
自分のために買って帰りたい、和風&和テイストな手土産。 ぼる塾・田辺さん 目利きが選定した、“定番“以外の大阪土産6選
ぼる塾の田辺智加さんに「大阪土産、"定番"以外で」というテーマでとっておきのリストを教えてもらいました。「おいしいもの好きとして知ってもらっていることもあって、地元に詳しいタクシーの運転手さんが教えてくれたり、ただ生きているだけでどんどん食の情報が入ってくるんですよね。最近になって和菓子や、洋菓子でも和のテイストが入っているものが自分好みだと気づいたのですが、ここにあげた6品もほとんどがそう。大阪というとどうしてもソース味のお菓子とか、コテコテしたお土産が多いイメージがありますが、昔ながらの素朴でおいしいものや、隠し味として和を感じさせてくれるスタイリッシュなお菓子もたくさんあるのがいいところだと思います。ただ私の場合、手土産は主に自分のために買うものになっています(笑)」
「和の隠し味がポイントに」〈髙山堂甘継〉の米粉のバターサンド( 苺、きなこ黒豆、無花果 )

「最初、新大阪駅の自動販売機で見つけた時は売り切れで、その後やっと買えて。バターサンドなのに軽い食感に驚きました。煎った道明寺を混ぜたクッキー生地が、和テイストでおいしいです」。3個入り1,080円。
「“焦げ”を楽しみたい団子」〈喜八洲総本舗〉のみたらし団子

注文してから強い直火で炙る名物。「焼き目の香ばしさ、たっぷりのタレの甘じょっぱさのバランスが絶妙。焼き加減を好みで選べるのもいいんです。自分が桃太郎だったらこれをきび団子にして持って行きたいくらい(笑)」。1本108円。
「餡と餅とのマッチングがたまらない」〈かん袋〉のくるみ餅

老舗の逸品。餅をくるんで食べるから「くるみ餅」。「もったりとした豆風味の緑餡と、餅のやわらかな質感が最高!壺入りというのも素敵。タクシーの運転手さんが教えてくれました」。3人前壺入り2,000円。
「けしの実の食感がクセになる」〈小島屋〉のけし餅

江戸初期から伝わる堺市の銘菓。「けしの実のプチプチした食感と、餅のやわらかさ、餡のおいしさ……!激渋なパッケージも含めて、手土産にベストの一品。本店以外に新大阪駅や百貨店で買えるところも便利です」。8個入り1,188円。
「わざわざ買いたい“推し”スイーツ」〈 フィナンシェアンドハニー 〉のハニーフィナンシェ

「KAT-TUNのツアー『Honey』で大阪に行って、亀梨和也君のメンバーカラーのピンクとハニーつながりでたまたま見つけて。しっとり香り豊かでおいしいです!」。ハニーフィナンシェは定番45種。1個270円。
「やわらかさと2層のチョコが決め手」〈 équ 〉のオランジェット

中村忠史シェフが2022年に開業した菓子店。「分厚いのにフワフワなオランジェットに、日本酒の獺祭を混ぜたダークとホワイトの2層のチョコのマッチングも見事」。4個入り3,160円。