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一度は堪能したい伝統の味! 日本人が愛するグルメ!【すき焼・どじょう鍋・ふぐ料理】が楽しめる、浅草の老舗和食店3軒
FOOD 2018.06.18
一度は伝統の味を堪能したい、日本人が愛するどじょう鍋にすき焼、フグ料理。今回は、古き良き老舗がひしめく浅草の創業100年超えの名店をご紹介します。
1.すき焼き…〈すき焼 ちんや〉
![170925hn_0108_atari 170925hn_0108_atari](https://img.hanako.tokyo/2018/06/170925hn_0108_atari.jpg)
元は江戸時代にペットとして人気だった犬種・狆を大名や豪商に納めており、明治36年にすき焼き専門店へ。
![2種の熟成肉がのる「楓」7,500円(税込、写真は2人前) 2種の熟成肉がのる「楓」7,500円(税込、写真は2人前)](https://img.hanako.tokyo/2017/10/DMA-170925hn_0043.jpg)
鍋は特注の南部鉄器。
「関東で一番甘いんじゃないか」と6代目の住吉さんが言うように、味はとても濃厚。それに負けないよう、肉は4週間ほど熟成させ旨味を凝縮させる。適度なサシ加減で、ぐっと割り下の甘みを感じるが、不思議と食べ応えは軽い。割り下が染みやすい密度の高いネギなど素材選びにもこだわりが。
2.どじょう料理…〈駒形どぜう 浅草本店〉
![d_387_atari d_387_atari](https://img.hanako.tokyo/2018/06/d_387_atari.jpg)
浅草きってのどじょう料理専門店。建物は昭和39年に再建されたが、店構えは古きよき時代を思わせる。
![炭火を使う「どぜう鍋」(1人前)。煮詰まってきたら割り下を足して。 炭火を使う「どぜう鍋」(1人前)。煮詰まってきたら割り下を足して。](https://img.hanako.tokyo/2017/10/DMA-170928hn_0133.jpg)
どじょうはお酒をかけ、2種を合わせた甘味噌で煮込んで下ごしらえ。味噌は創業時から、老舗〈ちくま味噌〉が作るここだけのもの。ネギをたっぷりのせてつまむと、じんわり煮詰まったどじょうの身がとろんととろける。時たま感じるごりっとした骨の歯応えも心地いい。お好みで七味と山椒を。
3.フグ料理…〈三角〉
![ATARI-0526_atari ATARI-0526_atari](https://img.hanako.tokyo/2018/06/ATARI-0526_atari.jpg)
日本料理屋からはじまり、フグ料理が評判になったことから専門店へ。
![美しい菊花盛りの「フグ刺し」2,900円は「ひれ酒」820円をお供に。 美しい菊花盛りの「フグ刺し」2,900円は「ひれ酒」820円をお供に。](https://img.hanako.tokyo/2017/10/DMA-IMG_0491.jpg)
築地で吟味されたフグは、ぐっと歯応えよく上品な味わい。だいだいの香り高い自家製ポン酢にアサツキ&もみじおろしを落としたら、さっとつけて口に運ぼう。またここで欠かせないのが「ひれ酒」。こんがりと焼いたヒレに注ぐのは、昔から辛口の「灘の生一本 菊正宗」。香ばしさが漂い、体もぽかぽか。つい昼から立ち寄りたくなる。
(Hanako1144号掲載/photo : Shinichi Yokoyama text : Wako Kanashiro)