精神科医・星野概念のあまから恋わずらい No.15「おこもり」
2019.05.02

あなたはどう思う? 精神科医・星野概念のあまから恋わずらい No.15「おこもり」

Hanako本誌で連載中の精神科医・星野概念さん「あまから恋わずらい」を掲載。今回は、1172号「ひみつの鎌倉」特集よりお届けします。

編集部 / Hanako編集部

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今回のテーマは、「おこもり」と恋。

今回の第2特集は「#ポジティヴおこもり」。10連休、どう使うかはそれぞれですが、僕はおこもり支持派です。出かけるにしても映画館か寄席くらいかなぁ。

映画といえば「おこもりMOVIE」もオススメ。ただこれは、作品選びがとても大切です。一人暮らしを始めた頃、映画の知識は全然ないのに、僕は友人に映画好きを公言していました。これから先、一人の部屋でたくさん観るという不確かすぎる未来を根拠に、映画ソムリエの地位を詐欺師的に確立していたのです。でも僕が実際好んだのは、テレビの『特攻野郎Aチーム』とか『ビバリーヒルズ青春白書』。お洒落じゃないどころか、映画じゃない…。

しばらくして、僕には好きな人ができ、僕の部屋で映画を観る約束をしました。友人達は、絶好のチャンスだと応援します。だって皆にとって、僕は映画ソムリエだったから。はぁ、どうしよう…。まさか、Aチームやビバヒルを観るわけにもいきません。考えた末、少し前に物凄く流行っていた香港映画の『恋する惑星』を、「敢えてね」と言いながら選びました。でもいざ観ると、むずい…。アート映画のイケズ!お洒落な女性が踊ったり、イケメンの警官とすれ違ったり。なんだこれ?全然意味が分からにゃい。むにゃむにゃ…。結局、僕は熟睡してしまいました。起きたら彼女は当然いない。おこもりではなく、おねむりで終わった夜でした。

星野概念(ほしの・がいねん)/精神科医として総合病院に勤務。雑誌・webでの執筆業や、音楽活動も行う。いとうせいこう氏との共著『ラブという薬』が発売中。

(Hanako1172号掲載/illustration:Misaki Tanaka text:Gainen Hoshino)

編集部

みなさま、このGWはぜひHanakoを参考にポジティブおこもりを!

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