バーは人と出会える場所。 おひとりさまでもOK!気になるバーテンダーがいるおしゃれBAR4選【渋谷・原宿エリア】
バーと聞くとなかなかひとりで入る勇気が出ないと言う方も少なくないのでは?そこで今回は、そんな方にもおすすめしたいイケメンで親切なバーテンダーがいる渋谷・原宿エリアのバーをご紹介します。お酒業界での広報歴11年の児島麻理子さんが、実力派の若手バーテンダーをご紹介する連載、児島麻理子の「TOKYO、会いに行きたいバーテンダー」よりお届け。
1.渋谷〈The SG Club〉のJoshin Atoneさん
味わって飲む〈Sip〉、気軽に飲む〈Guzzle〉。そんな2つの側面を持つバー〈The SG Club〉は、バー不毛の地域、神南に登場して注目を集めているお店。海外からのゲストも多いこのお店で流暢な英語で接客をこなすのが、Joshin Atoneさんです。
ニューヨークで2年、上海で1年の経験を積み、〈The SG Club〉のオープンに合わせて日本に移住。ここ〈The SG Club〉は、江戸時代にアメリカに渡った遣米使節団という実在する侍たちが、”もしアメリカでバーを見て、日本に持ち帰ったらどんなバーを作っただろう”というのがコンセプト。店内は古き良きアメリカと日本が混ざり合うオリジナルの世界が広がります。
このお店のこの一杯「ラム アンド コーラ ウィザウト コーラ」
ラムとコーラで作られるキューバリブレを、本物よりも美味しいコーラを目指した自家製のSGコーラで作成。コーラのレシピは秘密。
昼からカジュアルに楽しめる1Fの〈Guzzle〉と夜にゆっくり楽しむ地下1Fの〈Sip〉。地下には靴磨きスペースがあり、お手洗いにも仕掛けが!?月に1回満月の日にイベントもあり。
〈The SG Club〉
■東京都渋谷区神南1-7-8
■03-6427-0204
■1F 11:30〜02:00(日〜木)、11:30〜03:00(金・土)
地下1F 18:00〜02:00(日〜木)、18:00〜03:00(金・土)不定休
2.表参道〈fünklein〉の一ノ瀬 航大さん
バーの背面にずらりとならぶ、”タップ”と呼ばれる注ぎ口。クラフトビールのお店では見かける光景ですが、ここから注がれるのはビールではなく、なんとカクテル!このようにタップから注がれるカクテルは”タップカクテル”と呼ばれ、海外ではトレンドのひとつとなりつつあります。自らの仕事を”ラボで働く技術者のよう”と語る一ノ瀬さん。バーテンダー歴2年目ながら、渋谷の人気店〈SG club〉のオープニングから入り、仕込みを担当しながら腕を磨きました。
仕込みが自分の得意分野という一ノ瀬さんは、お客さんの味への反応にも注意深く目を向けています。「バーテンダーの面白さは、毎日違うというところです。毎日来るお客さんも違えば、同じ人が来てもその時によって感情も違うし、状況も違う。もちろん僕も感情が変わったりします。そんな中で自分が作ったカクテルが美味しいときはすぐ分かります。あっという間に飲み切ってもらえたり、表情が明るくなったり。そんなとき、バーテンダーとしてのやりがいを感じますね」
このお店のこの一杯「清水湯」
一ノ瀬さんがよく行く銭湯〈清水湯〉からのネーミング。”お風呂あがりに飲んで欲しいカクテルです”という言葉の通り、適度な塩味と爽やかさがあり、大人のアクエリアスのような味わい。テキーラをベースに、グレープフルーツと蜂蜜、グラスにはヒノキの香り付けを。
2020年1月にリニューアルオープンした〈GYRE〉ビル4Fのフードフロア〈GYRE FOOD〉にあるバー。土壁や緑が多様された空間は、森の中にいるような雰囲気。”循環”をテーマにしたダイニング、バー、食材店、イベントスペースが広がります。
〈fünklein〉
◾︎東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE4F
◾︎03-6803-8699
◾︎11:00〜23:30LO.(月〜土)、11:00〜20:30LO.(日)
3.代々木〈MUSIC BAR〉の広川 祐太郎さん
3,000枚を超えるレコードに、ブルックリンのようにペイントされたレンガ壁。代々木 〈MUSIC BAR〉は外国人も多く集まり、都会的な雰囲気が漂います。 この中で手際よくお酒をサーブしていくのが、バーテンダーの広川祐太郎さん。アパレルメーカー〈DELUXE〉によるユニフォームをオシャレに着こなし、長めの髪をきれいに撫で付けた広川さんは、いかにもイマドキな若者ですが、バーテンダーを選んだ理由は極めて真面目なものでした。「もともとお酒は弱かったんですが、あるとき”修行しよう!”と思い立って家で飲みだしたんです。 初めてバーボンを飲んだら、案外飲めて。その後、スコッチウイスキーを飲んだら、こんなにうまい酒があるのかと。もっと知りたいと思いました」
店内にはこだわりのスピーカーから音楽が流れ、1曲ごとにミュージックセレクターが選曲する〈MUSIC BAR〉は、m-floのTakuさんがMCを務めるインターネットラジオ〈Block FM〉の公開収録がされたり、海外の有名バーからのゲストバーテンダーも来るなど、音楽とともにお酒を取り巻くさまざまなカルチャーに触れられます。
このお店のこの一杯「A.Y.B SOUR」
Abnormal(変わった)、Yellow(黄色い)、Band(バーマン集団)という謎めいた名前を持つ、少し変わったオリジナルレモンサワー。自家製のレモンシロップと、レモンビターズが入ったウォッカベースのレモンサワー。
レコードから流れる音楽を聴きながら、約200本のウイスキーやオリジナルカクテルが楽しめます。様々な飲食店が入る〈代々木VILLAGE〉の中で、緑の小道を通り抜けた最奥に位置する〈MUSIC BAR〉は、さながら森の別荘の雰囲気。〈代々木VILLAGE〉では、4月5日まで春のビアガーデンも開催中。
〈MUSIC BAR〉
◾︎東京都渋谷区代々木1-28-9
◾︎03-6276-8440
◾︎18:00~03:00(月~土)、18:00~0:00(日・祝)
4.原宿〈TRUNK(LOUNGE)〉のサイモン ダーヴェニーザさん
「好きな日本語は”ごろごろ”かなあ。ごろごろするのも好きだし、語感が好き」と語るのは、オーストラリアから来たサイモンさん。早稲田大学で国際教養学部にもいたサイモンさんは日本語がぺらぺらです。17歳の時に日本でホームステイして以来、何度となく日本に来て、いまや渋谷でバーテンダーとして腰を据えることになりました。
「カクテルの名が思いつかないときは、音楽の中から探すんです。好きなのは、ラップやヒップホップ。クラシックカクテルをツイストさせて、新しいカクテルを作っています。バーテンダーの仕事はクリエイティブが発揮できる面白い仕事。将来は自分でバーを持ちたいなと思っています。もちろん日本で」。 週末はDJプレイも入り、外国人も日本人も混ざりながら盛り上がるインターナショナルな〈TRUNK(LOUNGE)〉。テンションの高いフロアの中でも、ホッとさせてくれるサイモンさんの笑顔に会いにぜひトランクに訪れてください。
このお店のこの一杯「スロー ジャムズ」
カニエ・ウェストのラップ曲『SLOW JAMZ(スロー ジャムズ)』をインスピレーションにした一杯。ラップらしく言葉遊びがされていて、sloe(すもも)を使用したジンが味のアクセントに。ライム、ミント、ジンジャーが効いたリフレッシングな味わい。
入り口に入るとすぐにあるラウンジにある〈TRUNK(LOUNGE)〉。昼はコーヒーを片手に仕事をしながら、夜はカクテルを囲んで社交する場として、多種多様な人の”サードプレイス”として使われているカフェ&バー。
〈TRUNK(LOUNGE)〉
◾︎東京都渋谷区神宮前5-31
◾︎03-5766-3210
◾︎09:00〜23:00(日〜水)、9:00〜24:00(木〜土)
※バータイムは17:00から閉店まで(日〜水23:00、木〜土24:00)
※情勢に応じて営業内容が変更になる場合があります。