n_MG_1900

スイーツ好きにオススメ! 古き良き喫茶文化が根付く【銀座・浅草】の愛され続けるレトロ喫茶2軒 Food 2018.03.04

古き良き喫茶文化が根付く銀座と浅草で、スイーツ好きが行きたいお店とは?文豪をはじめ、多くの人々から愛され続ける純喫茶2軒をご紹介します。

1.おいしいものを、いい環境で。ヘルシー系喫茶の先駆〈Flor de Café 銀座 樹の花〉/東銀座

MG_0577

内装は1970年代に流行した地中海風。

MG_0705

1970年代、日本はコーヒーブーム。店主の成沢弘子さんはそのまっただ中にコーヒー専門学校で学び、79年にお店をオープンした。開店4日後には元ビートルズのジョン・レノンとオノ・ヨーコ夫妻が来店するという幸せなハプニングも。

MG_0579

「仲良く半分ずつ描いてくれた」お2人のサイン。ヨーコさんが運転手に渡したメモも宝物。今でも大切に飾ってある。

「夏休みでフロアを担当していた息子が、『僕、手が震えてコーヒー持っていけない』って。いい思い出です」

健康を考え、早くからメニューに反映。オープン数年後に始めたカレーはインド・マドラス出身の知人がレシピを考案。化学調味料不使用で、鶏もも肉の脂身を丁寧に取り除いているため、胃がもたれないと好評だ。15年前には思いきって禁煙化。オーガニックのコーヒー豆も時代に先駆けて取り扱い始めた。

MG_0660

ハンドドリップで1杯ずつ注文を受けてから。

本格派チーズケーキ&芳醇ブレンド1,150円(税込)。ケーキは創業時から友人の手作り。
本格派チーズケーキ&芳醇ブレンド1,150円(税込)。ケーキは創業時から友人の手作り。
生花もインテリアの一部。
生花もインテリアの一部。

「お客さんも私も、いい環境でいいものを食べて、が一番。それが店を長く続ける秘訣でもあるんです」

2.【閉店情報あり】昭和の“かわいい”を堪能できる名建築〈アンヂェラス〉/浅草

MG_1957

今や国際的な観光地になった浅草で、終戦の翌年、1946年から続く店。ドイツやオランダの木造建築を思わせる建物は当時のオリジナル。

浅草 アンヂェラス

2階は腰の高さの窓からやわらかい光が。

初代店主の奥様はクリスチャンで、教会の礼拝堂をイメージして吹き抜けに。

鐘のマークのステンドグラス。最近この席で婚姻届を書くカップルが増えてきているのだとか。
鐘のマークのステンドグラス。最近この席で婚姻届を書くカップルが増えてきているのだとか。

鐘のマークのステンドグラス。最近この席で婚姻届を書くカップルが増えてきているのだとか。

MG_1857

手すり部分にご注目。この細工は今や貴重。

壁の木製細工は「鳩とかチューリップとか。私は鳩と聞いた記憶があります」と孫にあたる3代目の関田仁子さん。名物のダッチ(水出し)コーヒーの進化版、梅酒割り〝梅ダッチ〞は、「祖父はお酒が好きだったから」。ハイカラだった祖父母の美意識は、そこかしこに。

季節限定のイチゴパフェ870円とレモンティー550円(各税込)
季節限定のイチゴパフェ870円とレモンティー550円(各税込)

椅子も昔のまま。

プリンアラモード500円。パフェタイプ930円(各税込)もあり。
プリンアラモード500円。パフェタイプ930円(各税込)もあり。

メニューはなるべく変えず〝シンプル・イズ・ベスト〞だが、ときにはアレンジも。春には定番バナナボートのイチゴ版「イチゴボート」も登場。でも佇まいは昔のまま。この唯一無二のかわいさが、昭和の乙女も、平成のインスタ女子も虜にしてきたのだ。

MG_1837

壁の絵画がヨーロッパのサロンのよう。かつての常連客には池波正太郎や手塚治虫なども。

こんな記事もおすすめ!
☆純喫茶の懐かしメニューはこちら!
☆珈琲派?紅茶派?こだわりの一杯が飲める純喫茶店はこちら!
☆初心者でも気軽に楽しめる喫茶4軒はこちら!

(Hanako1150号掲載/photo : Kenya Abe text : Hiroko Yabuki)

Videos

Pick Up

YUNO TAKEMURA PinterestヘアメイクアーティストYUNO TAKEMURAさんがPinterestを使う理由。ヘアメイクアーティストとしてサロンワークを中心に活動するYUNO TAKEMURAさん。私生活では、ヨガを取り入れるなど、充実したライフスタイルに憧れるフォロワーも数知れず。そんなパワフルな彼女の好奇心を日々育んでいるのがビジュアル検索ブラットフォーム。 「ブログやSNSが流行り出したのが学生時代。自然と昔からアウトプットやインプットができるツールに触れてきました。そのうちに、ピンタレストも使うようになり、気がつけば8年目。“五感派”の私にとって、すぐに言語化できない段階の感情や脳内のイメージをビジュアルによって整理してくれるピンタレストはとても便利です」 2021年に独立し、フリーになった彼女。同時にプロダクトブランド〈HOPE〉をローンチしたり、結婚披露宴のコーディネートもはじめ、活躍の幅を広げている。 「〈HOPE〉では自分が使いたいと思うものを展開しています。昔の人が使っていた“カンザシ”を、どれだけ現代のライフスタイルに溶け込ませることができるか考えた時にもピンタレストを利用しました。例えば、最初の段階では、漠然とカンザシを作りたいけれど、どういうデザインにしたいかは自分でも見えていないんです。でも、誰に使ってもらいたいか、どういう自分が身に着けたいかというイメージは頭の中にある。そんな時に、ピンタレストを開けば、どういったライフスタイルに自分が惹かれているのかがビジュアルとして上がっているので、本当に求めているディテールが明確になっていきます。そうやって探索していくうちに、想像を遥かに超えて、新しいマインドにも気づかせてくれるので、プロダクトのデザインも着地していきます。そんなふうに、求めているものをより具体的に形にしていくために、ブランドディレクションやウェディングコーディネートの仕事、そして自分自身のビジョンを思い描くビジョンボードをピンタレストで作ってます」。 Pinterestに関するアンケートはこちらから。Learn 2022.12.26 PR
ホールに入ってすぐの天井には大きなシャンデリアが。
6630個(!)のクリスタルガラスはアルコールのしずくを表している。文筆家・塩谷舞による「今日、サントリーホールで。」Vol.1「何か豊かなものに触れて気持ちを切り替えたい。美術館で何かいい展示してないかな、映画館は……」。そんな日常の選択肢に加えて欲しいのが「コンサートホール」。クラシックといって構える必要はありません。純粋に音を楽しむのはもちろん、目を閉じてゆっくりと息を吸いながら、最近の自分のことを振り返ったり、あるいは遠くの場所や知人のことを思い出したり。ホールを出るころには心と体がふわっと軽くなる。文筆家・塩谷舞がサントリーホールで体験して綴る、「コンサートホールのある日常」。Learn 2022.12.26 PR
Pinterest_WEB連載-3見て、考えて、作って。ピンタレストはもの作りのパートナー。美しく盛り付けられたお菓子の写真が人気を博し、SNSで計15万人以上のフォロワーを持つフードデザイナーのAi Horikawaさんは、お菓子作りはもちろん、ビジュアル制作まで手掛けている。高校生(!)のときから10年以上使っているピンタレストは、もの作りの基礎体力をつけ、今のキャリアを築くためのツールであり「もの作りのパートナーです」という、彼女のピンタレストライフとは。 Pinterestに関するアンケートはこちらから。Learn 2022.12.12 PR
Pinterest_WEB連載_#2-1ピンタレストは自分の視野や世界を広げるツール。人物やトラベル、企業などの広告撮影で活躍しているフォトグラファー、もろんのんさん。昨年、フリーランスになるまでは、会社員と兼業していた。そのキャリアの過程を聞いてみると。 「もともとカメラが好きというよりは、友人とのおでかけの延長線上に写真があったんです。学生時代から、『日光の紅葉を見に行こう』『国営ひたち海浜公園のひまわりを撮りに行こう』と、さまざまなところへ出向き、撮影したカットをSNSに載せていたら、Hanakoさんからお声をかけていただいて。写真の仕事を始めて8年目です」 独学でカメラを勉強してきた中、ピンタレストがおおいに役立ってきたそう。 Pinterestに関するアンケートはこちらから。 Learn 2022.12.19 PR