娘から父へ…おいしい日本酒おしえます! 【日本酒】幻のお米を現代によみがえらせる!復刻米を使った日本酒3選~『伊藤家の晩酌』第三十夜~
弱冠24歳で唎酒師の資格を持つ、日本酒大好き娘・伊藤ひいなと、酒を愛する呑んべえにして数多くの雑誌、広告で活躍するカメラマンの父・伊藤徹也による、“伊藤家の晩酌”に潜入!酒好きながら日本酒経験はゼロに等しいというお父さんへ、日本酒愛にあふれる娘が選ぶおすすめ日本酒とは?今回は、2022年、新年にふさわしいしぼりたての新酒をご紹介。第三十夜は、かつて使われていた米を復刻して造られたという限定酒を3本ご紹介。
日本酒は米で選ぶ!?知る人ぞ知る、幻の復刻米を使った限定酒3本
娘・ひいな(以下、ひいな)「今回はマニアックなテーマでやろうと思ってて。復刻米って知ってる?」
父・徹也(以下、テツヤ)「復刻米って、古代米みたいな感じ?」
ひいな「うん。昔、流行ったお米があって、一度、途絶えちゃったんだけど、最近そうしたお米を復活させてお酒を造ってる蔵があって。今回はその3本をご紹介します!」
テツヤ「へぇ〜。野菜もさ、在来種ってあるじゃない?そういうお米なのかな」
ひいな「うん。その土地のお米だね」
テツヤ「復刻米の日本酒って流行ってるの?」
ひいな「うん。お米に関して今、2つの流れがあってね」
テツヤ「うんうん」
ひいな「『百万石乃白(ひゃくまんごくのしろ)』っていう石川県の品種とか、栃木県の『夢ささら』とか、最近、新しく品種改良されたお米ができている流れと、もうひとつは昔のお米を復活させる方向性と2つある気がしてて」
テツヤ「なるほど。昔ながらの米を復活させるのは酒造りの原点回帰なわけだな。でも、栽培が大変なイメージあるけど」
ひいな「そうなの。なぜなくなったのかっていう理由があるわけだからね」
テツヤ「そうだよね」
ひいな「栃木の『鳳凰美田』、福岡『美田』、熊本『産土(うぶすな)』の3本をご紹介します!」
テツヤ「ひいなは北関東好きだねぇ。九州から2本か!」
ひいな「今回の3本は〈住吉酒販〉で購入いたしました!」
テツヤ「いつもお世話になっています!復刻米っていうのはさ、ラベルでわかるものなの?記載があるの?」
ひいな「ラベルにお米の名前が書いてあるものもあるよ。この3本はラベルにお米の名前が書いてある」
テツヤ「どんな味なのか気になる!早く飲もうぜ!」