【Lesson.1】収穫最盛期のホップ畑を見学。 「クラフトビールゼミ」を結成!クラフトビールの魅力を探るべく、ホップ畑見学へ。 LEARN 2019.08.29

ハナコラボが「クラフトビールゼミ」を結成!選抜された4名のハナコラボメンバーのクラフトゼミ生が、〈スプリングバレーブルワリー〉協力の下、“教授”こと中水和弘さんが教えるビールのスペシャルワークショップ(計3回)に参加します。記念すべき初回の講義は、いきなりの課外授業!ビール造りの要であるホップについて学ぶべく、ホップ畑見学に行ってきました。

京都・与謝野で ホップ畑見学。

ビールに欠かせない「ホップ」の存在。聞いたことはあるけれど、実際はどんなもの?ハナコラボクラフトゼミ初の講義はいきなりの課外授業!ホップ畑見学に行ってきた。ゼミ生を代表して参加したのは、小谷津友里さんと川久保美月さん。収穫の始まる少し前、京都の北西部に位置する与謝野へ向かった。

ここは藤原ヒロユキさん(右:藤原ヒロユキ(ふじわら・ひろゆき)/イラストレーター、ビアジャーナリスト協会代表。著書に『知識ゼロからのビール入門』(幻冬舎刊)など。最近ではホップ栽培も開始。)のホップ畑。与謝野町で5年前からホップを栽培し、現在は外国種の「カスケード」「チヌーク」「コロンバス」に加え、日本産のホップ「IBUKI」を作付けしている。この畑からとれるホップからつくられるビールはわずか50~100klほどだそう。ホップって貴重!
ここは藤原ヒロユキさん(右:藤原ヒロユキ(ふじわら・ひろゆき)/イラストレーター、ビアジャーナリスト協会代表。著書に『知識ゼロからのビール入門』(幻冬舎刊)など。最近ではホップ栽培も開始。)のホップ畑。与謝野町で5年前からホップを栽培し、現在は外国種の「カスケード」「チヌーク」「コロンバス」に加え、日本産のホップ「IBUKI」を作付けしている。この畑からとれるホップからつくられるビールはわずか50~100klほどだそう。ホップって貴重!
6,000年以上の歴史があるビール。冷蔵技術がなかった時代の抗菌用に、薬草の一種であるホップを入れたのが始まりだそう。「IPA」はイギリスからインドへ長い航海を経て運ばれるから、特にホップを多く使っているのだ。1本のツルにできるホップは300個ほど。
6,000年以上の歴史があるビール。冷蔵技術がなかった時代の抗菌用に、薬草の一種であるホップを入れたのが始まりだそう。「IPA」はイギリスからインドへ長い航海を経て運ばれるから、特にホップを多く使っているのだ。1本のツルにできるホップは300個ほど。

「クラフトビールはまだまだ発展途上。最近やっとホップの品種が増えて、ワインのように楽しめるようになってきたんですよ」と中水教授。藤原さんの畑では4種類を栽培し、ホップの大きさの違い、香りの違いを体験できた。

ホップを割ってみると、ビール独特の香りが。苦味と香りを出すホップの成分「ルプリン」由来のものだ。摘みたてをビールに入れて“追いホップ”。普段は風味が落ちる前の数時間で加工してしまうので、醸造家でも滅多に体験できない飲み方なのだそう。
ホップを割ってみると、ビール独特の香りが。苦味と香りを出すホップの成分「ルプリン」由来のものだ。摘みたてをビールに入れて“追いホップ”。普段は風味が落ちる前の数時間で加工してしまうので、醸造家でも滅多に体験できない飲み方なのだそう。

「ホップの中からビールの匂いが!これがおいしさの秘密なんですね」と小谷津さん。

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特別に摘ませてもらったホップをビールに追加して、“ホップ増しビール”を作ることに。「このフレッシュ感!畑で飲めばなお格別です」とビール党の川久保さんもうっとり。

いつものビールにとれたてホップ増し。香りと苦味がアップした!
いつものビールにとれたてホップ増し。香りと苦味がアップした!

〈スプリングバレーブルワリー京都〉でペアリング体験。

京都店のペアリングセットでは、山椒やだしなど京都らしい食材を提案。「はじめにビールを味わい、香りの余韻でフードを食べる。その味が残っているうちに、ビールと一緒に楽しみましょう。あえて合わないものを体験するのも大事ですよ」と中水教授。
京都店のペアリングセットでは、山椒やだしなど京都らしい食材を提案。「はじめにビールを味わい、香りの余韻でフードを食べる。その味が残っているうちに、ビールと一緒に楽しみましょう。あえて合わないものを体験するのも大事ですよ」と中水教授。
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最後は〈スプリングバレーブルワリー京都〉でペアリングを試して、アイデアを膨らませていた。

〈スプリングバレーブルワリー〉
京都築約100年の町家に醸造所を併設してオープン。6種のペアリングセット2,300円(税込)のほか、与謝野ホップのビールがあることも。
■京都府京都市中京区富小路通錦小路上ル高宮町587-2
■11:00~23:00(フード22:00LO、ドリンク22:30LO)、日祝~22:00(フード21:00LO、ドリンク21:30LO)無休
■134席/禁煙

今回教えてくれたのは…

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中水和弘(なかみず・かずひろ)/〈スプリングバレーブルワリー〉のブランドアンバサダー。並々ならぬビールの知識を持ち、ハナコラボクラフトゼミで講師を務める

ハナコラボのクラフトビールゼミ。

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ハナコラボから選抜された4名のクラフトゼミ生が、“教授”こと中水和弘さんが教えるビールのスペシャルワークショップに参加。すでに顔合わせを済ませ、ビールの基礎知識を教えてもらったところ。計3回のゼミを修了したら、ゼミ生主催のハナコラボミーティングを開催予定。

■今回参加したメンバー
右:小谷津友里(こやつ・ゆり)/プロ野球球団のチアチームで活躍。現在はモデルやMCを務めている。ビール工場に遊びに行くほどのクラフトビール好き。お気に入りは黒ビール。
左:川久保美月(かわくぼ・みづき)/ハナコラボディレクター。クラフトビール好きが高じて、バーで働き始めるほど、その魅力にどハマり中。「ビールは会話の潤滑油!」

11月にクラフトゼミの発表会を開きます!

ハナコラボクラフトゼミの集大成として、ワークショップで学んだことを詰め込んだ「ハナコラボミーティングwithCraft」を開催予定。小谷津さん、川久保さんをはじめとしたゼミ生が考えたアイデアがどんなものになるのか、11月の発表まで続報をお楽しみに!

(Hanako1176号/photo:Kazuhiro Fukumori text:Kahoko Nishimura)

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