前田有紀さん
2021.06.26

第87回 前田有紀の『週末・気分転〈花〉』 おうちで森林浴?夏の始まりに欠かせない「ドウダンツツジ」の楽しみ方

10年のアナウンサー生活を経て、フラワーアーティストとして活躍する前田有紀さん。そんな彼女が世の頑張る女子の気分転換になるようなフラワーライフのアイデアを紹介してくれる連載。今回は、「ドウダンツツジ」という枝物についてです。
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夏至をすぎ、明るい時間帯が長い6月。朝早く目が覚めた日は朝から手仕事がはかどります。暮らしの中の野菜たちも、すっかり夏野菜になり、カウンターに置いた野菜かごにはキュウリやトマト、ズッキーニ、枝豆、コールラビなど。個性豊かなラインナップです。

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そんな我が家の夏の始まりに欠かせないのが、”ドウダンツツジ”。2m近い大きさのものがやってきたので、キッチンのカウンターやリビングの一角に、大きな花瓶に生けてかざっています。

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かれこれずっと昔になりますが、自分自身の結婚式の装飾にも使った思い入れのある枝物で、この季節にはいつも飾っています。樹木としては、春には新緑が美しく、4~5月には白い小さなすずらんのような花が咲きますが、この季節には、花の市場でも枝物として出回り、夏場の空間を涼やかに彩ってくれます。枝物は暑い季節には長く楽しめるのが魅力の一つです。

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切り花よりも水上げの仕方が難しいのですが慣れてしまえばすぐに終えることができます。ドウダンツツジの場合は、根本の10センチほどは外側の茶色い皮を剥いて(ナイフがあればナイフで)縦にハサミを入れてあげると、しっかり水を吸い上げることができます。こまめに切り戻して、水を換えてあげると、この時期でも1ヶ月近く楽しむことができます。

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そして、素敵なエピソードをもう一つ。ドウダンツツジには「満天星」という呼び名もあり、中国の故事に由来しています。「その昔、仙人が霊薬を練るうち、誤ってこぼした霊水が、この木に散ってまるで満天の星のように輝いた」という伝説があるそう。長く伸びた枝を生かして、テーブルや棚の上にどんと飾って見上げて飾ることも多いので、遠い昔の言い伝えに想いを馳せて、満天の星空を想像して眺めるのも素敵な時間ですね。夏のお家時間の森林浴に、ドウダンツツジをぜひ飾ってみてくださいね!

前田 有紀
前田 有紀 / フラワーアーティスト

「10年間のアナウンサー生活のあとイギリス留学を経てフラワーアーティストとして独立。パーティーやウェディングなどの空間装飾のほか、移動花屋のオリジナルブランド〈gui〉」を立ち上げる。」

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