夏の夜は、望遠鏡で天体観測しよう。 新しい趣味に「天体観測」はいかが?初心者にもおすすめ天体望遠鏡&夏の星たち。 LEARN 2020.08.08

気分はそろそろアウトドア!海へ山へと駆け出したい季節がやってきました。でも正直、真正面なアウトドアライフに躊躇してしまう自分もいる。だからちょっとしたアイデアで、0マイルのおうちのなかや、1マイル圏内のご近所でも“アウトドア”を楽しむ「Hanako One-Mile Outdoor Club」を結成!今年の夏は、ロマンチックな気分に浸れる天体観測に没頭してみませんか?そこで今回は初心者におすすめの天体望遠鏡と、夏に見られる星たちをご紹介します。

季節で移ろう星の場所、天体望遠鏡で見つけて。

天体観測は一年を通して楽しめるおうちレジャー。同じ窓から見る星空も、季節によって違って見える。都心でも明るい恒星や、土星・木星などの惑星は十分楽しめるので、アップで見たい!と思ったら、この機会に天体望遠鏡をそろえてみては。

初心者はできるだけ本体が小さくて安定感があり、50〜150倍率のものを選ぶのがおすすめだ。星の動きを見守るもよし、星座にまつわる神話に思いを馳せるもよし。日没から明け方まで続く、夜空のショーを楽しもう。

ちょっといい望遠鏡で星を見る。
1.機能性抜群!簡単操作で星をキャッチ。

Vixen「天体望遠鏡 ポルタ IIA80Mf」55,000円。

自由に動かせる鏡筒、2本の微動ハンドル付きで微調整も簡単。直感的な操作で星がゆっくりと動く様子を観察できる。

■Vixen「天体望遠鏡 ポルタ IIA80Mf」55,000円。

2.初心者におすすめ!高コスパの入門機。

スコープテック「ラプトル50天体望遠鏡セット」11,000円(税・送料込)。

総重量1.5kgとコンパクトながら、三脚の安定感は抜群。初心者でも扱いやすく、値段もお手頃。

■スコープテック「ラプトル50天体望遠鏡セット」11,000円(税・送料込)。

3.アプリ操作で星を発見!手軽に始めたい人に。

Sky Watcher「AZ-GTe+MAK127」73,456円。

スマホやタブレットの専用アプリで星の名前を入力すると、本機が動いて星を見つけてくれる便利な自動導入経緯台。

■Sky Watcher「AZ-GTe+MAK127」73,456円。

夜空を見上げて見てみよう!夏の夜空に輝く星たち。
1.今年ならではの「惑星」にも注目!

惑星

さまざまな惑星が地球に近づく今年は観測の当たり年。望遠鏡を使えば南東の空に木星と土星、明け方には火星が明るく見える。月との共演も楽しめるかも。

2. 7月7日以外も見えます、「天の川」。

天の川

七夕伝説で知られる織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)の間に、川のように流れる無数の星々。郊外など空が暗い場所なら、暗い星・小さな星もよく見える。

3.星が描くトライアングル「夏の大三角」。

夏の大三角

ベガ、アルタイル、デネブの3つの一等星を結んでできる大きな三角形。夏の星座の目印として知られ、8月から9月にかけての午後8時頃に頭の真上に位置する。

Astronomy Leader…成澤広幸(なりさわ・ひろゆき)

成澤広幸さん

星空写真家、映像作家。全国で星空撮影セミナーを開催するほか、YouTubeで天文情報などを公開中。著書に『成澤広幸の星空撮影塾』(双葉社)など。

(Hanako1187号掲載/illustration:WALNUT text:Naomi Haga edit:Hanako Kajiyama, Dai Watarai)

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