ひとりでじっくり巡りたい。草間彌生の展覧会など、2026年11月におすすめのアート展4選

ひとりでじっくり巡りたい。草間彌生の展覧会など、2026年11月におすすめのアート展4選
ひとりでじっくり巡りたい。草間彌生の展覧会など、2026年11月におすすめのアート展4選
CULTURE 2026.11.06
アートコレクターの小池藍さんがセレクトした、2026年11月に行きたいアート展覧会4選をご紹介。心を動かす一展を、ここから見つけてみてください。
※展覧会情報は記事公開時点のものです。

1. 30年にわたる森万里子の創作の軌跡を辿る。『森万里子:燦燦(さんさん)』

30年にわたる森万里子の創作の軌跡を辿る。『森万里子:燦燦(さんさん)』
《WaveUFO》1999-2002年展示風景:「森万里子:WaveUFO」ブレゲンツ美術館(オーストリア)2003年撮影:リチャード・リーロイド

日本では2002年の『ピュアランド』以来24年ぶりとなる、森万里子の大規模個展。約40点の作品群を通じて、テクノロジーと精神性を行き来する彼女の創作を振り返る。勾玉型のポッドに入って鑑賞する立体作品《WaveUFO》をはじめ、テクノロジーを用いた空間体験も大きな見どころ。2027年3月28日(日)まで〈森美術館〉にて開催中。

2. 限られた色と形で、絵画の可能性を追い求める。『長谷川 繁 ペイン天狗』

ナスやバナナ、魚など限られたモチーフで、ユーモアと悲哀に満ちた絵を描く長谷川繁。美術館で初の大規模個展となる本展では、新旧約120点がずらりと並び、そこにある徹底した意志と軽やかな展開を紐解いていく。絵に取り憑かれた「ペイン天狗」の筆致に、絵を見る喜びが蘇る。2027年1月24日(日)まで〈豊田市美術館〉にて開催中。

3. 震災から15年、東北の記憶と現在を写し出す。『青森県立美術館開館20周年/東日本大震災15年「志賀理江子 なぬもかぬも」展』

震災から15年、東北の記憶と現在を写し出す。『青森県立美術館開館20周年/東日本大震災15年「志賀理江子 なぬもかぬも」展』
志賀理江子《なぬもかぬも》アーティゾン美術館での展示風景 2025-26 年 撮影:志賀理江子

三陸の方言で「お手上げ」「一切合切」を意味する「なぬもかぬも」。写真家・志賀理江子が、東北の土地や人々、記憶と向き合ってきた軌跡を紹介する。新作を含む写真、映像、インスタレーションなどで、震災からこれまでの15年を見つめる。2027年3月14日(日)まで〈青森県立美術館〉にて開催中。

4. 光と反復が織りなす、草間彌生のきらめく世界。『パァーッと光が出て、キラキラッていろんなものが見えてくる。』

光と反復が織りなす、草間彌生のきらめく世界。『パァーッと光が出て、キラキラッていろんなものが見えてくる。』
草間彌生《命の消滅》2011年 © YAYOI KUSAMA

「光」をテーマに、水玉や網目、鏡を用いた無限の反復によって独自の世界を築いた草間彌生の創作に触れる。今夏に惜しまれつつもこの世を去った彼女は、まばゆい光の世界へと帰っていっただろうか。2027年1月31日(日)まで〈草間彌生美術館〉にて開催中。チケットはWebサイトのみで販売。

CURATOR
小池 藍
(「THE CREATIVE FUND」代表)

ベンチャー投資家として働きながら、アートの知見を深めることとコレクション、普及に努めている。

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