木村ミサと本日のティータイム。 月500円で始める「お茶のサブスク」って?〈煎茶堂東京〉でティータイムが贅沢に。 LEARN 2020.05.19

こんにちは。木村ミサです。GWも終わり、いつもだったら5月病という言葉がちらほら聞こえる時期ですが、ずっとおうちにいるせいか、今年はなんだかずっと5月病のような気分。時期が明けたら、“こんなGWの過ごし方も良かったよね!”と思える日が来ますように。さて、季節はいよいよ新茶の時期!スーパーで新茶が並んでいるのを見るとワクワクします。今回は、私のちょっぴり贅沢タイムを共にしてくれるお茶をご紹介します。

みなさんは、“お茶のサブスク”があるのを知っていますか?以前、連載でご紹介した〈東京茶寮〉の〈煎茶堂東京〉が、日本初の「見て飲む」お茶の定期便サービスを開始。月500円で、茶葉とそのお茶に関する情報が載った冊子が楽しめるのです。単一農園、単一品種をこだわる〈煎茶堂東京〉ならではの、毎月違ったシングルオリジンの茶葉が2つ届くので、「今月はどんなお茶かな?」と毎月私にときめきをくれます。

木村さん連載 27回

このように、情報誌『TOKYO TEA JOURNAL』が届きます。お茶について深掘りしたいと思うと、「いつも飲んでいるこのお茶は、どのような場所で、どういった人が作っているのだろう?」そんな疑問が頭に浮かぶけど、知る術はなかったりする。そんなお茶好きのかゆい所に手が届く、読み応えたっぷりな一冊。淹れ方や茶葉のチャートが丁寧に記載されているので、一煎目、二煎目…とそれぞれ温度や蒸らし方までこれに沿って淹れるといつも以上に丁寧な一杯になるのです。

【本日の1杯目】「さえみどり」

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鹿児島県霧島のヘンタ製茶のシングルオリジン。環境に優しく、茶葉作りに適した霧島山麓の標高200〜300mの茶畑で自家配合堆肥による土作りにこだわり、無農薬または有機栽培されているそう。

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茶葉はしっかりとまっすぐ、そして鮮やかな緑が印象的で凛としている。「さえみどり」は、緑が綺麗に出るのが特徴の茶葉。そそいだらどんな色を纏ってくれるのだろうと期待が高まります。

『TOKYO TEA JOURNAL』にはそれぞれの抽出レシピが載っているので、それを忠実に再現してみましょう。

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『TOKYO TEA JOURNAL』には、抽出レシピとペアリングしたい逸品が載っています。「さえみどり」のペアリングの逸品はいちごのフルーツサンド。フルーツサンドのキラキラフレッシュな大型新人アイドル感よ。断面だけで可愛いなんて推せる。そんないちごサンドの甘酸っぱさとクリームのまろやかさが、二煎目の深みと合わせると本当に馬が合う。「さえみどり」も主役級の鮮やかさとさわやかさを持っていると思ったら、主役を引き立たせてくれる相手役にまでなってくれる。そんないろんな面が見れるのが魅力なお茶です。

【本日の2杯目】「釜炒りはるもえぎ」

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鹿児島県日置市の伊集院町にある、前鶴製茶のシングルオリジン。九州では釜炒り茶という、煎茶ではない、釜で炒った製法で作られる香ばしい香りが特徴のお茶である。前鶴製茶の前鶴憲一さんの祖父が、この釜炒り茶に惚れて以来ずっと作り続けて来たと言う。

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釜炒り茶は釜で炒って、ドラム缶でぐるぐると回しながら乾燥させるので、茶葉がくるんとしているのが魅力。見た目は少し中国茶にも似ています。淹れると急須の中で茶葉たちが踊るようにふわっと広がるのが見ていて愛らしい。

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「釜炒りはるもえぎ」のオススメのペアリングは茹でそらまめなので、二煎目で一緒にいただきます。今年初のそらまめ。このタイミングでいただけるなんてなんて贅沢。カラッと飲みやすい釜炒り茶の甘みと、そらまめの相性が抜群。縁側で日向ぼっこしながらいただきたいペアリングです。また前鶴さん曰く、「飲みやすいので、食事に合わせてガバガバ飲んでいただきたい」そう。日常に寄り添ってくれる釜炒り茶は、毎日飲むお茶としてもとってもオススメです。

お茶のサブスクで、読んで、見て、飲んで楽しい体験がおうちでできるなんてなんて贅沢。毎回4gずつ届くから、“これ好みだから買ってみようかな?”と言うきっかけになるのもありがたい。気になった茶葉は〈煎茶堂東京〉の通販でも買えますよ。皆さんも、おうち時間にお茶を読んでみませんか?それでは本日の一杯、召し上がれ!

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