毎日服を選ぶように、眉メイクにも選択肢を。 FIND YOUR SELF 私を育む美容 Theme#3 LEARN 2022.07.26

ヘア&メイクアップアーティストの草場妙子による「FIND YOUR SELF 私を育む美容」。それは画一的な美しさにとらわれず、ほかの誰でもない自分の心を豊かにするための美容。何が自分をよろこばせるか。考え、見極めることは人生をきっと豊かにする。この連載ではそんな想いを届けたいと思っています。

メイクで顔の印象を変えたいとき、「眉毛」を変えることは、とても効果的です。なぜならほんの少し変えるだけで変化を感じやすいポイントだからです。

私が眉メイクをする際に意識しているのは「毛感」。眉毛を一つのかたまりとして見るのではなく、1本1本の毛を意識すると、可愛らしさがありながら凛々しさも演出できます。近年のアイブロウメイクでは眉マスカラが一般的にも浸透し、お使いの方も多いと思いますが、今回はそのほかのアイテムで毛感を引き立たせるものを紹介します。  

左・インディケイト アイブロウパウダー 07 3,850円(セルヴォーク 03-3261-2892)、右・フレーミング アイブロウ リキッド ペン 04 3,300円(スック 0120-988-761)
左・インディケイト アイブロウパウダー 07 3,850円(セルヴォーク 03-3261-2892)、右・フレーミング アイブロウ リキッド ペン 04 3,300円(スック 0120-988-761)

1. アイブロウパウダーを眉になじませ色を整える。

まずは〈セルヴォーク〉のアイブロウパウダー(写真・左※真ん中のピンクを使用)。意外な色だと思われるかもしれませんが、ピンクのニュアンスを足すと眉が肌色となじみ、黒髪でも明るい髪でも合うんです。そしてこのピンクと眉毛の色の差異が、毛と毛の隙間を埋めることなく、逆に自毛の存在感を際立たせ、毛感をそこないません。パウダーは、柄が長いブラシで取り、手の甲でなじませてから、眉毛に含ませる感覚でなじませます。ブラシを地肌にしっかりと当てて、こすりつけるようにするとよりなじみやすくなります。  

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2. 眉頭にリキッドペンで1本1本眉毛を描き足す。

色味を整えたら、次は最も毛感を感じられる部位である眉頭を描き足します。使うのは〈スック〉のリキッドペン。適度にコシがあり、ペン先が細いので描きやすく、色味が日本人の眉毛の色に近いグレーなので、ナチュラルな仕上がりに。ペンを肌に垂直に当て、毛の向きにならい、下から上へ細くランダムに描き足していきます。このとき、1本1本の間隔をあけることで自毛のような立ち上がりが生まれ、ぐんと際立ちます。

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3. 完成。仕上げに眉マスカラで毛流れを整えても○。

最後に手持ちの眉マスカラで毛流れを整えると、眉毛に艶が出て、抜け感が演出できます。
 
ある日は眉毛の色を、ある日は立ち上がりの強さを変えてみる。
こんなふうにいくつかの選択肢を持つと、毎日のメイクがより楽しくなります。新たなメイクに挑戦して、ご自身の変化を楽しんでください。

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ブラウス9,790円、デニム15,180円、ネックレス5,280円(全てシールームリン 03-6804-6844)、その他私物photo : Eri Kawamura hair & make : Taeko Kusaba model : Mito Yokota (Tokyo Light)

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