みんなを支えるお守りストーリー #4 アーティスト・村松亮太郎さんの「私とお守りの物語」 LEARN 2023.01.23

近くに置いておくだけで、気付かぬうちにパワーをくれる。ミュージシャンや作家など、クリエイターを支えるお守りのストーリーを紹介。今回は、アーティスト・村松亮太郎さんの物語です。12月26日発売 1216号「開運聖地」特集からお届け。

誰かを思いながらお守りを選ぶということ。

三本足の八咫烏(やたがらす)は、神武天皇を現在の奈良県である大和橿原まで導いたという故事から、導きの力を持った神の使いとされている。初穂料(大)800円。●和歌山県田辺市本宮町本宮
三本足の八咫烏(やたがらす)は、神武天皇を現在の奈良県である大和橿原まで導いたという故事から、導きの力を持った神の使いとされている。初穂料(大)800円。●和歌山県田辺市本宮町本宮

熊野本宮大社の「八咫烏守り」
今携わっている仕事の関係でお参りする機会が多いんです。 その神様や御利益にちなんだお守りをいただいて、気にかけている人に贈ることもしばしば。もちろんお守りをあらかじめ用意しておくことはなく、いつもその場で渡す相手のことを思い浮かべながら選びます。神社やお寺って山奥やとてつもなく長い階段の先にあって、辿り着のにも一苦労な部分も。でもその苦労を含めて、誰かを思いながらお参りするのがいいなと感じています。
最近だと、和歌山県の熊野本宮大社に行ってきました。 導きの神様として祀られている八咫烏は、日本サッカーのシンボルでもあり、最近もW杯で目にしましたね。そこではサッカーに打ち込んでいる友人のためにお守りをいただいて帰りました。
僕も中学生の頃、初恋の人に手作りのお守りをもらったことがあります。「中身は絶対見ないでね」 という言葉の通り、最後まで開けずに身につけていました。 お守りの本質って、目に見えるお守りに見えない思いを託す 「信じる力」なのではないかと思います。

illustration:Mame Ikeda text&edit:Kahoko Nishimura

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