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ツレヅレハナコの電車メシ_File11 昼酒大衆酒場、ソーセージ、絶品カレー。所沢の気になる店を一気にハシゴ旅! Learn 2018.07.11

ぽっかり予定が空いた1日。どこか知らないところへ行ってみませんか?電車で行けて、日帰りできて、もちろんおいしいものがあるところ。そんな気楽な旅が大好きな食いしん坊・ツレヅレハナコが、お腹いっぱいになる楽しい1日電車旅をご案内します!第11回はおいしいものだらけの街・所沢へ!

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昼酒が好きだ。しかも、「カフェでビールを飲む」とか「ランチついでにワインを一杯」とかではなく、がっつり酒場で飲むのがベスト。だから私の頭の中には、いつも「昼から夜まで通し営業をしている大衆酒場リスト」がある。

そんな話をするたび、「それなら所沢に行くといいよ。地下にある大箱居酒屋で、昼からみんな飲んでるから」とすすめられる酒場があった。所沢かぁ…そういえば、ほかにもソーセージ屋さんとかカレー屋さんとか、行きたかったお店がチラホラとあるエリアだわ。よーし、ジャンルは異なれど、気になっていた店に片っ端から行ってみるかー!

池袋駅から特急ちちぶに乗ると21分ほどで到着!
池袋駅から特急ちちぶに乗ると21分ほどで到着!
「プロぺ」とは「躍進」とかの意味らしい。
「プロぺ」とは「躍進」とかの意味らしい。

所沢駅西口ロータリーからすぐの「プロぺ商店街」を入り、5分ほど歩くと目的の酒場を発見。ここが、長年あこがれていた「百味」!

この堂々とした日替わりメニューたまらん。
この堂々とした日替わりメニューたまらん。

地下への階段を降りると、予想以上に大箱。そして、平日の真っ昼間なのにお客さんがたくさんいらっしゃいます。みんな楽しそうに飲んでるな~。よーし、私も呑むぜ!

所沢の紳士淑女が集っております!
所沢の紳士淑女が集っております!

カウンターに陣取り、ハイボールから。昼も夜も変わらない飲み物メニューってのが素敵……まさに近所にあったらヤバイ店。

炭火で焼いてから七味をたっぷりと!
炭火で焼いてから七味をたっぷりと!

ゲソの七味焼きや軟骨のから揚げなどをつまみつつ、ぼんやり店内の様子を眺める楽しさ。普通に定食を食べる人、ひとりシブくお銚子を傾ける人、ジョッキを持ちながらワイワイおしゃべりする奥さま同士……。大箱のよさって、こういうところにあるよなー。

この自信あふれる手書き筆文字!
この自信あふれる手書き筆文字!

なんと創業50年の老舗なんですねー。地元密着感しかない!20年くらい通っている常連さんがごろごろいそう。

これ一皿でチビチビずーっと飲める…。
これ一皿でチビチビずーっと飲める…。

鶏の出汁を吸った新じゃが煮をつまみつつ、ウーロンハイを飲んでみたり。昼間の酒は酔いが回るのが早いけど、なんともくらくら気持ちがいい。

こっちの肝醤油だけでも延々と飲……(以下略)。
こっちの肝醤油だけでも延々と飲……(以下略)。

「カワハギがさばけましたよー」と店のお姉さんに声をかけられたので、迷わず頼む。もちろん熱燗もお願いします!築地で仕入れるというピカピカのカワハギには、濃厚な肝がたっぷり溶かされた肝醤油がつくのですよ。きゃー、最高!

見よ!この漫画みたいなおにぎり!
見よ!この漫画みたいなおにぎり!

まぐろや沢庵などが巻かれた中太巻きも気になるけど、ひとりなのでおにぎりでシメ!手作り感満載の、あったかい大きなおにぎり。しみるわ……。

一人酒なら断然カウンターがいいよねえ。
一人酒なら断然カウンターがいいよねえ。

気づけば3時間近く、ひとりでぼんやり飲んでいたような。まさかの年中無休(!)なので、週末の昼間に来るのもオススメです。もちろん、ひとりではなくみんなでワイワイ来ても楽しい!

ちょっと足を伸ばして西所沢のドイツへ!

電車に乗って、お隣の「西所沢駅」へ。ここには、ずっと来てみたかったソーセージ屋さんがあるのです。駅からは少し離れているので、タクシーに乗るもよし、私のようにほろ酔いなら、ぶらぶら散歩がてら歩くのもよし。

右の立体ソーセージ看板がかわゆすぎる!
右の立体ソーセージ看板がかわゆすぎる!

こちらが、目的のデリカデッセン「ゼーホフ工房」!本場ドイツで修業して国際的な賞も数多く受賞しているという、松澤さん親子が作るハムやソーセージが絶品……。私は以前、ホムパのお土産にソーセージをいただいたことがあり、それ以来「お店にも行ってみたいなあ(でも所沢かー!)」と思っていたのです。うれしいな。

見渡す限りハム、ソーセージ、ドイツ惣菜!
見渡す限りハム、ソーセージ、ドイツ惣菜!

ズラリと並ぶシャルキュトリー!めっちゃ明るいお母さんが接客を担当しており、いろいろとオススメしてくれます。ご主人と息子さんが作った自慢のハムやソーセージを売るのって、楽しいだろうなあ。

ケーシングのイラストもかわいいなあ。
ケーシングのイラストもかわいいなあ。

量り売りもあれば、いくつか違う種類のハムを組み合わせたバラエティパックなどもあり。「週替わりで、骨付きハムなどスペシャル商品も出しているんですよ」だそうで、近くの方がうらやましい~。

生ビールはもちろんドイツ瓶ビールも豊富!
生ビールはもちろんドイツ瓶ビールも豊富!

ちなみに2階は、ドイツ料理のレストランになっております。ドイツの生ビールも潤沢!個室もあるそうで、「遠慮なくお子さん連れでもワイワイ来てほしいわねえ」とお母さん。

ゆっくり温めて皮をはじけさせないのがコツ。
ゆっくり温めて皮をはじけさせないのがコツ。

お土産に買って帰り、自宅で白い極太ソーセージ「ヴァイスブルスト」などを堪能。ゆっくり湯煎していただけば、ふわふわの質感がたまらない!

電車メシには運も肝心。強風に負けた串焼き団子と粘り勝ちの超オリジナルカレー。

駅前に戻り、お目当ての和菓子店「鈴木屋」さんへ。一見すると普通の和菓子店なのですが、店頭にある焼き台がポイント!ここで串団子を焼いてくれるらしいのです。

お目当ては店頭にあり!
お目当ては店頭にあり!

実は私、甘いものをさほど食べないのに、しょうゆあんの団子は好物なんですよ……。見て、この香ばしく焼かれるの待ちの美しい白い団子たち。

今か今かと焼かれるのを待つ団子たち。
今か今かと焼かれるのを待つ団子たち。

んが!お店のおかみさんが「今日は風が強いから焼けないわね~」。って、ええっ!ここまで来たのに食べられないなんて…。「火が危ないのよ」だそうで、本当に焼けないらしい。風次第の串団子……。残念すぎだけど、ちょっと面白いからいいか。また来ます!

ここから徒歩で行ける場所にあるのが、以前からものすごく気になっていたカレー店「negombo33」。カレー好きの友人たちが「この店のためだけに西所沢へ行く価値がある」「何風でもない超オリジナルの味がする」と大絶賛。この所沢来訪チャンス、乗るしかない!

ガムテープの「カレー」看板とスパイスの香りが目印。
ガムテープの「カレー」看板とスパイスの香りが目印。

んが、18時の開店とともに行ってみると、なんだか営業していないような…?なんと、あまりの人気にランチタイムだけの営業となったそうなのです。ガーン……私のツメの甘さたるや。でも!団子はあきらめたけど、こっちはあきらめきれない!!涙

そんなわけで、隣にあるコーヒー屋さんで豆の選別をしていた店主氏(カレー店とコーヒー店は姉妹店)にお声をかけ、「持ち帰りもありませんか!」と聞いてみた。ホント、営業時間外にすいません。すると、なんと「少しならあるかも」とご用意いただきましたー!やさしい……。

ピンクペッパーが見た目だけでなく味と食感のすばらしきアクセントに。
ピンクペッパーが見た目だけでなく味と食感のすばらしきアクセントに。

自宅に帰って包みを開けてみると、看板商品の「ラムキーマカレー」と「レバーカレー」が入っておりました。合い掛けにできるのうれしいわあ。そして、一口食べた瞬間に、皆が絶賛していた理由がわかる……なんじゃこりゃー!粗びきのラムを使ったラムキーマも、くさみが全然ないレバーカレーも、めちゃめちゃおいしい。スパイスの使い方も縦横無尽感がハンパなくて、スプーンがどんどん進む……。確かにこれは、ここへ行かなくては食べられない味だわ(と思ったら、なんとエスビー食品からレトルトカレーが出ているそうです!笑)。今度はお店で食べてみたいなあ。そう思いつつ、所沢へ再訪する日を心待ちにするのでした。

今回訪れたスポット

〈百味 プロペ店〉
■埼玉県所沢市日吉町4-3
■04-2921-0100
■11:00〜22:30、無休

〈ゼーホフ工房〉
■埼玉県所沢市けやき台1丁目8−5
■ゼーホフ工房 :04-2921-5511
2Fレストラン:04-2902-6308
■ゼーホフ工房 :10:00~20:00、水休
2Fレストラン:11:30~15:00 (ラストオーダー 14:00) 17:30~22:00 (ラストオーダー 21:00)
■水・第2火休

〈菓匠 鈴木屋〉
■埼玉県所沢市西所沢1丁目15-5
■04-2922-4727
■10:00〜19:00、不定休

〈negombo33〉
■埼玉県所沢市星の宮1丁目9−1
■04-2928-8623
■11:30〜15:00LO
■月日休

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ツレヅレハナコの電車メシ

☆前回「全国消費量第2位の実力!ポストうどん県・埼玉で変わりうどんハシゴ」編はコチラ

※今回紹介した内容は取材時のもので現在は異なる場合があります。

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