![HANAKO1158_0011 老舗も、新しい店も。ずっと、のこってほしい場所鎌倉遺産。](https://img.hanako.tokyo/2018/06/HANAKO1158_0011-1024x1311.jpg)
老舗も、新しい店も。ずっと、のこってほしい場所鎌倉遺産。 Magazine No. 1158 2018年06月07日 発売号
他の号
掲載店舗
その他専門店 魚介・海鮮料理 ヨリドコロ市場店干物定食がおいしいと評判の稲村ガ崎の古民家カフェ〈ヨリドコロ〉が手がける干物のテイクアウト専門店。駿河湾や相模湾を中心に、全国各地から厳選した旬の干物を常時10種類ほど取りそろえる。どれも身厚で上品な脂がのり、鮮魚の旨さが凝縮。市場価格で、比較的リーズナブルに買えるのがうれしい。
カフェ その他専門店 Dandelion Chocolate Kamakuraアメリカ西海岸生まれのビーン・トゥ・バー・チョコレート専門店の日本3号店。チョコクロワッサンやグラノーラなど、ほかでは味わえないモーニング限定メニューがあるので、鎌倉に来たらまずはここへ。人気のペストリーは昼過ぎには売り切れてしまうことが多いので、早めに訪れて。
カフェ 喫茶店 手紙舎鎌倉店店内には、ポストカードやレターセット、文具や器などが所狭しと並ぶ。その全てが作家のアイテムで、イラストレーターの高旗将雄さんや版画家の平岡瞳さんなど、取り扱いはおよそ50名にも及ぶ。一角にはカフェスペースを併設。自家焙煎のコーヒーをはじめ、自家製シロップのフルーツジュースで一息。
ベーカリー ライ麦ハウスベーカリーフィンランド出身のパン職人アキさんと、奥様の優子さんが切り盛り。栄養価の高いライ麦や大麦、オートミールを使って、特注の溶岩窯で焼き上げる。「本場のパンはもっと酸味が強く、硬いものが多いけれど、日本人の口に合うように酸味を抑えて、柔らかめに仕上げているよ」とアキさん。体が喜ぶパンをどうぞ。
ビストロ SHOOBEDOODA元はギャラリーだったスペースは、天井高があり広々として居心地がいい。オーナーシェフの髙橋規仁さんが手がける料理は、フレンチをベースに、地中海沿岸諸国のエッセンスがセンスよくちりばめられている。素材に合わせて、フルーツ、ハーブ、スパイスをアクセントに使い、香りがあふれる料理に仕上げるのがシェフの真骨頂。「火入れに自信あり」という肉料理も楽しみに。
カフェ その他西洋料理 ワインバー 【閉店情報あり】CHICCHIRICHI AND MARY’s PIE STORE丸七商店街にあるホームメイドパイの名店が、木~土曜の夜だけ、ワインとおつまみを提供するバル営業をスタート。ワンコインから楽しめるので、軽く1杯にうってつけ。バルタイムもパイの購入ができるので、今まで以上に買いやすくなったと、地元でも評判。
甘味処 甘味処 こまめ絹豆腐と白玉粉を合わせた豆腐白玉、3つの産地の天草をブレンドして手作りした寒天に、生姜と黒糖を加えた“黒かん”など、既成概念にとらわれず、オリジナルメニューを次々と考案。「豆腐白玉・クリーム黒白あんみつ」870円(税込)は、そんな自信作の豆腐白玉と黒かんに、あんこや求肥を盛り込んだ贅沢な一品。
洋食 レストラン カロ斉藤さんをはじめ生粋の鎌倉っ子に親しまれる洋食店で特筆すべきは、ご主人特製のソース類。丸一日かけて煮詰めたホワイトソースはコクがあり、ライスはソースに負けないようケチャップで味付けをする。トッピングにはエビとチーズをたっぷりと。香ばしいチーズのおこげと、ほどよく酸味のきいたライスの絶妙なバランス。「ベシャメルソースや焦げ目、ご飯の量もバッチリです」(斉藤さん)。S 1,050円、写真はM 1,250円(各税込)。
カフェ kamakura 24sekki蔵つき麹種を使って焼いたパンと、農家から直に届けられる旬の無農薬野菜を使った、ヴィーガンのパンカフェ。ありのままの自然と季節感を取り入れ、時間をかけて丁寧に作る姿勢は、併設する庭作りにおいても同じ。もとからあった梅と南天の木は残し、植栽したもの、また自生する花や緑が美しく交ざりあう。「これからは紫陽花、また夏にかけては愛らしいオレンジの花が咲くヒメヒオウギズイセンの姿も見られますよ」と店主の瀧澤智美さん。木をベースにしたモダンで温かみのあるインテリア、深いくつろぎを誘う空間とのバランスも絶妙。
イタリアン 創作料理 いぞら今から約20年前、薪窯を使ったナポリピッツァの先駆けとして、東京のフードシーンにド派手に登場した〈ISOLA〉。その当時〝本場の味〟に多くの人々が魅了されたのだった。今春、銀座に登場した新店は「おいしいものを追求した結果、国産食材にたどりついた」と、〈グラナダ〉CEOの下山雄司さん。たとえばピッツァ。北海道産小麦粉の生地に、熊本や加賀産のフレッシュトマトで一から仕込むトマトソースや、青紫蘇のジェノベーゼソースを用いる。季節ならではの味覚も大切にし、今の時季なら、鮎、桜海老、渡り蟹などで四季を表現。食感の違いで繊細に仕上げたり、南部鉄器で地鶏半羽を豪快に窯焼きにして味わったり。やちむん(沖縄陶器)や浮世絵のある空間など、お店まるごと日本の魅力が満載!