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ハナコラボ日記/諸岡なほ子の『おいしいのりもの旅』第6回 里山トロッコに乗って懐かしいあの味を(後編) Learn 2018.01.14

東京から2時間ほど車をとばすと、懐かしい里山の風景に出会えます。そんな中を楽しげに走るのが小湊鐵道の運行しているトロッコ列車。今回の出発地は、愛らしい駅舎が印象的な養老渓谷駅。後編もどうぞ日帰り旅気分をお楽しみくださいませ。

☆前編はコチラ!

トロッコ列車だけじゃない!沿線の懐の深さに驚きの連続。

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草もちをパクつきながらも、車窓にはいろいろな景色が迫っては流れていきます。また、渓谷に架かる橋の上ではスピードを緩めてくれたり、トンネルの中で照明を消して真っ暗闇を体験させてくれたり、サービス精神旺盛な里山トロッコ列車。

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実は、家族での日帰り旅だったのですが、こんな感じで車掌さんが帽子とプレートを持ってきてくださって、カメラを渡すと記念撮影をしてくれたりも。

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沿線は、雄大な自然と人々の暮らしがとけあった里山の景色がいろんな表情を見せてくれますが、トトロが住んでるあの「塚森」みたいな場所も。また、最近注目された世界にたった2か所しかない、77万年前の「磁場逆転層」は、トロッコ列車の通過する月崎駅のそば(と言っても、徒歩40分)にあるそう。ひょっとしたら、今、私が書いているこの記事を皆さんに読んでいただく頃には、77万年前〜12万6000年前までを正式にチバニアン(千葉時代)と呼ぶことになっているかも。頭の中には妖怪ウォッチの猫ジバニャンが浮かんでは消えていきますが、チバニアン…ミステリーハンティング魂がくすぐられる響きです。

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しかし、前方には小湊鐵道の象牙色の車両が停車しているのが見えてきました。残念ながら、私はこの電車が止まっている里見駅でトロッコ列車を下車。約30分のトロッコ列車の旅、終了です。たっぷり30分と思っていたけれど、思いの外あっという間。かなり名残惜しい気持ちに。こうして、待ち構えていてくれた車両に乗り換えて、今来た鉄路を養老渓谷駅まで戻ります。

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養老渓谷駅に戻ると、駅前にある観光案内所に駆けこんでみました。「この辺りに、おいしいものを出すカフェのようなお店はありますか?」と尋ねると、デスクに座っていたおじ様2人が、「窯で焼いたピザやパンを食べられるところがあるよ。50mくらい歩いたところかな」と、確か答えてくださったような気がしたのです。なんだ50mか!それならすぐ行けるぞ〜!と、おじ様が指差した方向へグングンと歩いて行ったのですが、歩けど歩けどそのようなお店は見当たらず…。あ、あれ?後になって思えば私が聞き違えてしまったのでしょう。看板を頼りになんとかたどり着いたそこ『窯焼きパンと焼き菓子の店 酪』は、 YAHOO!の地図アプリによると駅から600mちょっと。10倍以上か…。

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店内にはパンや焼き菓子だけでなく、ソーセージなども売られていて、奥のスペースはイートインとして利用できます。お店のお名前「酪」が気になったので、お髭のご主人に尋ねてみると、「なんだっけな、そんな大層なもんじゃないです。近くに牧場があったので。牧場からとれたての牛乳を分けてもらってパンを作ったりもしてきたんです」とのこと。今もその牛乳を使っているものはあるかと尋ねてみると、クリームに使っているとおっしゃったので、クリームパンと黄桃のカスタードケーキ、そしてコーヒーをいただくことに。甘い香りが口いっぱいに広がるクリームパンと、洋酒の香りと素朴な味わいに懐かしさを感じる黄桃のケーキ、想定を上回る距離を歩いてきた体に元気をくれるお味です。

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酪さんのお店の前は、こんな素敵なローズガーデンになっていて、ここで買ったパンや飲み物をいただくこともできるそう。

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歩き疲れた体に優しいといえば、実は養老渓谷駅、なんとホームに隣接して足湯が設置されているのです。お湯はれっきとした天然温泉。利用料は、大人140円、子供70円ですが、駅の駐車場を利用の方は無料。というわけで、立ち寄らない手はありません。売店でタオルを買って入湯。

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体がポカポカしてきて、おまけに次のトロッコ列車が入線してくるところまで足湯につかりながら眺めることができて、大満足。と言いながら、ついつい帰りは近くの日帰り温泉にも立ち寄り、アクアラインを戻ってきました。

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お土産は色鉛筆感がぬくもりを感じる、里山トロッコオリジナルデザインのサクマドロップ。ガランガランとドロップを振り出す音にも、ドロップの色にも甘さにも、懐かしさいっぱい。ホント、東京日帰り里帰り、良い旅でした。

☆前編はコチラ!

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