まさにマリアージュ 料理に合うパンNo.ワン!
サワードウが美味しいレストラン4軒
料理と一緒に食べてこそおいしさを発揮するサワードウブレッド。口の中に広がる独特の酸味と小麦の風味が料理を引き立て、食べれば食べるほど食欲を誘う。
〈Bricolage bread & co.〉コンビーフエッグベネディクト
サワードウブレッドと料理の相性のよさを実感する逸品。
グルマンや料理人にも人気が高いフレンチ〈L’Effervescence〉が手がける、ベーカリー併設のオールデイダイニング。店名を冠した「ブリコラージュ・ブレッド」を使い、おしいパンの食べ方を提案する。看板メニューは「コンビーフエッグベネディクト」。スライスしたサワードウブレッドの上に料理をのせるタルティーヌは、ご飯と惣菜を合わせて食べる感覚に近い。パンに豆腐サワークリームを塗り、コンビーフ、ポーチドエッグを重ね、オランデーズソースとマスタードソースをたっぷりと。タマネギとキュウリ、2種のピクルスの酸が全体の味をひきしめる。
Bricolage bread & co.
住所:東京都港区六本木6-15-1 六本木ヒルズけやき坂テラス1F
TEL:03-6804-3350
営業時間:7:00 ~19:00
定休日:月休(祝の場合営業)
席数:70席
ベーカリーに並ぶパンは約40種類。ベーカリーのイートインスペースやテラス席を利用できる。
〈Brasserie Laiton〉エゾ鹿のロティ ポワヴラードソース カカオ風味
鹿肉、ソース、パン、共通するのはおいしい酸味。
池袋駅西口からほど近い路地にある、ふらりと立ち寄りやすいカジュアルな雰囲気のブラッスリー。メニューには、自家製シャルキュトリー、スープドポワソンなど、フレンチの定番を揃えるほかジビエも並ぶ。アラカルトもコースもOKのディナーから、シェフのおすすめは「エゾ鹿のロティ」。鉄分を多く含み、しっかりとした味わいの肉、赤ワインビネガーとカカオを使ったソース、それにぴったりと寄りそうのがカンパーニュだ。食べ進めるにつれて口の中で味わいが重なりおいしさが増していく。しっかりとした食べごたえながら食後感はいたって軽やか。
Brasserie Laiton
住所:東京都豊島区西池袋1-9-8 阿部ビル1F
TEL:03-5904-9991
営業時間:11:30~14:00LO、17:30~21:30LO
定休日:月夜休
席数:36席
ランチはコースのみ2,600円~、自家製パンとドリンク付き。ベーカリー併設、パンは約40種類。
〈ヨルbouquet〉スープドポワソンカレー
濃厚な旨味のカレーと厚切りカットのパンの名コンビ。
朝から夕方まではカフェ、18時以降はシェフもメニューも替わりビストロスタイルに。徒歩2分ほどの距離にある人気店〈BEAVER BREAD〉がプロデュースする、パンとともに料理やワインを楽しむ空間だ。まず、アミューズとして3種類のパンが運ばれてくる。カンパーニュと合わせるなら、つまみにもメインにもいい、具だくさんの「スープドポワソンカレー」を。甲殻類からとったスープとフォンドボーにスパイスを加えた中に、ツブ貝のソテーや野菜がごろごろと入っている。厚めにカットしたパンをかじり、旨味とコクが濃厚なカレーを食べるのが正解。
ヨルbouquet
住所:東京都中央区東日本橋3-9-11
TEL:03-4363-0438
営業時間:18:00 ~ 23:00(22:30LO)
定休日:月火休
席数:18席
9時~17時はカフェ営業で、〈BEAVERBREAD〉のパンを使ったサンドイッチ、コーヒーゼリーなどのデザートを提供。
〈restaurant FRANZ〉佐島産ゴマサバのライムと青唐辛子マリネ
キッチンのオーブンで焼くパンとおまかせコースを。
来店時間に合わせ、目の前のオーブンでパンが焼き上げられると誰もが笑顔に。2年前にベーカリーもオープンしたが、レストランのパンは福田祐三シェフが料理をしながらその場で焼く。時期により酵母を替え、今は石川県能登産イチジクからおこしたものを使う。口へ運ぶと鮮やかな果実の香りとフレッシュな酸味に驚かされる。パンと共に供されたのは、クリスピーに仕上げたパンを土台に、ジャガイモピューレ、ライムと青唐辛子でマリネして皮目を炙あぶったゴマサバをのせた一品。シェフ曰く、「パンと料理があって成立するもの。寿司のような感覚でどうぞ」。
restaurant FRANZ
住所:東京都港区白金6-2-17
TEL:03-6874-1230
営業時間:18:00~21:00LO
定休日:日祝休
席数:10席
〈boulangerie FRANZ〉はレストランから徒歩約3分。ドーナツ、パンドミーなど、少数精鋭のパンが並ぶ。イチジクと生ハムのピザを開発中。