京都の作家の器を買う。 京都で育まれた、4人の作家の器を手に入れよう。 LEARN 2022.10.09

地元で作陶する作り手の、個性あふれる器を手に入れられる機会が増えてきた近頃。京都の旅をより一層、思い出深いものにしてくれる、この地に育まれた器との出合いを見つけて見よう。 8月26日(金)発売Hanako1212号「365日楽しい街。京都」よりお届け。

1. 清水志郎“みずから掘った土で焼く器の存在感”

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祖父、父と続く陶芸の家に生まれ育った清水さんが作るのは、馬町など縁ある地の土を原料とする器。近年は大地の力強さに繊細さが加わった、中国茶の器も多く製作。八坂土籾灰釉茶盌55,000円、卯一土柞灰釉杯各5,500円。
〈Nunuka life〉
住所:京都府京都市左京区浄土寺南田町10│地図
TEL:075-708-8369
営業時間:金土のみ11:00〜17:00(展覧会期間中は〜18:00、無休)

2. 芦田尚美“見飽きることのない魅力を持つ絵柄”

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自然豊かな美山で作陶する芦田さん。山並みの線刻で「そら」と「つち」を表すAMETSUCHIシリーズが代表作。手描きのため1点ずつ表情が異なる「ALICErose取り皿」3,850円。
〈KASOKEKI〉
住所:京都府京都市下京区河原町通四条下ル2丁目稲荷町318-6 GOOD NATURE STATION 3F│地図
TEL:075-352-3712(10:00〜18:00)
営業時間:10:00〜20:00
定休日:不定休

3. 加藤美樹“描かれた模様と造形とで展開する可憐な世界”

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白い磁器に「いっちん」という伝統技法で白い絵柄を描く加藤さん。レースのように繊細な姿は、伝統に吹く新しい風を感じさせる作品。樹花カップ&ソーサー9,900円、雪花コンポート7,150円。
〈Sophora〉
住所:京都府京都市中京区二条通寺町東入ル榎木町77-1 延寿堂ビル1F│地図
TEL:075-211-5552
営業時間:10:00〜18:30(展覧会最終日〜17:30)
定休日:木、水曜不定休

4. AI ONO “釉薬と土を掛け合わせ、記憶に残る美を表現”

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イギリス、フィンランド、韓国などで作陶し京都へと移住したONOさん。今も実験を重ね続ける釉薬と、無駄を削ぎ落としたフォルムが美しい。右上から時計回りに、ご飯茶碗5,000円、茶匙1,800円、小鉢4,200円、筒湯呑4,200円。
〈keiokairai〉
住所:京都府京都市左京区一乗寺高槻町28-2│地図
TEL:050-7121-2850
営業時間:11:30〜18:00
定休日:水曜、ほか月1回不定休

(Hanako1212号掲載/photo:Kunihiro Fukumori text:Mako Yamato)

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