地元食材がたっぷり! こだわりが詰まった懐石料理を堪能できるお店。【鎌倉】おすすめ和食ランチとは? FOOD 2018.10.10

来たからには、鎌倉ならではの味を堪能したい。地元で獲れる旬の魚介類、鎌倉野菜をはじめとする朝採れの新鮮野菜。豊かな地元の食材や、都心にはないゆったりとした時間の流れが訪れる人々を魅了する。憧れのお店のコースをランチタイムで楽しみながら、スペシャルな時間を過ごしてみよう!

1.お皿の上に息づいている、鎌倉の海や山からのたより。〈和料理 日和〉/小町

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店主の沼上典正さんは稲村ガ崎出身。地元食材を熟知している沼上さんが目指すのは、食べた後に体の調子が良くなる料理。「たとえば梅雨時には体の水分調節を促す食材や、暑い時には体を冷やしてくれる食材があります。そうしたものをうまく取り入れて、食べると体が楽になるような料理を目指しています」。

リラックスして会席が楽しめます。
リラックスして会席が楽しめます。

ダシはきっちり丁寧にとり、塩分は控えめに。食材の味、その日の温度や湿度、客の年齢などにあわせて塩分量を細かく調整するという。柔らかい笑顔と穏やかな人柄の中に秘められた凄腕を、ゆっくり味わいたい。予約が望ましい。

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「ひなた会席コース」3,000円。ご飯と味噌汁、自家製ちりめん山椒がつく。内容は月替わり。
2品目の「八寸」江ノ島の青海苔と坂の下のしらす、わらびの玉子豆腐。ツブ貝の磯煮と鎌倉産若布。大根葉、あさり、茸のおひたし。

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4品目の「煮物」自家製飛龍頭、ミニトマト、海老、絹さや、椎茸。

(Hanako1135号掲載:photo : Shin-ichi Yokoyama text : Riko Saito)

2.鎌倉の海の幸を堪能する絶品の会席料理を。〈鎌倉前 魚源〉/由比ガ浜

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江戸前ならぬ鎌倉前と銘打っているのは、店主の長尾眞理さんが目の前の海で獲れる魚介にこだわり抜いているから。三浦から小田原まで満足いくものが見つかるまで漁港をめぐり、魚を仕入れるのが長尾さんの日課だ。そうして入手した新鮮きわまりない“鎌倉前”の魚を、正統派会席料理へと仕立てていく。

大人な和の空間。お茶室もあります。
大人な和の空間。お茶室もあります。

しかも、最初の「口取」から、最後の「水菓子」まで10品も登場するコースが昼も夜も3,900円という驚きのお値段。後半で登場する煮魚は、お頭付きが丸々1尾のことも。また、この煮魚の甘辛のバランスが絶妙で、もうお腹が一杯でもぺろりと食べられてしまう。要予約。

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鎌倉会席昼夜共に3,900円。ご飯と味噌汁、水菓子(デザート)がつく。内容は日替わり。
1・2・3品目の「先附」湯葉豆腐、「汁」えんどう豆のすり流し。「口取」赤水菜の胡麻よごし、鎌倉のタケノコの木の芽あえ、鱒寿司など。

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4品目の「お造り」金目鯛の炙り、ハタ、アオリイカ、車海老。

(Hanako1135号掲載:photo : Shin-ichi Yokoyama text : Riko Saito)

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