シンガポールも「Stay Home」。幸せの食時間をくれるテイクアウト&デリバリー6選
2020.04.30

第25回 連載「拝啓、〈星〉へいらっしゃいませんか?」 シンガポールも「Stay Home」。幸せの食時間をくれるテイクアウト&デリバリー6選

結婚を機にシンガポールへ移住することになった元Hanako編集者女子による、星(=シンガポール)通信。今回は、おうちごはんに彩りを添えるテイクアウト&デリバリーをご紹介。チキンライスや肉骨茶など、シンガポールの名物料理から個人推し店をセレクトしました。
T. Ayako
T. Ayako / フリーランスエディター

「シンガポール在住の元Hanako編集者。チャイナタウンのはずれにあるスパイス店〈Anthony The Spice Maker〉で、肉骨茶やフィッシュヘッドカレーの素などを爆買い。次回の日本帰国時のお土産の有力候補に。」

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おうちごはんに彩りを添える、シンガポールのテイクアウト・デリバリーをご紹介します。

新型コロナウイルスが世界中をざわつかせています。シンガポールももちろん、ウイルスと戦っています。2020年4月7日からは「サーキットブレーカー」が導入されました。ロックダウンの一歩手前というイメージで、公共交通機関は動いているし、外出が全くもって禁止というわけではないものの、不要不急の外出は不可。

たとえば医療関係者や銀行員といった生活に不可欠な業務に携わる人以外、すべてのワーカーはオフィスへの出勤を禁じられて在宅勤務に。学校や保育園は、在宅学習(ZOOMを使ったオンライン学習を導入する保育園が多数。1歳児もeラーニングしています)。食料の買い出しや飲食店でのテイクアウトはOKですが、イートインはNG。親戚宅・知人宅の訪問禁止。4月23日以降は、屋外に出る際は1人が原則となり(幼児や要介護者を除く)、たとえ知り合いにばったり遭遇しても、1メートル以上離れて会釈程度にとどめます。

違反が見つかると最低でも罰金300SGD(約2.4万円)、最悪の場合は禁固刑(私服警察官が巡回しているらしい)。つまり、買い出しや散歩以外の目的での外出や、外部の人間との接触は禁じられている状況です。ちなみに自宅から一歩でも外へ出るなら、マスク着用が必須(2歳以下、及びジョギング等激しい運動の場合の運動中のみ適用外)。マンションのゲート内であってもマスク未着用であれば警告がなされますし、「マスクをしていない人を見た」「あの人、Social Distanceを守っていません!」と市民が違反者を通報できる政府のウェブサイトまで存在します(2020年4月27日時点)。

ちょくちょくルールが改正されるので、自分も何か違反しているのではないかと思うと外出が怖くなり、ほぼ自宅篭り生活に。こうして、日々の楽しみは食となってきました。というわけで今回は、シンガポール名物料理のなかから、おうちごはんに彩りを添えるテイクアウト・デリバリーをご紹介します。

1.シンガポールの代表格・チキンライスのコスパ最強店はここ!〈Sam Leong Hainanese Chicken Rice〉

〈Sam Leong Hainanese Chicken Rice〉

シンガポールの代表格、チキンライス。観光本に必ず掲載される有名店「天天海南鶏飯」以外にも名店はたくさんあり、ローカルであれば、それぞれの個人推し店があるもの。わたしの暫定1位店は〈Sam Leong Hainanese Chicken Rice〉。ここのコストパフォーマンスの高さを超えるチキンライス屋には出会えていません。

というのも、チキンの質と店主の包丁さばきがすばらしいんです。サクラチキンという、日本式の飼育方法で育てたブランド鶏を使っていて、臭みが少なく、なめらか。ごま油の香りがふわりと鼻をくすぐり、それでいてさっぱりとしたタレが肉によく絡みます。チキンライスは骨つきで提供されることが多いのですが、ここは店主が丁寧に骨を除いてくれているので食べやすいのもうれしい。ローストとスチームと2種あり、1つ選ぶならスチームがおすすめ。ブランド鶏を使っていながら、5ドル(約400円)前後(値段はサイズによる)。食べても食べても、なかなかなくならない至福を味わいたく、わが家では1/2羽サイズ(20ドル=約1,600円)が定番です。

〈Sam Leong Hainanese Chicken Rice(サム・レオン・ハイナニーズ・チキンライス)〉
■16 Verdun Road, Singapore 207279
■アクセス:MRT・North East Line(紫)「Farrer Park」駅から徒歩約2分

2.煮込み料理の有名店はテイクアウトしてアレンジを加えてみて。〈SONG FA〉

〈SONG FA〉
〈SONG FA〉

骨つきの豚肉をスターアニスやシナモン、クローブといったスパイスとともに煮込むスープ料理、肉骨茶(バクテー)。1960年代創業の〈SONG FA〉は多数の支店を持つ、あまりにも有名な店なのですが、「やっぱりおいしいなあ」と、わたしにとっては初心に立ち返る的な存在です。

白胡椒とニンニクのきいた熱々の白濁スープをまずはひと口、続いて柔らかな骨つき肉にかぶりつく……ああ、幸せ。「あのピリ辛スープに素麺を加えてにゅうめんにするのもアリだよ」と、グルメな友人からのアドバイス。店メニューに素麺はないので、にゅうめんにできるのは、テイクアウトだからこそのお楽しみ。

〈SONG FA BAK KUT TEH(ソン・ファ・バクテー)〉
■11 New Bridge Road, Singapore 059383 ※ほか10店舗あり
■アクセス:MRT・North East Line(紫)「Clarke Quay」駅から徒歩約 1分

3.数あるホッケンミー店のなかで私的暫定1位店!〈Geylang Lorong 29 Hokkien Mee〉

〈Geylang Lorong 29 Hokkien Mee〉

ホッケンミー(福建麺)という、中国からの移民によってもたらされた麺料理があります。焼きそばの一種で、シンガポールでは黄色の玉子麺を用いるのが特徴。数あるホッケンミー店のなかで私的暫定1位店が〈Geylang Lorong 29 Hokkien Mee〉。ホッケンミーは茹でた麺にスープを吸わせながら炒めていくため、麺のでんぷん質によってとろみが出て全体にダルダルになっている店も多くあるのですが、こちらのホッケンミーは強い火力で一気に仕上げるので、食感が◎。たっぷり入ったエビとイカが旨味を引き立てます。

出来立てが最高ですが、都心からやや離れた場所にあり、近ごろはもっぱらデリバリーオーダー。注文は食べたい時間の2〜3時間前までに。

〈Geylang Lorong 29 Hokkien Mee(ゲイラン・ロロン29・ホッケンミー)〉
■396 East Coast Road, Singapore 428994
■アクセス:MRT・East West Line(緑)「Eunos」駅から徒歩約25分※タクシーが便利。市内から車で約15分

4.スパイシーな麺が食べたいなら、カトン・ラクサの名店を。〈Sungei Road Laksa〉

〈Sungei Road Laksa〉

スパイシーな麺が食べたいな、という時に頼るのが〈Sungei Road Laksa〉。ラクサとは東南アジアのスープ麺のこと。ラーメンに豚骨や味噌があるように、ラクサの中にも種類があります。シンガポールのラクサといえば、ココナッツミルクや干しエビで味つけをしたカトン・ラクサ。
カトン・ラクサの名店である〈Sungei Road Laksa〉は、炭火で加熱するという昔ながらの製法を守る数少ない店。いつ訪れても行列必至で、ファンを魅了しているのが、スープ。たっぷりと入ったザル貝の芳醇さが、食欲を刺激します。

ちなみにラクサはスプーンですくっていただくのがシンガポール流。ツルツルとした太短い麺で、ユニークな食感です。

〈Sungei Road Laksa(スンゲイ・ロード・ラクサ)〉
■27 Jalan Berseh, Jin Shui Kopitiam #01-100, Singapore 200027
■アクセス:MRT・Downtown Line(青)「Jalan Besar」駅から徒歩約5分

5.インド料理レストランといえばここ!〈BISMILLAH BIRYANI〉

〈BISMILLAH BIRYANI〉

スパイシーといえば、ビリヤニも、我が家ではテイクアウト頻度の高いメニュー。シンガポーリアンには中華系、マレー系に続きインド系も多く、必然的にインド料理レストランもあちこちにあるのですが、ビリヤニなら、個人的には〈BISMILLAH BIRYANI〉一択。

オーナーシェフのアリフ・サラフディンさんは、コンピューター会社に勤めていた元ビジネスマン。シンガポール中のビリヤニを食べ歩いた結果、「本場と作り方が違う! 理想の味を自分で提供しよう!!」と店をオープンしたのだそう。

バスマティライスや、チキン、マトンなどのお肉にはスパイスがたっぷりとまとわせてあり、とても香り高い。油の使用量がおさえられ、さっぱりしているのも特徴です。ポットラック(持ち寄り)パーティに持って行っても喜ばれます。

〈BISMILLAH BIRYANI(ビスミラー・ビリヤニ)〉
■50 Dunlop Street, Singapore 209379 ※他3店舗あり
■アクセス:MRT・North East Line(紫)またはDowntown Line「Little India」駅から徒歩約8分またはMRT・Downtown Line「Rochor」駅より徒歩約3分

6.組み合わせが最高!海南カレーライス〈Scissor-Cut Curry Rice〉

〈Scissor-Cut Curry Rice〉

海南カレーライスというジャンルがあります。海南チキンライスと同じ、海南。ですが、海南島からもたらされた料理ではなく、英国領時代にイギリス人専属シェフを務めた海南移民が生み出したオリジナル洋食なのだとか(諸説あり)。欧風カレーにグレイビーソースをかけていただくのが一般的で、マイルドな味わい。

お薦めは〈Scissor-Cut Curry Rice〉。Scissor(はさみ)で具材をちょきちょきと切ることから、この店名に。好みの具を選んで、カレールーとグレイビーソースをかけてもらいます。カリカリのポークカツレツと煮込みキャベツに目玉焼きのせの組み合わせが最高!

〈Scissor-Cut Curry Rice(シザーカット・カレーライス)〉
■229 Jalan Besar, Singapore 208905
■アクセス:MRT・North East Line(紫)「Farrer Park」駅から徒歩約5分

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