手土産にもぴったり。 【京都】間違いのない定番の和菓子6選。老舗が作る、新たな名物菓子も。 FOOD 2021.09.17

老舗が手がける話題の新作から、おなじみの店のいつも変わらない味まで。食べ比べるのも楽しいあんこ系を中心にした、気取らない和菓子たち。

INDEX

1.〈麩嘉(ふうか)本店〉の鯛焼き麩

笹の葉で巻いた麩饅頭に続く新しい麩饅頭をと昨年作られた鯛焼き麩。一丁焼きのたい焼きの型を使って焼き上げた皮は、もっちりしつつ香ばしい。中には甘さ控えめに主張する丹波大納言小豆の粒餡。老舗ならではの上品さと素朴さを兼ね備えた新たな名物だ。5個箱入り1,500円。店舗での購入は要予約。

〈麩嘉(ふうか)本店〉
■京都府京都市上京区西洞院通椹木町上ル東裏辻町413
■075-231-1584
■9:00~17:00 月休

https://fuka-shop.com/

2.〈今西軒〉のあんてぃーく

昔ながらのおくどさん(かまど)で、すべて手仕事で作り上げるおはぎ専門店。「あんてぃーく」はふっくら炊き上げた茹で小豆の瓶詰め。控えめな甘さが小豆の風味を際立たせる。白玉や寒天とあわせれば、たちまち甘味処級のおやつが完成する、うれしい一品。500g 900円。

〈今西軒〉
■京都府京都市下京区五条烏丸西入ル横諏訪町312
■075-351-5825
■9:30~売り切れ火、第1・3・5月休(6~8月は月火休)

3.〈越後家多齢堂(えちごやたれいどう)〉のカステイラ

たっぷり使った卵の風味が口いっぱいに広がる、輝くような黄金色のカステイラ。江戸末期の創業時から変わらず守るのは、余計な添加物を使わず手仕事で焼き上げる製法。切りたてをパックすることなく箱に収めた、昔ながらのふんわりした食感。レトロなパッケージも魅力。紙箱入り9cm×22cm 1,900円。

〈越後家多齢堂(えちごやたれいどう)〉
■京都府京都市上京区今出川通千本東入ル
■075-431-0289
■9:00~17:00 水、第3火休

https://www.echigoya-kasutera.com/

4.〈月ヶ瀬〉のあんみつ、みつまめ、白玉ぜんざい

昭和元年、四条河原町に店を構えた菓子司に始まる甘味処。名物はすっと口に溶ける寒天、滑らかなこし餡とコクのある黒蜜のバランスが絶妙なあんみつ。みつまめ、白玉ぜんざい、ところてんと4つの品からお好みの組み合わせで。竹籠入りセット3個入り2,200円。単品も購入可。

〈月ヶ瀬〉
■京都府京都市中京区堺町通御池下ル丸木材木町675
■075-212-1959
■12:00~18:00 水木休

https://tsukigase.jp/

5.〈中村製餡所〉のあんこ屋さんのもなかセット(大納言小豆)

明治41年の創業以来、餡一筋に炊く老舗。丹波大納言小豆を使った風味の高い粒あんは、家時間をもっと充実したものにと昨年末登場した新作。ほうじ茶もある2種類の皮で味わいたい。つぶあん500g、もなかの皮10個分のセット1,300円。丹波大納言小豆つぶあんは+200円。取り寄せは2,000円以上のみ。

〈中村製餡所〉
■京都府京都市上京区一条通御前西入ル大東町88
■075-461-4481
■8:00~17:00 水日休

https://www.nakamura-seiansho.com/

6.〈豆富本舗(まめとみほんぽ)〉の豆菓子

五色豆など、100年を超えて豆菓子を作る専門店。餅米の軽やかな衣で包んだ豆菓子や、和三盆糖ときな粉をまぶしたくるみなど、食べると止まらない味がそろう。右から、くるみきなこ400円、カシューしょうゆ432円、アーモンドとカシューナッツ、ピスタチオが入ったミックスナッツ432円。

〈豆富本舗(まめとみほんぽ)〉
■京都府京都市下京区東中筋通七条上ル文覚町387
■075-371-2850
■8:45~17:00 土日、水午後休

http://www.mametomi.co.jp/

(Hanako1200号掲載/photo : Yoshiko Watanabe, Kunihiro Fukumori text : Mako Yamato)

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