
ロマンチックで新しい街へ。浅草・谷根千 Magazine No. 1144 2017年10月19日 発売号
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白石麻衣、浅草でタイムスリップ。
ロマンチックで新しい街へ。
浅草・谷根千
<ペリカンカフェ>は浅草でできている。
<浅草 飴細工 アメシン>
浅草だからこそ、伝統文化を伝えたい。
<釜浅商店>
老舗の4代目が改革!合羽橋をみんなの場所に。
ASAKUSA ACADEMY LESSON1
街歩きのお楽しみ!下町タイポグラフィ。
創業100年超えから新店まで、いまこそ食べたい浅草グルメ。
愛される洋食の名店
創業100年超えの味
ひっそりと佇む路地裏グルメ
再考の喫茶店は浅草にある。
名店を目指してコーヒーさんぽ。
スターとファンを結ぶプロマイド。
マルベル堂を知っていますか?
ASAKUSA ACADEMY LESSON2
街歩きの前に、18個の浅草ワードをチェック。
谷根千、ディープな路地裏へようこそ。
路地裏を自転車でクルージング!
5 things to do in YANESEN!
くねくね道も路地裏も魅力的。
何かが待っているヒミツの路地へ。
目指すべきはおいしい終着駅!
超個性的な店を目的地に。
浅草・蔵前の2つの名店に聞く。
下町良品のお店と道具。
個性豊かな地図といっしょに下町散歩を楽しもう。
[特別付録]Hanako×Nogizaka46
Cheers Tokyo!Project Vol.3
MAI SHIRAISHI ASAKUSA STICKER
Hanako×乃木坂46スペシャルコラボ
第3弾プレゼント!
Book in Book
下町のおやつ図鑑。
他の号
掲載店舗
寿司 弁天山美家古寿司「冷蔵庫のない時代は必ず寿司ダネに仕事を施していた」と5代目の内田さん。古典的な江戸前寿司を握る同店では、マグロの醤油漬けからヒラメの昆布締め、アナゴの爽煮と、ほとんどの寿司に下ごしらえをする。口に入れると、香りのいい山葵とダシを合わせた煮切り醤油のバランスがなんとも絶妙。一貫30gがベストと話すが、好みに合わせシャリは調整可。そんな大らかさが、長らく愛される理由かも。
ベーカリー パンのペリカン店に入るとパンのいい匂いが。食パンは日に400〜500本ほど焼き、店頭または電話で取り置きもできる。ドキュメンタリー映画『74歳のペリカンはパンを売る。』も公開中。
洋食 レストラン カミヤ明治13年に創業し、日本初のバーとなった〈神谷バー〉は、浅草の顔ともいえる存在で、大正10年に落成した本館は登録有形文化財に。開店前には行列ができ、1階のバー、2階のレストラン、3階の割烹へとそれぞれ吸い込まれていく。レストランでは、バニラアイスの形がユニークなクリームソーダ480円(税込)が。あふれないように、まずはソーダを一口。それからアイスに匙を入れよう。
カフェ 喫茶店 【閉店情報有り】アンヂェラス〈アンヂェラス〉のショーウィンドウに飾られたサンプルを目にすると、この美しいクリームソーダ720円(税込)を頼まずにはいられない。数々の文豪や漫画家たちが愛したこの店では、彼らのサインや好んだ座席などに触れられ、まるでタイムスリップしたような気分に。「梅ダッチコーヒー」などのオリジナルメニューや、「アンヂェラス」「苺ショートケーキ」などのケーキも欲張りたいから、シェアするのがおすすめ。休日にはショーウィンドウの前に行列ができる。
カフェ ダイニングバー ペチコートレーン千駄木駅からさんさき坂に向かい、へび道の入り口にあるカフェ。アンティーク家具やランプに囲まれた味のある空間。谷中しょうがのジンジャーエール(650円)など地産品を使ったドリンクも。夕暮れからはライブや、時には若手落語家の勉強会なども企画され、地元の人々や芸大の学生でにぎわう。
カフェ コーヒー専門店 バー KAPPABASHI COFFEE & BAR〈合羽橋珈琲〉の名で約12年続いた店が、昨年10月にリニューアル。一枚板のカウンターなど、木のぬくもりに満ちた内装は継承されている。コーヒーフロート750円(税込)には、小石川のスペシャルティコーヒー専門店〈karta coffee〉のグアテマラなどを使用。バニラアイスに負けないコクの深さが魅力だ。
喫茶店 銀座ブラジル 浅草パンを切るのもカツを揚げるのも全ては注文が入ってから、というのがこの店の誇り。それゆえ待ち時間が長くなることもあるが、それもまた一興。「元祖ロースカツサンド」1,000円は、ほんのりバラ色の断面が食欲をそそる。カツを2枚豪快に重ねたボリュームの反面、簡単に嚙み切れる柔らかいサンドだ。
ワインバル 七面坂 Necojitaya猫舌でも通いつめたくなる熱々煮込み料理専門のワインバル。ワインもつけて1,200円の手造り煮込みハンバーグなどのランチメニューも充実し、通し営業なので夕暮れ前に赤ワインモツ煮込みをつつきながら軽く一杯、なんて贅沢なひとときも過ごせるのが○
おでん 食堂 食事処 まえ田明治42年に茶屋として開店。店頭で作るおでんと牛すじ煮込みは、店を営む前田一家が受け継ぐ味。「おでんは代々の好みで味が変わってきた。先代はかなり濃かったけど、今は薄め」と4代目の幸子さん。その通りしっかりダシが染みているが、厚めの大根にふわふわのはんぺんと、素材の味がいきいき。牛すじ煮込みの中は大ぶりにカットしたスジとコンニャクのみ。濃すぎずホロホロっと味わい深い。 茶色いザラメと醤油で煮込む「牛スジの煮込み」550円は父の直伝。
その他日本料理 和食 三角日本料理屋からはじまり、フグ料理が評判になったことから専門店へ。築地で吟味されたフグは、ぐっと歯応えよく上品な味わい。だいだいの香り高い自家製ポン酢にアサツキ&もみじおろしを落としたら、さっとつけて口に運ぼう。またここで欠かせないのが「ひれ酒」。こんがりと焼いたヒレに注ぐのは、昔から辛口の「灘の生一本 菊正宗」。香ばしさが漂い、体もぽかぽか。つい昼から立ち寄りたくなる。 席は全て掘りごたつ。ふぐ会席コース6,800円も。