新鮮な魚グルメを。 好きな人としっぽり呑みたい。【鎌倉】美味しい魚料理を堪能できる3軒 FOOD 2018.10.20

まだほんのり明るい夕暮れ時、目指すは鎌倉の住人が通う店。慣れた様子でくつろぐ常連客に交じって、あれこれオーダー。お酒片手に地魚グルメを堪能して!気の置けない仲間や大好きな人と行きたい、美味しい魚料理をアテに楽しめるお店をピックアップ。

1.女性店主自ら漁船に!鮮度抜群の地魚料理を披露。〈Femme de bateau Aoki〉/小町

開店と同時に常連客でいっぱいになることも。
開店と同時に常連客でいっぱいになることも。

店名はフランス語で「青木丸」。女性店主の青木園子さんは、小坪の漁師とともに船に乗り、漁に出向くほど、魚愛にあふれている。それはひとえに、お客様においしい地魚料理を味わってもらいたいから。

「生うにと白みるのカルパッチョ」2,300円〜(税込)
「生うにと白みるのカルパッチョ」2,300円〜(税込)

活〆の天然地魚のお刺身やカルパッチョは、驚くほど鮮度が良く、磯の香りが鼻に抜ける。煮付けや塩焼きなどの定番はもちろん、魚介を使った揚げ餃子やピザなど、趣向を凝らしたメニューも。どれも青木さんの感性と技が光るものばかりで、お酒とも好相性。

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沖縄産のヤングコーンなど、新鮮な野菜が全国から届く。

(Hanako1135号掲載/photo: Kayoko Aoki text: Emi Suzuki)

2.母と娘、親子で切り盛り。ホッと心が和む、家庭の味。〈肴と酒の店 いさむ〉/小町

ふたりの笑顔に癒される。
ふたりの笑顔に癒される。

小町通りから脇道に入った場所に構える隠れ家的存在。店を仕切るのは、3代目女将の坂本瑛子さんと、娘の桂さん。初代店主が若宮大路に食堂を開いたのが1924年(大正13年)。その後、小町通り沿いに移転し、2001年に現在の場所へ。

「 小アジの南蛮漬 」600 円 (税込)
「 小アジの南蛮漬 」600 円 (税込)

南蛮漬けや煮物など、なじみのある家庭料理は、素材の味を生かして調理され、ほっこりと優しい味付けに、女将さんの愛を感じる。お一人様にもうれしいポーションで、ついつい何品も頼みたくなる!
カウンターには湯を張った燗台があり、お客様自身で燗をつけられる。ぬる燗、熱燗。肴に合わせて好みの温度で。

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カウンターのほかテーブル席も。

(Hanako1135号掲載/photo: Kayoko Aoki text: Emi Suzuki)

3.白身魚の燻製お刺身も!ツボを抑えたアテ満載の燻製工房へ。〈燻太〉

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事のはじまりは趣味のベーコン作り。工夫を重ねるうち仲間内で評判となり、鎌倉移住をきっかけに工房を立ち上げた。窯の中でじっくり備長炭で焼き上げ、さらにチップで香りづけしたベーコンは燻製香もほどよい加減。カリッと香ばしく噛み締めれば澄んだ脂が滲み出す。

白身魚の燻製お刺身650円、厚切りベーコンステーキ550円、島とうふの燻製320円(各税込)
白身魚の燻製お刺身650円、厚切りベーコンステーキ550円、島とうふの燻製320円(各税込)

常連客のリクエストで定番になったスズキやトビウオの冷燻も、昆布締めのように旨み豊か。しかも薬味の柚子胡椒まで自前で手作りとは! そろってお酒とアテ好きな店主夫妻のもてなしに時間を忘れる一軒。

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燻製や柚子胡椒、味噌や腸詰、XO醤まで店主夫妻が手作り。チーズ焼きカレー500円(税込)は〆にもアテにも人気。

(Hanako1135号掲載/photo: Kanako Nakamura text: Mutsumi Hidaka)

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