あの店が銀座を選んだ理由。 話題のフルーツパーラーがついに東京進出!和歌山の果物のおいしさを伝える〈観音山フルーツパーラー〉 LEARN 2022.04.30

地方や海外から多くの話題店が集まり、今も昔も名店ひしめく東京屈指の街・銀座。実力者たちがこの地を選ぶ理由とは…?注目の5軒のストーリーから、作り手を魅了し続ける銀座の“きらめき”を探ります。今回は「あの店が銀座を選んだ理由。」より、〈観音山フルーツパーラー〉をご紹介します。

和歌山の果物農家が営む話題のフルーツパーラーがついに東京進出。直営1号店の場所に選んだのは、長年の思いが詰まった銀座だった。

通年メニューより、右・和歌山県産旬フルーツの農園パフェ1,980円。この日は柑橘の春峰(しゅんぽう)など。シャンデリアのようにきらびやか!左・酸味が心地いい、観音山レモンの農園パフェ1,890円。紅茶ゼリーやメレンゲも厨房で手作り。
通年メニューより、右・和歌山県産旬フルーツの農園パフェ1,980円。この日は柑橘の春峰(しゅんぽう)など。シャンデリアのようにきらびやか!左・酸味が心地いい、観音山レモンの農園パフェ1,890円。紅茶ゼリーやメレンゲも厨房で手作り。

創業百十余年の果物農家〈観音山フルーツガーデン〉が2018年に開業したパフェ専門店〈観音山フルーツパーラー〉。主役はもちろん、地元産の完熟フルーツと自家製ジャムやゼリーなどで作る瑞々しいフルーツパフェ。瞬く間に関西エリアを中心に店舗を増やし、満を持して銀座に進出したのは昨秋のことだ。「会長が東京出張の際に必ず宿泊するほど銀座が好きで、この街に出店するのが長年の夢だったそうです」と店長の岡崎正美さん。

看板の「和歌山県産旬フルーツの農園パフェ」をはじめ、きちんと完熟させた最高の瞬間のフルーツを頬張れるのは、“農園発信”だからこそ。直営店である銀座店は、本店と同じ和歌山県産の旬素材をふんだんに使っていることも大きな魅力だ。とはいえ銀座といえば〈資生堂パーラー本店〉や〈和光〉〈銀座千疋屋〉など、キラ星のごときパフェの名店がひしめく激戦区。「毎日身が引き締まる思いです」と岡崎さんは笑う。「生産者が製造し、販売する“第6次産業”であることは私たちの強み。もっともっと和歌山の果物のおいしさを表現していきたいです」。憧れの街で、フルーツへの愛情一杯に“農園のパフェ”を磨き続けていく。

〈観音山フルーツパーラー〉

〈観音山フルーツパーラー〉

2021年10月18日オープン。場所はホテル〈東急ステイ銀座〉の1階。桃やみかんなど、季節ごとに年間20種類以上のパフェが登場。フルーツサンドはテイクアウトも。
■東京都中央区銀座4-10-5 東急ステイ銀座1F
■03-6264-2684
■11:00~18:30LO 無休
■37席

(Hanako1207号掲載/photo : MEGUMI, Kiichi Fukuda text : Yoko Fujimori)

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