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恋人
- ワインバー binot.鎌倉駅から徒歩2分。陸地と海の温度を一緒にする夕凪が吹く頃にオープン。晩ごはんや呑みの時間より少し早めなのは、駅のホームの立ち食いそば屋のような、気軽さと心地よさを併せ持った存在でありたいという思いから。幼少期に体質改善のため、ベジタリアンだったこともある店主の阿部さんが作る、季節野菜の惣菜は、素材そのものを味わう、繊細で、優しく、力強いもの。お腹いっぱい食べてもいつもカラダごと軽く、スキップして帰れるような感じなのだ。鎌倉で9年、ここで出会った人たちと生み出す阿部さんの食コラボは、満月バーをはじめ、さまざまな形でおいしい記録と記憶を残し続けていて、ほんと、目が離せません。
- イタリアン オステリア ジョイアオーナーは、ソムリエにして野菜作り歴30余年の飯田博之さん。年間100品目の野菜とハーブを自家採取の種から育てあげ、まさに食べ頃なものだけを収穫して即座に厨房へ。それをミシュラン星付き店で腕を磨いたシェフが料理に仕上げる。走り~旬~名残と変化する野菜の風味に応じて料理も日々進化。その淡い甘みや清涼感のある香りなど、鮮烈にして繊細な味わいを引き立てるべく、飯田さんがソムリエの本領を発揮して、地ブドウ香るイタリアワインを選んでくれる。一期一会、今だけの奇跡を楽しみに出かけよう。
- ビストロ BISTRO AMPERSAND店名は“&”の英語読み。生産者と食べ手を料理でつなぎたいと命名された。〈ホテル日航東京〉でシェフを務めた間中航さんの店の看板はココット料理。鎌倉や三浦半島をはじめとする各地の農家や漁師の思いが詰まった食材の力を、最大限に活かしてくれるのがココット鍋なのだという。熱々で運ばれてくるココットの中身は野菜も肉も魚もゴロリと大ぶりで、素材の風味を逃がさない。豪快にして繊細な味わいは、シェフが吟味する自然派ワインと相性ぴったりだ。自家製のシャルキュトリーやキッシュ、テリーヌもおすすめ。
- フレンチ ラ・ヴィフランスの〈ポール・ボキューズ〉で修業後、ひらまつグループで23年間腕をふるってきた池田正信さんが鎌倉に店を構えたのは2年前。三島の契約農家が作る有機無農薬野菜と鎌倉野菜をふんだんに使ったフレンチが評判を呼び、今や地元美食家の定番レストランに。神経締めの達人と呼ばれる人から魚を仕入れるなど食材にはとことんこだわり、それを余韻の長い一品に仕上げていく。手をかけた料理の数々は、まさに熟練のフレンチの醍醐味。フルコースを食べて満腹になってもお腹はすっきり。翌日も決してもたれないのがうれしい。予約が望ましい。
- イタリアン RISTORANTE Siva昼は伝統的な郷土料理を、夜にはクッチーナ・クレアティーバ(郷土料理の再構築)をテーマにしたコースを提供。三崎の魚介、三浦野菜を使った繊細な味が評判で、南青山〈イル・テアトリーノ・ダ・サローネ〉で研鑽を積んだ芝先康一シェフが腕をふるう。ランチコース3,000円(写真は前菜の盛り合わせ)、ディナーコース4,750円〜。
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