本読みのプロが選んだ! グルメな女子におすすめしたい!食・料理が主役の気になる小説・漫画3選

LEARN 2018.10.20

グルメなHanako女子が手に取りたい本とは?心温まる短編小説から推理漫画まで、瀧井朝世さん、トミヤマユキコさんをナビゲーターにお迎えしてお届け!

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1.古内一絵『マカン・マランー二十三時の夜食カフェ』

代理店勤務のOL、中学校の先生と生徒、激務に疲れた若手ライター。店を訪れる人たちの心をほどくお手製料理の数々。読んでいるこちらにまでまっすぐ届いて、ほっこりにっこり。(中央公論新社/1,500円)

店主であるドラァグクイーンのシャールが提供する料理の数々は、どれもヘルシーでおいしそうで、真似したくなる。手料理を食べて客たちが元気になるという展開は予想できるけれど、どんな人がどんな悩みを抱え、どんな料理を食べてどんな心持ちに至るか、そのドラマ自体がどれも滋味豊か。続篇『女王さまの夜食カフェ─マカン・マランふたたび』もオススメです。

2.オカヤイヅミ『続・すきまめし』

仕事、お掃除、来客etc.。日常のすきまで作るお家ご飯の記憶とレシピ。怪談の後の炒飯も、二日酔いの日の生姜粥も、パパッと作ってちゃんとおいしい。今すぐ真似したくなります。(マッグガーデン/848円)

家で仕事をしている時間のちょっとした合間、つまり《すきま》で作って食べるひとりご飯の様子を綴るコミック。すぐにできる時短メニューだけでなく、ひと手間かかるものもあるが、いずれも生活している中で、身近な食材で無理なく作れるメニューばかりなのがうれしい。飾り気のない日々の描写も盛り込まれ、友達の食生活を眺めているような親近感がわいてくる。

3.東村アキコ『美食探偵 明智五郎』

美食家の私立探偵とお弁当屋さんが手を組んで殺人事件に立ち向かう。でも事件の陰にはいつも一人の美女の存在が!?コミカルでテンポよくおいしそうでちょっぴり怖いグルメ漫画。(集英社/既刊2巻 各419円)

おいしいものなら何でもござれ!の美食探偵・明智と、殺人事件を次々と起こす謎の美女・マリアの駆け引きには、いつだって読者の食欲をそそるメニューが登場します(まあ、毒が盛られていたりするんですけどね)。そして、明智が助手扱いする小林苺は、ワゴンカーのお弁当屋さんなのですが、彼女の作るちくわの磯辺揚げが本当においしそうで……いつか食べてみたい!

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瀧井朝世(たきい・あさよ)/ライター。TBS系『王様のブランチ』本コーナーのブレーンを務める。WEB本の雑誌「作家の読書道」など連載のほか、作家インタビューや書評の寄稿も多い。

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トミヤマユキコ(とみやま・ゆきこ)/ライター、研究者。少女漫画、文芸、サブカルにまつわる執筆や連載を抱える。著書に『パンケーキ・ノート─ おいしいパンケーキ案内100』がある。

(Hanako1127号掲載/text:Hikari Torisawa)

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