリームつけて食べるのもきっと美味しいでしょう。でも載せすぎ禁物!サックサクの旨味をちゃんと味わわなきゃもったいない。余白がこんなにも大切だと知った31の朝(15の夜風にどうぞ)。
もっとクロワッサンを均等にサクサクさせるにはどう巻けばいいのか、カスタードをもっと卵感出すにはどうすればいいのか…とか、これは欲がどんどん出ますね。これが手作り沼ってやつか(そんな言葉あるのか?)。発酵させず、前日の夜に成形まで終わらせて冷蔵庫に入れておいて、次の日の朝から焼くのでも作れちゃうみたい。憧れの朝に焼きたてクロワッサンという優雅な朝食も、この子さえお家にスタンバイしてくれていたら叶ってしまうのです。

自粛期間はあけますが、これからも冷凍生地の販売は続けてくださるとのこと。みなさまもお家にスタンバイさせて、心を豊かにしてくれる朝パン作ってみませんか?

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