【番外編】沖縄バーホッピング3選

BARをもっと、カジュアルに。 【番外編】沖縄バーホッピング3選〜児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」〜 Learn 2022.07.11

お酒業界での広報歴12年!児島麻理子が、実力派のバーテンダーをご紹介します。第46回目は番外編の第3弾!旅先でのバーの楽しみをお届けします。今回は、いまバー業界で注目のエリアとなっている沖縄!東京の人気店舗の進出や、泡盛メーカーのラムやジンのプロデュースなど、お酒のトピックが脚光を浴びています。海やホテルステイだけではもったいない、沖縄のバーホッピングを紹介します。

1軒目は…〈El Lequio(エルレキオ)〉

【番外編】沖縄バーホッピング3選

バーテンダー・杉浦 聡さん
■バーテンダー歴:13年
■生年月日:1989年6月30日
■星座:蟹座
■血液型:B型
■趣味:アニメ、映画鑑賞。おすすめのアニメは『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』と『BLACK LAGOON(ブラック・ラグーン)』。
■個人的おすすめ店:那覇の沖縄そば〈すぅ〜ぎぃ〜じぃ〉。麺は3日以上寝かせた熟成麺にわさびを合わせて。店員さんを呼ぶときに、お客さんが三味線を鳴らすのも面白いんです。あとはステーキの〈ジャッキー ステーキハウス〉。昔のアメリカにタイムスリップした気分になります。

大航海時代に到来したスペイン人とポルトガル人が“レキオ”と呼んでいた琉球王国。その名を冠したバー〈エルレキオ〉を今年オープンしたのが、世界のバーランキングで常に上位にあがる〈SG Group〉です。テーマは沖縄と南米の繋がり。33年続いた老舗バーボンバーを引き継いで、ラテンと沖縄らしさを感じる空間にリニューアルしました。沖縄のミックスカルチャーを感じる唯一無二の空間から、バーホッピングをスタート!

【番外編】沖縄バーホッピング3選

Q.どんなカクテルがありますか?

杉浦さん「メニューブックには、ラテン生まれのお酒に沖縄素材を足してアレンジした『Nikkei Latino(日系ラティーノ)』や、沖縄の歴史や素材、地元企業からインスパイアされて作った『Ryukyu-Inspired(琉球インスパイヤード)』のページがあります。『首里とペリー』は琉球時代に沖縄に訪れたペリーと王朝とのストーリーから生まれたカクテルです。また、僕の好きなお店で那覇にピザの『バカール』がありますが、カクテルに『これは、バカールのマルゲリータですか?いいえ、これはバカルディのマルガリータです』という名前のピザの要素を再構築したものもあるんですよ。地元で愛されているお店をメニューで紹介することで、地元の人も楽しんでもらったり、また観光で来た人がお店を知るきっかけにもなったらと思っています。沖縄方言を使った『ヤッケー ヒージャー パワー』というカクテルもあって、これは沖縄の人に必ずウケるのですが、理由は沖縄で聞いてみてください」。

Q.沖縄でバーテンダーをするおもしろさはなんですか?

杉浦さん「沖縄は生産者さんと距離が近いです。泡盛の蒸溜所も街中にあるようなところもあって、いろんなことがすぐに進めやすい。お店を一緒に盛り上げているイメージがあるんですよね。あと、道端にもフーチバーとか月桃など使えるものがたくさんありますよ。先日は林を探索していてカラキという沖縄シナモンを見つけました。こういう素材は意外と沖縄でも知られていなかったりするのですが、沖縄はいい素材に溢れています。こうしたものを使うと勝手にオリジナリティがでてくるんですよね」。

Q.これからの目標を教えてください。

杉浦さん「これまで東京、上海とバーテンダーを経験してきました。アメリカにいたこともあり、他の国の文化や言葉を覚えるのも好きなので、いろんな土地を経験したいと思っています。沖縄も独特の文化があるので面白いですね。ぜひこのバーを目指して、国内外から沖縄に来てもらえるようにしたいなと思っています。世界のバーランキングである『Best Bar 50』では、リゾート地で入っているところは実はないんです。沖縄をランクインさせて、バー業界に影響が与えられたらいいなと思っています」。

次は、沖縄のバーシーンを引っ張ってきた評判のミクソロジーバーへ。

沖縄の「タイムレス チョコレート」とコラボした「時代を超越したモヒート」1,500円。下にひかれたのはカカオの木の葉。
沖縄の「タイムレス チョコレート」とコラボした「時代を超越したモヒート」1,500円。下にひかれたのはカカオの木の葉。
所々に沖縄らしいモチーフも。個室に置かれたのは店舗オリジナルで作成したシーサー。
所々に沖縄らしいモチーフも。個室に置かれたのは店舗オリジナルで作成したシーサー。
沖縄のパナマハットブランド「ファットハッター」はスタッフのユニフォーム。店舗で販売もされている。
沖縄のパナマハットブランド「ファットハッター」はスタッフのユニフォーム。店舗で販売もされている。

杉浦さんのいるバーはここ

【番外編】沖縄バーホッピング3選

50mの長いカウンターは沖縄でも随一。バックバーにはステンドグラスで彩られ、ラテンらしい明るい雰囲気を作り出している。ラウンジスペースの個室には、併設された小さなバースペースもあり、以前あったバーから引き継いだヴィンテージのバーボンが並ぶ。気軽に立ち寄れるスタンディングスペースも。

■沖縄県那覇市安里1-3-3 安里家ビル 1F
■098-975-9674
■19:00〜翌2:00
■月休

Videos

Pick Up

記事4_top_1Peachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅④ | カヌーで巡るマングローブ原生林、海が青すぎる展望台…世界自然遺産を体感!絶滅危惧種を含むユニークな動植物が数多く生息する鹿児島県の奄美大島。奄美群島のひとつである徳之島、沖縄島北部、西表島とともに2021年に世界自然遺産に登録され、海外からも熱い視線が集まっています。 サンゴを育む奄美ブルーの海と白砂がまぶしいビーチ、アマミノクロウサギをはじめとする天然記念物も暮らす亜熱帯の森やマングローブの原生林。地球の宝ともいえる、奄美ならではの美しい自然を味わってみませんか? 奄美大島は「アクセスが良くない」というイメージもありますが、LCCのPeachが運航する直行便なら、成田空港から約3時間、関西空港から約2時間。そして時期によっては片道4,990円からとリーズナブル! “遠い楽園”が身近になるPeachの直行便で奄美大島2泊3日の旅に出たのは、ハナコラボパートナーである藤井茉莉花さん。今回は美しい海岸と展望台、マングローブの森でのカヌーツアーを体験した絶景&アクティビティ編をお届けします。 ※奄美群島のアクティビティの情報は、「あまみシマ博覧会」のサイトでも探せます。 https://www.amami-shimahaku.com/ 公式サイトはこちらTravel 2023.03.22 PR
お散歩がてら“おいしい”を満喫!東京・町田のレトロなグルメスポット5選お散歩がてら“おいしい”を満喫!東京・町田のレトロなグルメスポット5選いま最も注目を集めるスポット・町田。活気あふれる商店街を始め、地元の人に愛される洋食店、100年以上続く名店など、気になるお店が盛りだくさんなんです。そこで、今回は“レトロ”をキーワードに、いま行くべきグルメスポットを厳選。次の休日、きっと町田に行きたくなる!(PR/町田市)Food 2023.03.22 PR
SPpeachPeachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅。2021年に世界自然遺産に登録された鹿児島県の奄美大島。一年を通して比較的温暖で豊かな森も美しい海も楽しめ、旅先に選ぶ人が増えています。 簡単におさらいしておくと、奄美大島は鹿児島本土と沖縄の間の洋上に浮かぶ離島。加計呂麻島や徳之島、沖永良部島など周辺の島々を合わせて奄美群島と呼び、フェリーや飛行機を使って群島ホッピングも可能です。 そんな奄美大島、いざ行くとなると「アクセスが良くなさそう」「航空券も高くなるのでは」と心配の声が聞こえてきますが…。大丈夫です! 日本のLCCを代表するPeachなら、奄美への直行便があるのです。成田空港から約3時間、関西空港から約2時間、そして(時期にもよりますが)片道4990円からとリーズナブル。これは、躊躇していたら損!Travel 2023.02.28 PR
記事2_top_1Peachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅② | とれたての海鮮丼から、島唄居酒屋で歌って踊って!?2021年に世界自然遺産に登録された鹿児島県の奄美大島。一年を通して比較的温暖で、豊かな森も美しい海も楽しめ、「沖縄より混雑していない」ことでも注目されて、旅先に選ぶ人が増えています。 簡単におさらいしておくと、奄美大島は鹿児島本土と沖縄の間の洋上に浮かぶ離島。加計呂麻島や徳之島、沖永良部島など周辺の島々を合わせて奄美群島と呼び、フェリーや飛行機を使って群島ホッピングも可能です。 そんな奄美大島、いざ行くとなると「アクセスが良くなさそう」「航空券も高いのでは」と心配の声が聞こえてきますが…。大丈夫です!日本のLCCを代表するPeachなら奄美への直行便があるのです。成田空港から約3時間、関西空港から約2時間、そして(時期にもよりますが)片道4,990円からとリーズナブル。これは、躊躇していたら損! そこで、ハナコラボ パートナーである藤井茉莉花さんが奄美大島2泊3日の旅へ。 奄美に魅せられて移住し、現在は多拠点でライターや通訳士として活動する藤原志帆さん(https://enjoy-amami.com/)に教わったおすすめスポットをまわります。 今回は海鮮丼、島唄割烹、お土産のセレクトショップなど、グルメ&お買い物編をお届けします。 公式サイトはこちらTravel 2023.03.07 PR