初夏の長野旅行へ!予算は約1万から3万円。価格帯別おすすめ旅館8選
2019.04.23

宿選びに困ったら。 初夏の長野旅行へ!予算は約1万から3万円。価格帯別おすすめ旅館8選

歴史的な観光スポットに温泉、大自然にグルメも魅力的な長野県。旅行先に長野を選ぶ方も多いのでは?今回は、長野旅行の宿選びに役立つ価格帯別旅館をご紹介します。

編集部 / Hanako編集部

「東銀座にある編集部からお届けします!」

編集部
  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • LINEでシェア

1.【1泊2食付き1人9,180円〜】おいしい蕎麦処としても有名!〈民芸旅館 深志荘〉/松本

大正時代に始まった「つるの湯」をきっかけに生まれた〈民芸旅館 深志荘〉は、おいしい蕎麦屋としても有名な旅館。松本城のかつての名前「深志城」から名をいただき、お城の側に開業したのが昭和30年のこと。その後、今の場所に移り、かつての日本家屋を宮大工の手で再現したという。

客室はすべて和室で、お風呂は大浴場や貸切風呂が。

廊下やロビーには松本民芸家具などが置かれ、宿泊客同士もコミュニケーションができる空間になっている。

ロビーや休憩処など、宿泊者同士が触れ合える空間もあり、アットホームな空気は外国人にも人気。

自慢の蕎麦は、磨き上げた更科蕎麦と甘皮を残した藪蕎麦を絶妙にブレンドしたもの。
安曇野産のわさびのみで食べるのがおすすめ。

さり気なく置かれた松本民芸家具や、地粉のみで手打ちした絶品のお蕎麦など、「松本らしさ」に自然と触れられる宿だ。

〈民芸旅館 深志荘〉
松本駅から車で約10分。蕎麦だけを楽しみに訪れることもできる。旅館の裏手には国指定史跡の弘法山古墳があり、春は桜が見事。事前予約で松本駅からの送迎あり。
■0263-28-6500
■長野県松本市並柳2-11-21
■全17室1泊2食付き1人9,180円〜(税・サ込)。

(Hanako TRIP『1泊2日からの元気をもらう、週末旅。』掲載/photo:Ayumi Yamamoto text:Yuka Uchida)

2.【1泊2食付き1人13,000円~】日本初のビオホテル!〈カミツレの宿 八寿恵荘〉/北安曇野

5月中旬~6月上旬の開花期になると辺りはカミツレ一色に。

見渡す限り広がるのは、白く可憐なカミツレの花畑。毎年初夏が来ると10万本もの花が咲き誇り、辺り一帯を甘い香りで埋め尽くす。〈カミツレの宿 八寿恵荘〉は、日本ビオホテル協会の認定を受けた初のホテル。食材から建材まで徹底して環境に配慮し、北アルプスの豊かな自然と長く共存を続けてきた。

「華密恋の湯」。窓の外にはカミツレ畑が。

約4万8千坪を誇る広大な敷地内には、カミツレのエキスを使ったスキンケア製品を開発するカミツレ研究所を併設。カミツレとはジャーマンカモミールの和名であり、カミツレエキスをたっぷり加えた「華密恋の湯」は、宿自慢の名物のひとつ。カミツレエキスは乾燥や湿疹、肌荒れを抑えるとされ、琥珀に輝くお湯に浸れば肌がしっとりなめらかに。

朝食のお粥はカモミール入りの塩など薬味をお好みで。

湯上がりのお楽しみは、地の食材で作る丹精込めた料理の数々。食膳には自社農園で育てた有機のお米や新鮮野菜がずらりと並び、その豊かな滋味も大きな魅力。化学調味料や添加物は一切使わずに、素材本来の持つ味わいを最大限に引き立てる。

食事はビオ=有機素材が中心。さらにリネン類や建材も自然素材を使用。このような取り組みから2015年にビオホテルの認定を受けた。

客室は至ってシンプルで、テレビや冷蔵庫の類はなし。アカマツ、スギ、ヒノキをはじめ、建材には地元に生息する木材を使用。木の温もりを肌で感じ、素足になって思い切り寛ぎたい。

フリースペース「ふれあいの間」のハンモックでうたた寝を。

予定は立てず、のんびりと、心と体をやさしくリセット。ただひたすら自然に寄り添う、おだやかな時間が何よりうれしい。

〈カミツレの宿 八寿恵荘〉
東京駅から北陸新幹線で長野駅へ、信越本線で明科駅下車。タクシーで約30分。明科駅まで専用車で無料送迎あり(所要時間約30分・要事前連絡)。
■長野県北安曇郡池田町広津4098
■0261-62-9119
■全8室
■1泊2食付き1人13,000円~(税別・サ込)
https://yasuesou.com/

(Hanako特別編集「元気をもらう、週末旅。」photo : Tetsuya Ito text : Chiyo Sagae)

3.【1泊15,000円〜】旨みののった猪肉に鹿肉 、 信州ジビエを堪能。〈旅館すぎもと〉/松本

ロフトとベッドルーム付き個室、女鳥羽(めとば)

古く『日本書紀』に記された古湯の中心に佇む宿。1300年を経てなおこんこんと湧く源泉、堂々たる梁や柱が形作る空間、随所に配された松本民芸家具や民藝の作家による器。この宿の魅力は枚挙に暇がないが、ここに来たら何より主人が手ずから饗する美食を楽しむべし!

前菜の「酒肴八寸」

夕餉の膳にまず登場するのは小さな器が つばかりのった拭き漆の盆。器には山で採れたきのこや松本伝統食材の塩煮イカなどを使った酒肴がそれぞれ盛り付けられ、これから続く料理への期待を誘う。

信州名物の「馬刺し」

自家製辛味噌やわさび漬けなど薬味を巻いて。

脂ののり切った「猪鍋」は土鍋で脂身が透明になり、野菜がくたくたになるまでくつくつ煮る。

赤身肉の旨みが凝縮しながらもジューシーな「鹿肉のステーキ」も辛味噌をたっぷり。いずれも一番おいしい食べ方をレクチャーしてくれる。

松本民芸家具の椅子に暖炉、こだわりのオーディオがあるラウンジ。

塩尻産の丸抜き蕎麦を石臼で挽き、つなぎなしで打つ生粉打ち蕎麦。みずみずしく、驚くほど香り豊か。

奈良時代に開湯、今も中庭に湧き出す「束間の温湯」が注ぐ。

〈旅館すぎもと〉
標高800mほどの山麓に昔ながらの温泉街が広がる。その一画に位置する、自然に抱かれた宿。
■長野県松本市里山辺451-7
■0263-32-3379
■全17室
■1泊 15,000円〜

(Hanako1147号掲載/photo:Kanako Nakamura text:Mutsumi Hidaka)

4.【1泊2食付き1人15,000円〜】奥座敷にあるおすすめ温泉宿〈旅館すぎもと〉/松本

透明で無臭だが、湯上がりの肌はしっとりと潤う美ヶ原温泉の湯。

江戸時代から松本藩主の御用湯宿だったという美ヶ原温泉に、昭和8年に創業した〈旅館すぎもと〉。

藍染の暖簾を潜った先は、梁や柱が見事な和風建築。

山小屋風の客室「アルプス」。松本民芸家具のロッキングチェアでのんびりと寛ぎたい。

数名の大工が技を競って造ったという空間は、ひと部屋ずつ内装が異なり、それぞれに合った民芸品が置かれている。

夜のコースは信州の食材を生かした前菜盛り合わせからスタート。

宿主の花岡貞夫さんは蕎麦打ちを極め、お酒や芸術にも造詣が深い趣味人。美ヶ原の透明な湯で温まった後は、お酒に合う前菜や宿主自慢の手打ち蕎麦を味わえるディナーを。湯と食に満足できる宿は数あれど、加えて民芸に触れられる宿は少ない。松本から足を伸ばして寛ぎたい名宿だ。

〈旅館すぎもと〉
松本の中心部からは車で15分。館内にはサロンやバーもあり、ゆったりとした夜が過ごせる。松本駅からは美ヶ原温泉行バスに乗車し、美ヶ原温泉下車すぐ。
■長野県松本市里山辺451-7
■0263-32-3379
■全17室 
■1泊2食付き 1人15,000円〜(税・サ込)。

(Hanako TRIP『1泊2日からの元気をもらう、週末旅。』掲載/photo:Ayumi Yamamoto text:Yuka Uchida)

5.【1泊16,000円~】威風堂々、文化財の宿〈歴史の宿 金具屋〉に泊まる。/下高井

創業250余年、松代藩の脇本陣を務めた老舗。宿の中央に位置する「斉月楼」を建てたのが6代目。

昭和11年に完成した「斉月楼」。国の登録有形文化財だ。

最高級の宿を作るべく、宮大工と全国の観光地を泊まり歩いたのだとか。8間半の杉の通し柱や大判のケヤキ板、折り上げ式の格天井は見事のひと言。

階段の踊り場には、富士山をかたどった窓も。明治から昭和まで建てられた年代ごとに特徴のある4棟が繋がり、館内を歩くだけでテーマパークにいるような楽しさを味わえる。

廊下を街の通りに、客室をそれぞれの家々に見立てた造作は実におもしろく、凝りに凝った建具の意匠も素晴らしい。

街道の通りに見立てた廊下。
明るい広縁の付いた「斉月楼」の客室。一軒家に見立てられ、広い玄関と靴ぬぎ石まである。

主人の遊び心と、当時の最高の材料、宮大工の心意気と技に、誰もが心奪われる。

浪漫風呂。泥の湯と呼ばれる古い源泉からにごり湯が注ぐ。

4つの自家源泉がかけ流しで注ぐ8つの風呂も趣がそれぞれ異なり、はしごする楽しみも。中でもステンドグラスごしの光が美しいレトロな浪漫風呂と、湯小屋の佇まいも懐かしいひょうたん形の湯船は必見。

肌ざわりのやさしい湯が注ぐ鎌倉風呂。
夕食の秋冬の土瓶蒸し。料理はきのこや根菜、地場の食材を使ったものが登場。

〈歴史の宿 金具屋〉
奈良時代、行基上人により開湯されたと伝わる、温泉街の中心に佇む。
JR東京駅から長野駅まで北陸新幹線で1時間30分、長野電鉄長野駅から湯田中駅まで特急で50分。湯田中駅からバスで約7分。
■長野県下高井郡山ノ内町2202 
■0269-33-3131
■全28室 
■1泊 16,000円~

6.【1泊2食付き1人17,820円〜】民藝の精神を感じる宿〈松本ホテル花月〉/松本

松本民芸家具が置かれたクラシカルなロビー。

松本城のお膝元に明治年に創業した〈松本ホテル花月〉。昨年、モダンにリニューアルし、以前にも増して民藝の精神を感じる宿となった。館内には長年、ホテルで愛用してきた松本民芸家具や民藝の品々が置かれ、手仕事のある空間に滞在できる。

フロントにも美しいステンドグラスが。
本館のスタンダードツイン。シンプルな内装に民藝の絵が映える。旧館にはよりモダンなスイートルームやデラックスツインもある。

〈松本ホテル花月〉が民藝との関わりを深めたのは1973年の旧館創建時のこと。この時、ホテルの建築や内装に助言したのが、松本民芸家具の創設者・池田三四郎だ。池田は、民藝運動を率いた柳宗悦の考えに共感し、衰退していた松本の和家具産業を洋家具づくりで蘇らせた人物。和家具職人の技術でウインザーチェアなどを製作し、松本独自の民藝へと育てていった。

池田監修の元、選ばれた松本民芸家具は、月日が経ち、その魅力を増している。最低でも8回塗り重ねる塗装の奥から、うっすらと浮かぶ美イカザしい木目。レストラン〈I;caza〉では、そんな使い込まれた家具で、〝ながのテロワール〞をテーマにした創作フレンチが味わえる。

千葉産の花悠子豚のグリルビネグレットソース。イカザコース9,800円。

料理監修はアラン・デュカスの継承者、上野宗士。この春は山菜や春野菜をふんだんに使う料理を考えているという。民藝の世界には〝他力美〞という言葉があるが、これは芸術のような美ではなく、伝統に準じ、実用を考えた工芸の美のことを言う。ホテルに漂う心落ち着く空気は、そんな民藝らしい美の精神を教えてくれる。

〈松本ホテル花月〉
明治20年創業。シンプルな客室の本館と、スイートルームなどがある旧館がある。レストランや喫茶室は滞在客以外も利用可。
■長野県松本市大手4-8-9
■0263-32-0114
■本館66室、旧館23室
■1泊2食付き1人17,820円〜(税・サ込)。

(Hanako TRIP『1泊2日からの元気をもらう、週末旅。』掲載/photo:Ayumi Yamamoto text:Yuka Uchida)

7. 【1泊18,500円~】滝見風呂のダイナミックな風景に感動!〈かやぶきの郷 薬師温泉 旅籠〉

茅葺きの長屋門をくぐり敷地内へと歩を進める。江戸時代の旧家など、日本各地から移築した家屋が立ち並ぶ風景は、ひと昔前の里山集落に迷い込んだような錯覚へと誘われる。蔵戸を開けて入る街道沿いの旅籠を模した客室は、くつろぎの滞在が約束された場だ。

客室棟は、渓流を見おろす写真の「せせらぎ館」と、全室半露天風呂付き客室である「やすらぎ館」の2棟。

旅人気分に浸りながらの夕食は、茅葺き家屋での囲炉裏料理を。

夕食は、茅葺きの食事処で囲炉裏料理を、掘りごたつか椅子席で。

炭火を使った焼き物や、白味噌仕立ての薬膳鍋など、山の幸をたっぷりと味わえる。

四季ごとに表情が変わる風景。木々が雪で覆われる冬も一見の価値あり。

何よりも楽しみなのが、渓流沿いの自然に抱かれた「滝見乃湯」。 四季折々の色に染まる滝の美しさ、ザーッと心地よく響きわたる水の音にしばし心を奪われる。湯に映り込む風景も一興だ。

暗闇の中、ライトアップで浮かび上がる幻想的な夜の露天風呂もぜひ。

南部曲がり屋「木村家」は山形県から移築したもの。縁結びの「薬師願所」があり、休憩処にもなっている。

湯は自噴する天然温泉。「滝見乃湯」のほか、源泉かけ流しの「薬師の湯」や貸切風呂などもある。
〈かやぶきの郷 薬師温泉 旅籠〉
JR高崎駅で吾妻線に乗り換え、中之条駅まで約60分。駅から無料送迎バスで約40分(要予約)。
■群馬県吾妻郡東吾妻町本宿3330-20 
■0279-69-2422
■全27室 
■1泊 18,500円~ 

8.【1泊27,000円〜】〈萃sui‐諏訪湖〉広々とした湖面に続く湯船で深呼吸/諏訪

目の前に湖水が広がる絶好のロケーションにオープンして1年。屋上にしつらえた露天風呂。諏訪湖の間欠泉を右手に、湖面に浮かぶ初島を左手に、正面には遠く穂高の山々を見渡せる。

このパノラマは、客室の窓辺にある湯船からも。やさしい手ざわりの湯に、日々の疲れも吹き飛んでいく。

全8室の宿は誰にも邪魔されずプライベートな時間を過ごせると評判。

囲炉裏茶の間では、20〜23時は地酒バーに。湯上がりには諏訪地域の地酒を楽しむことができる。

〈萃sui‐諏訪湖〉
JR新宿駅から上諏訪駅まで特急あずさで2時間15分。駅から徒歩15分、 タクシー5分
■長野県諏訪市湖岸通り2-5-27
■0266-58-3434
■全8室
■1泊 27,000 円〜

※時期や予約サイトによって価格が変動する為、必ず宿へお問い合わせください。

(Hanako1147号:photo Tomo Ishiwatari Yoko Taijiri,text Kahoko Nishimura Musumi Hidaka)

編集部

どこへ行こう?

  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • LINEでシェア
Hanako w/ Seibu2_sidebar
TOPに戻る