何度も泊まりたい! サブスクでセカンドホームが持てる〈SANU〉を体験!都心から3時間で非日常へ
月額55,000円でセカンドホームが持てる人気のサブスクリプションサービス〈SANU〉。この夏にはさらに拠点が増え、7拠点50棟に拡大予定。この春にオープンしたばかりの「山中湖 1st」のキャビンをレポーターが1泊2日で宿泊体験してみました。実際に訪れてみて、登録待ちが2000人もいる人気サービスなのも納得!
どーんと出迎えてくれた富士山に感動
〈SANU〉は、2022年4月現在、白樺湖(長野県)、八ヶ岳、山中湖(山梨県)、北軽井沢の4拠点に25棟を構えていて、いずれも都心から3時間以内で訪れることができます。この夏にかけて7拠点50棟に拡大を予定しています。
会員になると、1度に4泊までの宿泊が可能で、金〜日、祝日、祝前日やハイシーズンは追加料金がかかります。チェックアウト次第、次の予約が取れる仕組みです。
今回、訪れたのは富士山の間近にある「山中湖 1st」のキャビン。東京から車で移動し、目的地に近づくと眼前にどーんと富士山が見え、「さすが日本一!」と一気にテンションが上がります。
ほどなくして目的地のキャビンに到着。14棟の統一されたキャビンがずらっと並んでいます。洗練されたデザインに、同行していた家族も「カッコいい!」と興奮気味でした。
フロントなどはなく、無人スタイルの運営です。Web上でチェックインをすると4桁のコードが発行され、コードを入力するとドアがオープン。スムーズに入室ができました。
〈SANU〉では、ほとんどのキャビンが同一のデザインで、どの施設を訪れても“SANUらしさ”を感じられます。無人で運営されているのも、「自宅の玄関を開けるような体験をしてほしい」という思いからだそう。
キッチンも充実!暮らすように過ごせるキャビン
中に入ると、洗練された内装に一同から「わ〜!」と感嘆の声が漏れました。天然の木材ならではのナチュラルな雰囲気ながら、雑貨などはスタイリッシュな世界観で統一されています。
周囲を気にせずに集中して作業ができるワークスペースも。高速Wi-Fiがあるので、ストレスなくリモートワークや動画鑑賞ができそうです。プロジェクターも完備されているので、大画面での映画やドラマ鑑賞も◎。
個人的にお気に入りだったのが、設備が充実したキッチン。バルミューダのオーブンレンジ、トースター、コーヒー道具一式、基本的な調味料、カトラリーなどがそろっていて、食材を持っていけば、十分に調理ができる環境です。
広々したバルコニーもあり、ここでコーヒーを飲むと気持ちよさそうです。キャビンのすぐそばには、バーベキューができる焚き火台が設置されています。
セミダブルベッドが2台設置されていて、1部屋で4名まで滞在できます。リネンは、綿本来の風合いを生かした洗いざらしの肌触りを大事にする寝具ブランド「sinso」のもの。木のにおいで心を落ち着かせながら、ゆっくりと眠ることができました。
山中湖でのアクティビティやバーベキューも
「山中湖 1st」は、歩いて数分のところに広大な山中湖が広がっています。ここでは、ボート乗りやSUPができるので、天気が良ければ日中はアクティブに楽しむのも良さそうです。
湖には白鳥やカルガモがいて、さすが観光地で暮らしているだけあり、とても人なつっこい。100円で購入できるエサをあげると、またたく間に近くに寄ってきて、勢いよく食べていました。やや凶暴な動きを見せるカルガモがいたので、ご注意ください(笑)。
春から秋にかけては、キャビンの外に設置された焚き火台でバーベキューを楽しむのがオススメです。この日は自宅近くのスーパーで事前にお肉や野菜を購入して持参しましたが、時間に余裕があれば地元の産直所などで買うこともできるかもしれません。大きな富士山を眺めながら、野外で食べる食事は最高でした!
いずれは日本全国にセカンドホームが持てるかも?
〈SANU〉の会員層は30〜40代が中心で、一度に3泊ほどして、特別な目的がなくゆったり過ごす人が多いそうです。今回は1泊2日の短期滞在でしたが、時々リモートワークをしつつ、地元ならではの食事や体験もたっぷり満喫するワーケーションとしても滞在してみたくなりました。
今夏には7拠点50棟、2024年までに40拠点400棟まで拡大予定の〈SANU〉。現在はウェイティング登録者が2000人いるため、すぐに会員になることはできませんが、拠点が増えるにつれ会員枠が増えるそう。まずはウェイティングリストに登録しておくのが良さそうです。
しばらくは首都圏から3時間以内の拠点が中心ですが、数年以内には札幌、名古屋、福岡など、人口100万人の都市から3時間以内の場所にも拠点を拡大する予定があるそう。さらに、いずれは海外展開も見据えているとか。
月額55,000円で、全国各地、さらには海外にもセカンドホームを持てる日がやってくるかも? 今後の〈SANU〉の展開に期待したいですね!
サムネイル写真:〈SANU〉提供