いざ、という時、すぐに動き出すために。 女性ができるボランティアって?『何かをしたい』と思った時に役立つ!プロに聞くHow Toガイド。

LEARN 2021.03.13

がれきの除去など、体力仕事だけがボランティア活動ではありません。話を聞いたり、支援金というカタチでのサポートもあるんです。「やってみたい」を「やる」に変えるために。今、知っておきたいこと。今回ご紹介するのは、地震や水害などの被災地で必要とされる「災害ボランティア」。いざ、という時、すぐに動き出すために。プロに聞くHow Toガイド。

【step#1】参加しよう!と思ったらまずは…情報収集から

女性ができるボランティア

1.災害発生地域の各自治体のHP

2.社会福祉法人全国社会福祉協議会

https://www.shakyo.or.jp/bunya/saigai/bora.html

3.社会福祉法人全国社会福祉協議会
地域福祉部/全国ボランティア・市民活動振興センター

https://www.saigaivc.com/

4.一般社団法人ボランティアプラットフォーム
ボランティアマッチングポータルサイト

https://b.volunteer-platform.org/

テレビのニュースからSNSまで、洪水のように押し寄せる被災地の情報。その中で、今必要とされているのはどんなことかを含め、宿泊場所や移動手段、現地での実際の動きなどを冷静に情報収集することが大切。「上記は信頼できる情報が掲載されているHPです」(一般社団法人ボランティアプラットフォーム海外事業部マネージャー・大熊あすかさん)

【step#2】いよいよ出発!でもその前に…準備するもの、服装

受入れ先の情報や受入れ条件をしっかり確認する。「と同時に、現地に行ってからの動きや、自身が安全に活動するために必要なことをイメージしながら、持ち物の準備を。特に二次災害によるケガや、感染症に罹患した際に補償してくれるボランティア活動保険への加入は必須です」(大熊さん)。手続きは最寄りの社会福祉協議会で行い、保険料は350円から。

【step#3】被災地に到着!知っておきたいのは…従事する際の注意点

女性ができるボランティア

1.自身の安全確保と体調管理
2.受入れ先の指示に従って活動する
3.ボランティア同士もよくコミュニケーションを取り、協力し合う
4.一方的な支援にならないよう、被災者に寄り添う

家屋の片付け、物資の仕分け、交流の機会作りなど、活動内容は多岐にわたる。「自分勝手な行動は絶対にしないこと。善かれと思い行ったことが、被災地の負担となることもあります。受入れ先との報告・連絡・相談は密に。また、近年はSDGsの知識を深めておくことで、より広い視野を持って考えることができるようになると思います」(大熊さん)

【step#4】初心者でも参加しやすい女性が活躍するボランティア

女性ができるボランティア

[炊き出し]亘理いちごっこ

東日本大震災をきっかけに、被災者への食事提供、地域内外の交流の場づくりを目的に立ち上がったNPO法人。2019年は台風19号による被害が大きかった宮城県丸森町で炊き出しを行うなど、積極的に活動。地域コミュニティを担う場として、カフェレストラン〈いちごっこキッチン・散歩道〉も運営する。ボランティア募集など、詳細はFacebookにアップ。

■亘理いちごっこ:http://ichigokko.org/

女性ができるボランティア

[写真の救済]被災写真救済ネットワーク

その人の“生きてきた証”である「宝物」を救うために、日頃から風水害によって被災し、水や泥・砂にまみれた写真の救済ノウハウを広く一般に伝える活動を展開。代表の一人は、現在も東日本大震災の津波で流出した陸前高田市の約7万枚に及ぶ写真の返却活動を続けている。団体ではこれからの災害に備えて、ホームページで手伝ってくれる仲間を広く募っている。

■被災写真救済ネットワーク:http://rescue-photo.net/

(Hanako1194号掲載/illustration : Manako Kuroneko text & edit : Yoshie Chokki)

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