7・8月『夏のスイーツ&グルメ特集』 TBS上村彩子アナが巡る、食べて旅気分!夏に食べたいベトナムグルメ3選 FOOD 2021.07.07

こんにちは、TBSアナウンサーの上村彩子です。旅行が趣味の私。スポーツ中継の海外出張も入れると、今まで38か国を訪れました。コロナ禍で移動が憚られる今、パスポートと身一つで海外に行けていたころが懐かしいです……。今回は私が訪れた国の中でもご飯が特に美味しかったベトナムの旅を回顧しつつ、東京で食べられる本格ベトナムグルメをリポート。バインミー、チェー、ブンリェウなど、食べて旅をした気分になってください!

ボリューミーな肉料理も、野菜たっぷりのサラダもサンド!〈EBISU BAHN MI BAKERY〉

豚肉レモングラス焼きバインミー680円。
豚肉レモングラス焼きバインミー680円。

まずご紹介するのは、「バインミー」。切り込みを入れたフランスパンにバターやマヨネーズを塗ってから、野菜、キュウリや大根とニンジンのなます、ハーブ類、肉を挟み、ニョクマムをかけたものです。お肉はレバーパテが代表的ですが、夏のおススメはスタミナ系メニュー。恵比寿駅前にある〈EBISU BAHN MI BAKERY〉には『豚肉レモングラス焼きバインミー』がありました。厚切りの豚カルビでボリュームがありますが、なますの甘酸っぱさと相まってペロッと食べられます。

揚げ豆腐と季節野菜のバインミー680円。
揚げ豆腐と季節野菜のバインミー680円。

現地ベトナムでは屋台は朝から営業していて、朝食としてその場で食べる人もいれば、テイクアウトする人も。紙に包んでもらえるので、私は移動の時の軽食として重宝しました。屋台によってチーズや目玉焼きをいれるところもあり、具材の味付けやハーブの量も違うので、食べ比べるのもおすすめです。今回こちらのお店では、揚げ豆腐を挟んだものもいただきました。豆腐は揚げた後にタレでナスやトマトと炒めるひと手間を加えているので、他の具材と調和し、味も染み込んでいます。自家製のマヨネーズ、バルサミコも入っていて、少し洋風な味付けです。

DSC_2919

実はここのお店の目と鼻の先には製パン所があり、全国20か所に卸すほど美味しさは折り紙付き。ベトナムで住み込みで働いて得た技術を持ち帰り、70歳の職人さんが「風味」と「サクみ」を求めさらにブラッシュアップを重ねています。たくさん具材が入っていて味もしっかりついているのに、それでも食べる瞬間に、すうっとパンの甘い香りがするのは、ここのバインミーならでは。

DSC_3079

お店は恵比寿駅すぐ近く、〈えびすストア〉の一角。アジアの市場の雰囲気漂う店先にはベンチも置いてあり、現地さながらその場で食べることもできますよ!

DSC_2900

〈EBISU BAHN MI BAKERY〉
■東京都渋谷区恵比寿1-8-14 えびすストア内
■03-6319-5390
■11:00~20:00
■無休

ひんやり&さっぱり!魅惑のスイーツ・チェー。〈Chè 333〉

ジャスミン・チェー700円。
ジャスミン・チェー700円。

ベトナムは1週間バックパッカーで巡りました。一人旅のいいところは好きなタイミングで好きなものが好きなだけ食べられること! 「チェー」は現地についてから初めて知ったのですが、美味しすぎて毎日2個食べていました(笑)。チェーとは、ベトナム版のぜんざい。甘く煮た豆類や芋類、寒天、果物など複数の具材を合わせて食べる定番スイーツです。氷も入っているので、本格的に蒸し暑くなる今にぴったりです!

現地では屋台に材料が入ったボウルが並んでいて、自分で入れる中身を選ぶスタイルを多く見かけましたが、学芸大学〈Chè 333〉ではお店がおすすめの具材を組み合わせてくれています。ジャスミン・チェーは、ジャスミンティーシロップの爽やかさと小豆餡のやわらかい甘さの組み合わせを提案。白キクラゲの食感も楽しく、さっぱり食べられるチェーでした。

DSC_2895

現在日本で唯一のチェー専門店の〈Chè333〉は、モダンなベトナムやタイ北部などのアイテムを扱うセレクトショップに併設され、とても洗練された雰囲気。ベトナムで買い付けてきたグッズや民芸品だけでなくオリジナルのグッズも制作し、ベトナムカルチャーの「衣食住」すべてを発信するスポットです。

ココナッツミルク・チェー700円。
ココナッツミルク・チェー700円。

こちらは、カラフルで可愛いココナッツミルク・チェー。チェーは、こんなふうにクラッシュアイスも崩し、下からしっかりと混ぜて食べるのがポイントです。たっぷり入った甘いココナッツミルクに、白タピオカ、緑豆餡、パンダンリーフゼリー、サラシロップゼリー、リュウガン、バナナ、ピーナッツ、私の大好きな具材がたくさん入っています。プルプル、ザクザク、ほくほく、具材の組み合わせによって一口一口色んな食感があるので、最後まで飽きずに食べられます。

パッション・ジャスミン・ゼリーソーダ550円、パッションフルーツトッピングは+100円。
パッション・ジャスミン・ゼリーソーダ550円、パッションフルーツトッピングは+100円。

パッション・ジャスミン・ゼリーソーダに、夏限定で鹿児島産の生のパッションフルーツを乗せたドリンクも素敵。レモン風味のオーギョーチゼリーが入っています。

DSC_2864

お店の最新情報はインスタグラム(@che_333)でチェック。

〈Chè 333〉
■東京都目黒区鷹番3-18-3
■03-6412-8866
■11:00〜19:00(18:30LO)
■水休

トマトと海鮮の旨味がたっぷりな麺、ブンリェウ。〈PHUONG NAM〉

DSC_3174

ベトナムの麺といえば、あっさりしたスープに鶏肉や牛肉を乗せたものをイメージされる方が多いと思いますが、魚介とトマト味の「ブンリェウ」もあるのはご存じですか?夏バテの疲労回復効果や、日焼け後の肌をケアする効果が期待されるトマトを使った汁麺が、六本木〈PHUONG NAM〉でもこの夏から食べられるようになりました。

DSC_3240_2

ビーフンとフォー、2つの麺から選べるこちらのブンリェウは、カニみそが中に入ったカニ入り肉団子、揚げ豆腐、ハーブ類がたっぷり乗っています。細かく刻まれた大葉の濃い緑と、トマトの赤いスープのコントラストが見た目も美しく夏らしい一品。エビ味噌を溶いた魚介のスープに、カニ肉団子の旨味も染み出していて、あっさりなトマトスープの中にも味に奥行きがあります。

南部田舎お好み焼き1680円。
南部田舎お好み焼き1680円。

ベトナム版お好み焼きのバインセオもおすすめです。ビブグルマンを2015、16年に受賞したお店から独立したシェフ、グエン・ヤンさんの故郷・ベトナム南部のバインセオは、大きくてパリパリなのが特徴。私が旅行中食べたのはベトナム中部のバインセオで、もっとオムレツのように分厚く半分くらいの大きさだったので、このお店のバインセオを食べたときはその違いに驚きました!パリパリになるよう、ターメリックが入ったバインセオ用の粉をこの店独自で配合するこだわりの一品です。

DSC_3328

もやし、マイタケ、ネギ、玉ねぎ、ナス、エビ、チキンのモモ肉が入ったこちらのバインセオ。サニーレタスに好きな具材とパリパリの生地を包んで、甘い自家製の汁につけていただきます。お好みで、ボウルの中のハーブやベトナムバジル、パクチーを乗せてくださいね。

DSC_3420

今回は旅気分が少しでもアップするよう、ファッションもそれぞれのお店に合うよう考えてみました。野菜が多くヘルシーなベトナム料理、ぜひ今後の食事や旅の参考になると嬉しいです!

〈PHUONG NAM〉
■東京都港区六本木4-5-7 スタジオD 1A
■03-6432-9496
■11:00~15:00、17:00~23:00
■無休
■50席

photo:Miyu Yasuda edit:Kahoko Nishimura

『夏のスイーツ&グルメ』特集記事一覧は画像をクリック!

Videos

Pick Up