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連載「拝啓、〈星〉へいらっしゃいませんか?」/第20回 〈TWG〉だけじゃない!シンガポール在住女子が教える、知る人ぞ知る隠れ家ティーサロン。 Learn 2019.12.02

第20回は、隠れ家ティーサロン。シンガポールにはコーヒーにこだわるカフェは多いものの、中国茶や紅茶などをメインにしたサロンは、これまで数がそう多くありませんでした。新店含む、お茶好きにお薦めしたい2軒です。

実は紅茶文化が根強いシンガポール。

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シンガポールで「コーヒーではなく、お茶」といえば、真っ先に思い浮かぶのは〈TWG Tea〉。空港やマリーナ・ベイ・サンズなど、主要施設に複数店舗を構えるシンガポール発のティーサロンです。どの店舗もゴールドが配されたクラシカルな趣で、ここで過ごすティータイムは、最高。シンガポールを訪れたら、一度は足を運んでいただきたい!
とても有名なので、すでにご存知のかたも多いと思います。そこで、今回ご紹介するのは、在住者からも「知らなかった」という声が聞こえそうな隠れ家。

1.〈Tea Bone Zen Mind〉シンガポールの伝統的な建築物でいただくティー・サンプリング

まずご紹介するのはティー・アーティストとして活躍してきたキャリー・チェンさんのサロン〈Tea Bone Zen Mind〉。中国茶、日本茶、紅茶を得意とする彼女が目利きした茶葉が並びます。厳選されたラインナップの面白さはもちろんですが、こちらをお薦めしたいもうひとつの理由が、空間の素晴らしさ。

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こちらはショップハウスなのです。ショップハウスとは、シンガポールの伝統的な建築物。かつて1階を店舗、2階を住居として利用したことからこのように呼ばれました。中国やマレー半島など、いろいろな国の建築様式が折衷されたユニークな造りで、パステルカラーに彩られた可愛いルックス。

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このショップハウス、市内にはレプリカも多々あるのですが、同店が使う建物は国の保存指定建築。この中に入ることができるというのは、なかなか特別な体験だと思います。店周辺は普通の居住区のため、表には看板が出ておらず、ひっそり。番地をよくよく確認してインターホンを鳴らし、扉を開けてもらいましょう。茶葉や茶器が並ぶ販売スペースは、入ってすぐの場所にあります。が、鯉が泳ぐ池があるなど、とてもおしゃれなこの空間を長く満喫するために、ぜひ「ティー・サンプリング」をお試しください。

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ティー・サンプリングは、3種のお茶と、そのお茶に合うフードがセットになったコース。単に旬の茶葉の風味を味わうだけでなく、ウォッカで割って飲む提案があるなど、お茶の楽しみ方の幅が広がります。お茶請けはスイーツとセイボリーと両方あり、卵やお豆腐など変わり種も。スタッフが1つ1つていねいに説明してくださり、身も心も満たされる贅沢なひと時となるはず。

〈Tea Bone Zen Mind(ティー ボーン ゼン マインド)〉
■住所:98 Emerald Hill Road, Singapore 229374
■アクセス:MRT・North South Line(赤)「Somerset」駅から徒歩約5分
■URL:https://teabonezenmind.com

2.〈Antea Social〉人気のオンラインショップが待望の実店舗をオープン。

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さて、次にご紹介するのが〈Antea Social〉。台湾のティーマスターとコラボレートしてオリジナルティーを開発し、カフェやレストランに卸したり、オンライン販売を行なったりしていたブランドが、待望の実店舗を構えました。

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こちらのシグネチャー・ティーである烏龍茶シリーズが、とても美味。特にライチやローズなどのフレーバーがついた烏龍茶に、ぜひ挑戦いただきたい。果実や花から抽出したエッセンシャルオイルとともに茶葉を長時間かけてスモークし、香りと風味を凝縮させたものなのだそう。鼻に抜ける甘い香りと、口に残る心地よい渋み。あまりにバランスがよくて、ガブっと飲みたい気持ちと、時間をかけて大切に味わいたい気持ちとがせめぎ合うほど(家でもいただきたくて、ティーバッグを購入)。

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ケーキやお茶請けのお菓子も抜かりないので、一緒にどうぞ。

〈Antea Social(アンティー・ソーシャル)〉
■住所:9 Tyrwhitt Road, Singapore 207528
■アクセス:MRT・North East Line(紫)「Farrer Park」駅より徒歩約8分
■URL:https://www.anteasocial.com.sg

すてきな空間でおいしいお茶をいただきつつ、お土産用茶葉調達もできますので、旅程に加えていただければ嬉しいです。

☆第19回「クラフトビールブームがシンガポールにもやってきた!アクセス良好なクラフトビール専門店3軒」はコチラ!
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