F1シンガポールGP

連載「拝啓、〈星〉へいらっしゃいませんか?」/第4回 興奮の3日間。F1シンガポールGPへ!観戦をもっと楽しむための備忘録。【元ハナコのシンガポール書簡】 Learn 2017.09.30

第4回は2017年9月15日から17日まで開催されたF1 シンガポールGPをもとに、来年、観戦をもっと楽しむための備忘録をご紹介します。

東京はすっかり秋めいてきたと聞きました。季節の変わり目、お風邪などひいていらっしゃいませんか?

シンガポールは1年中温暖(というか暑い)ですが、今月は街が1年でもっともヒートアップするイベントがありました。F1 シンガポールGPです。

F1シンガポールGP

2008年に始まったシンガポールGPは、今年で10年目。世界で唯一のナイトレース、しかも普段は人が歩いている道を封鎖して市街地をレースコースにしてしまう大胆さ、さらに著名アーティストを招聘してのコンサートも開催されるため、幅広いファンを獲得してきていました。

今年はチケットの売り上げが前年比19%アップと、例年以上の注目度。そのわけは、GP運営局との契約が2017年までで、来年以降、契約を継続するか否かが決まっていなかったため、「今回が最後かも!」というムードに包まれていたからです。

F1シンガポールGP

幸いなことに、9月15日午後3時の記者会見にて2021年までの延長が発表されたので、ぜひとも来年、シンガポールGPを観戦しにいらしていただきたく、どこで見るのがお薦めかなど、まとめてみようと思います。

チケットは2桁ドル台からあります

F1のチケットって何万円もするんでしょ? とよく聞かれます。が、実はS$100(約8,000円)以下からあるんです。ウォークアバウトと呼ばれる立ち見席なんですが、コース沿いで観られるので臨場感は座って観る以上に感じられるはず。ほら、すごく近いですよね。

F1シンガポールGP

しかもどのチケットを持っていてもコンサート会場へ入ることができ、「F1もコンサートも観られるなら、お得」という声が多く聞かれます。今年のコンサートには、アリアナ・グランデやデュランデュランが登場しました。過去にはMaroon5も2回来ていたりして、なかなかに豪華です。

選手の出待ちをするなら……

選手はピット・ビルにいます。ピット・ビルとは、世界最大級の観覧車と名高いシンガポール・フライヤーの隣にある建物。関係者はこの建物と観覧車の間にある駐車場に車を停めて出入りするので、ピット・ビルの2か所のゲートの内、観覧車寄りでの待機をお薦めします。

F1シンガポールGP
F1シンガポールGP

ちなみにシンガポールGPがなぜナイトレースなのかというと、エンターテイメント性という側面もありますが、一番の理由は、ヨーロッパでGPシリーズを終えた選手たちが時差で困ることがないよう、ヨーロッパの昼時にあたる時間にレースを設定したから。よって選手たちは昼過ぎに起床し、夕方を目指してピット・ビルへやってきます。15〜16時に待っていると、S.ベッテルやF.アロンソなどスター選手が続々と現れますよ。

F1シンガポールGP

こちらはレッドブルのD.リカルド。去年のシンガポールGPで2位、今年のGPシリーズのランキングも上位につけているドライバーゆえ、鼻息荒く近づき、手をのばして握手に成功(本戦では2位でした)。ファンのサインやセルフィーのおねだりに、にこやかに応えている姿に惚れ惚れ。

高速につき……写真撮影には一眼レフ必須

今回、実は記者として会場入りしていました。ものすごい望遠レンズを備えたプロカメラマンに混ざり、ごく一般的な一眼レフを携えていた私。隣のカメラマンから「Are you Serious…?」と聞かれつつも(熱心なファンが持っているカメラの方がスペックが高そうだったので、アンタ、記者だよねとツッコミたくもなったのでしょう)、構えること数秒。

……きた!

と思ったのもつかの間、一瞬でいなくなりました。速‼︎

さすが時速約300km。シャッターを切るも、そこには何も映っていません。

2周目は連写モードに切り替えて再挑戦。今度は車体こそ捕らえたものの、速すぎてボケまくり。

撮れない……! 激しく焦り、「F1 一眼レフ 撮り方」で即Google検索。ふむふむ、モードをシャッタースピード優先に切り替えて、シャッタースピードとISO感度を設定し直すのね。いざ3周目、ようやく車体をおさめることに成功しました。

F1シンガポールGP

残念ながらスマホのカメラではほぼ捉えられないので、写真を撮りたい方は一眼レフを使うか、スマホのかたは動画を狙いましょう。

レース終盤はゾーン1にポジション取りを

会場内は4つのゾーンに分かれています。レース終盤にはゾーン1で待機してみてください。レースが終わると表彰式とシャンパンファイトがゾーン1で実施されるのですが、レース終了後にコースが開放され、表彰台前まで入ることができます。

F1シンガポールGP

ご覧ください、我先にと駆け寄るこの姿。隣にいた記者が「シンガポールマラソンを観ているようだ」とつぶやいていました(私は記者室にいたため、表彰式はモニターで確認。涙)。

F1シンガポールGP

実は会場にいなくても観戦可能

コースはマリーナ・ベイ周辺に設置されています。マリーナ・ベイといえばホテルが集中的に建っている場所。それらのホテルからも、もちろんレースは観えますし、マリーナ・ベイ・サンズやザ・フラトン・ベイ・ホテルなどのテラスバーならばエンジン音も楽しめます。

個人的なお薦めは「ナショナル・ギャラリー・シンガポール」内のレストラン。ここのテラスがコース目の前。が、意外と知られていない穴場です。

繰り返しになりますが、シンガポールGPは市内で開催されるナイトレースです。よって、日中に観光ができますし、大きな移動を必要としません。旅のついでに観戦できるのが醍醐味です。

なので、来年、ご一緒しませんか? 実は2018年の観戦チケット、超アーリーバードさん向けに、もう発売されています(http://www.singaporegp.sg)(といっても、まだテストラン・予選・本選の3日間入場できる高額チケットしか出ていないのですが)。モータースポーツに詳しくなくても、目の前を高速で通り過ぎるマシンとエンジン音(2014年からエンジン音規制されたので耳栓なしで会話可能)にときめきますし、音楽も楽しめるのできっと楽しいと思います。予定が決まられましたら、ご連絡ください。

□前回「お洒落シンガポーリアンが休日を楽しむ街〈ティオンバル〉」編はコチラ!
□これまでの連載はコチラ!

Pick Up

YUNO TAKEMURA PinterestヘアメイクアーティストYUNO TAKEMURAさんがPinterestを使う理由。ヘアメイクアーティストとしてサロンワークを中心に活動するYUNO TAKEMURAさん。私生活では、ヨガを取り入れるなど、充実したライフスタイルに憧れるフォロワーも数知れず。そんなパワフルな彼女の好奇心を日々育んでいるのがビジュアル検索ブラットフォーム。 「ブログやSNSが流行り出したのが学生時代。自然と昔からアウトプットやインプットができるツールに触れてきました。そのうちに、ピンタレストも使うようになり、気がつけば8年目。“五感派”の私にとって、すぐに言語化できない段階の感情や脳内のイメージをビジュアルによって整理してくれるピンタレストはとても便利です」 2021年に独立し、フリーになった彼女。同時にプロダクトブランド〈HOPE〉をローンチしたり、結婚披露宴のコーディネートもはじめ、活躍の幅を広げている。 「〈HOPE〉では自分が使いたいと思うものを展開しています。昔の人が使っていた“カンザシ”を、どれだけ現代のライフスタイルに溶け込ませることができるか考えた時にもピンタレストを利用しました。例えば、最初の段階では、漠然とカンザシを作りたいけれど、どういうデザインにしたいかは自分でも見えていないんです。でも、誰に使ってもらいたいか、どういう自分が身に着けたいかというイメージは頭の中にある。そんな時に、ピンタレストを開けば、どういったライフスタイルに自分が惹かれているのかがビジュアルとして上がっているので、本当に求めているディテールが明確になっていきます。そうやって探索していくうちに、想像を遥かに超えて、新しいマインドにも気づかせてくれるので、プロダクトのデザインも着地していきます。そんなふうに、求めているものをより具体的に形にしていくために、ブランドディレクションやウェディングコーディネートの仕事、そして自分自身のビジョンを思い描くビジョンボードをピンタレストで作ってます」。 Pinterestに関するアンケートはこちらから。Learn 2022.12.26 PR
ホールに入ってすぐの天井には大きなシャンデリアが。
6630個(!)のクリスタルガラスはアルコールのしずくを表している。文筆家・塩谷舞による「今日、サントリーホールで。」Vol.1「何か豊かなものに触れて気持ちを切り替えたい。美術館で何かいい展示してないかな、映画館は……」。そんな日常の選択肢に加えて欲しいのが「コンサートホール」。クラシックといって構える必要はありません。純粋に音を楽しむのはもちろん、目を閉じてゆっくりと息を吸いながら、最近の自分のことを振り返ったり、あるいは遠くの場所や知人のことを思い出したり。ホールを出るころには心と体がふわっと軽くなる。文筆家・塩谷舞がサントリーホールで体験して綴る、「コンサートホールのある日常」。Learn 2022.12.26 PR
Pinterest_WEB連載-3見て、考えて、作って。ピンタレストはもの作りのパートナー。美しく盛り付けられたお菓子の写真が人気を博し、SNSで計15万人以上のフォロワーを持つフードデザイナーのAi Horikawaさんは、お菓子作りはもちろん、ビジュアル制作まで手掛けている。高校生(!)のときから10年以上使っているピンタレストは、もの作りの基礎体力をつけ、今のキャリアを築くためのツールであり「もの作りのパートナーです」という、彼女のピンタレストライフとは。 Pinterestに関するアンケートはこちらから。Learn 2022.12.12 PR
Pinterest_WEB連載_#2-1ピンタレストは自分の視野や世界を広げるツール。人物やトラベル、企業などの広告撮影で活躍しているフォトグラファー、もろんのんさん。昨年、フリーランスになるまでは、会社員と兼業していた。そのキャリアの過程を聞いてみると。 「もともとカメラが好きというよりは、友人とのおでかけの延長線上に写真があったんです。学生時代から、『日光の紅葉を見に行こう』『国営ひたち海浜公園のひまわりを撮りに行こう』と、さまざまなところへ出向き、撮影したカットをSNSに載せていたら、Hanakoさんからお声をかけていただいて。写真の仕事を始めて8年目です」 独学でカメラを勉強してきた中、ピンタレストがおおいに役立ってきたそう。 Pinterestに関するアンケートはこちらから。 Learn 2022.12.19 PR