おひとり様でも気軽に楽しめる、中之島〜北浜のハシゴ酒3軒 FOOD 2023.08.31

堂島川、土佐割川周辺に続々と生まれているレストラン、バーなど。中之島から北浜エリアの静かな熱気を体感するなら、立ち寄りたいのはこんな3軒。

絶好のロケーションでナチュールを気軽に愉しむ〈SU〉。

堂島川、土佐堀川周辺に続々と生まれているレストラン、バーなど。中之島〜北浜エリアの静かな熱気を体感するなら、立ち寄りたいのはこんな3軒。

まず中之島の筑前橋すぐのビル2階のワインバー〈SU〉は、かつて京町堀にあったワインショップ〈il soffione〉の新展開。1階のセラーと合わせ約60坪の広い空間にはご近所の〈graf〉の椅子も。カウンターだけでなくスタンディングもあるので一見でも入りやすく、気軽にナチュールが楽しめる。

堂島川を眺めながら創意工夫の中華に舌鼓〈饗華〉。

川沿いのディナーにこんな中華はいかがだろう。昨年9月にオープンした〈饗華〉は四川、広東、北京、上海だけでなく各地の伝統料理法をベースとした創作の中華料理店。ちなみにシェフの高橋良輔さんは大阪で数々の名シェフを生んでいる辻調理師専門学校の元先生。堂島川を望む、少人数制のカウンターでコースをじっくり堪能できる至福の時間をぜひ。

グリルサンドの専門店。フレーバーバターが肝〈GURFA〉。

〈GURFA〉はグリルサンドの専門店。鉄板で焼かれる、北浜〈まん福ベーカリー〉特注パンの食感と、サンドに合わせてクミンなどのスパイスが入るフレーバーバターの香ばしさが絶品。土佐堀川沿いの小さな店内に腰を据えると、船の中の操舵席にいるような気分になってくるから面白い。

北浜のレトロビルでエスニック立ち飲み〈Make one two〉。

そして北浜駅から徒歩約5分の「生駒ビルヂング」1階に店を構えるのは人気のスタンド〈Make one two〉。アール・デコ調の風格あるレトロビル内でつまむアジアン・エスニックの小皿は一興。アルコールが進まない理由なし。

今こそ、点でなく線で楽しめる中之島〜北浜エリアを歩き、橋を渡って、いざハシゴで臨みたい。

photo : Yosuke Tanaka, Yoshiko Watanabe text : Yusuke Nakamura

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