黒糖の甘味とピーナツ粉の香ばしさが特徴。トッピングをシロップに混ぜると、しっとりとした食感に。

秘密の台湾【REPORT #10】 【台北】一口食べたらハマる!素材にこだわった究極の豆花店〈白水豆花 台北永康〉へ。 Learn 2021.10.11

秋でも暑さが続く台湾。そんな時には豆花がぴったり。台北で豆花を食べるなら、永康街へ向かってみよう。山の雪解け水を使った昔ながらの製法に出会えます。本誌連載『秘密の台湾』よりお届け。

麦芽糖、とうきょう豆花70元。桃の木の樹皮(とうきょう)を加えたシロップは植物性コラーゲンが豊富。
麦芽糖、とうきょう豆花70元。桃の木の樹皮(とうきょう)を加えたシロップは植物性コラーゲンが豊富。

〈鼎泰豊〉の本店があることで知られる永康街。小さな飲食店が立ち並ぶ通りはいつも散策する人でにぎわう。中でも注目は、緑に囲まれた店先の豆花屋さん。〈白水豆花〉の店名は、宜蘭の雪山から解け出した水と、台湾の海洋深層水を使った豆花にちなんだもの。白は雪山からの湧き水を表したものだそうだ。桶が並ぶ屋台の奥に客席が用意されていて、歩き疲れた旅行者が涼をとるにも最適だ。

器は簡単な紙やプラスティックが多い中、黒い陶器で一杯ずつサービスしてくれる丁寧さ。
器は簡単な紙やプラスティックが多い中、黒い陶器で一杯ずつサービスしてくれる丁寧さ。

緑豆や白いんげんといった数多くのトッピングを指定して、注文することが多い豆花。初心者にはちょっと複雑に思えてしまう注文方法も、ここではメニューは「麦芽糖とピーナツ粉」「麦芽糖ととうきょう」の2種だけ。その味に全てを注いでいるという印象だ。黒い器に豆花、シロップ、ピーナツ粉と味を重ねた一皿が運ばれてきた。まずは、豆花そのものの味を一口、そして、豆花にシロップをつけて味わって、最後にカリカリのピーナツ粉を試してみる。そんなふうに何通りもの味を楽しめる。

黒糖の甘味とピーナツ粉の香ばしさが特徴。トッピングをシロップに混ぜると、しっとりとした食感に。
黒糖の甘味とピーナツ粉の香ばしさが特徴。トッピングをシロップに混ぜると、しっとりとした食感に。
天然水を使い、自然の塩を入れて固める昔ながらの製法にこだわった豆花。シンプルだが印象的な味わい。
天然水を使い、自然の塩を入れて固める昔ながらの製法にこだわった豆花。シンプルだが印象的な味わい。

雪山の水を使用するなど厳選した素材で作られ、一杯の中にいくつもの味が重ねられている、2種の豆花。シンプルな食べ物だけど、〈白水豆花〉は奥の深さを感じさせる。一口食べたら、この斬新的な豆花にハマる人が続出するのも納得だ。

〈白水豆花 台北永康(バイスイドウファ タイペイヨンカン)〉/永康街

478A8283

本店は宜蘭(イーラン)にあり、2019年に台北に進出するや人気店に。注文を受けてから皿に盛り付け。
■台北市大安區永康街31巷9號1樓
■02-2392-6707
■14:00~21:00 水木休
■8席

Navigator…chun wang(チュン・ワン)

Hanako Taiwanの編集部員。仕事以外でも台湾の屋台に繰り出したり、新しいことを求めて街に出かけている。

(Hanako1201号掲載/photo : Jimmy Yang text : Laney Chang coordination : Chen Tsuiwen translation & produce : Hanako.taiwan)

Videos

Pick Up

記事4_top_1Peachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅④ | カヌーで巡るマングローブ原生林、海が青すぎる展望台…世界自然遺産を体感!絶滅危惧種を含むユニークな動植物が数多く生息する鹿児島県の奄美大島。奄美群島のひとつである徳之島、沖縄島北部、西表島とともに2021年に世界自然遺産に登録され、海外からも熱い視線が集まっています。 サンゴを育む奄美ブルーの海と白砂がまぶしいビーチ、アマミノクロウサギをはじめとする天然記念物も暮らす亜熱帯の森やマングローブの原生林。地球の宝ともいえる、奄美ならではの美しい自然を味わってみませんか? 奄美大島は「アクセスが良くない」というイメージもありますが、LCCのPeachが運航する直行便なら、成田空港から約3時間、関西空港から約2時間。そして時期によっては片道4,990円からとリーズナブル! “遠い楽園”が身近になるPeachの直行便で奄美大島2泊3日の旅に出たのは、ハナコラボパートナーである藤井茉莉花さん。今回は美しい海岸と展望台、マングローブの森でのカヌーツアーを体験した絶景&アクティビティ編をお届けします。 ※奄美群島のアクティビティの情報は、「あまみシマ博覧会」のサイトでも探せます。 https://www.amami-shimahaku.com/ 公式サイトはこちらTravel 2023.03.22 PR
お散歩がてら“おいしい”を満喫!東京・町田のレトロなグルメスポット5選お散歩がてら“おいしい”を満喫!東京・町田のレトロなグルメスポット5選いま最も注目を集めるスポット・町田。活気あふれる商店街を始め、地元の人に愛される洋食店、100年以上続く名店など、気になるお店が盛りだくさんなんです。そこで、今回は“レトロ”をキーワードに、いま行くべきグルメスポットを厳選。次の休日、きっと町田に行きたくなる!(PR/町田市)Food 2023.03.22 PR
SPpeachPeachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅。2021年に世界自然遺産に登録された鹿児島県の奄美大島。一年を通して比較的温暖で豊かな森も美しい海も楽しめ、旅先に選ぶ人が増えています。 簡単におさらいしておくと、奄美大島は鹿児島本土と沖縄の間の洋上に浮かぶ離島。加計呂麻島や徳之島、沖永良部島など周辺の島々を合わせて奄美群島と呼び、フェリーや飛行機を使って群島ホッピングも可能です。 そんな奄美大島、いざ行くとなると「アクセスが良くなさそう」「航空券も高くなるのでは」と心配の声が聞こえてきますが…。大丈夫です! 日本のLCCを代表するPeachなら、奄美への直行便があるのです。成田空港から約3時間、関西空港から約2時間、そして(時期にもよりますが)片道4990円からとリーズナブル。これは、躊躇していたら損!Travel 2023.02.28 PR
記事2_top_1Peachで行く、奄美大島 (直行便!) の旅② | とれたての海鮮丼から、島唄居酒屋で歌って踊って!?2021年に世界自然遺産に登録された鹿児島県の奄美大島。一年を通して比較的温暖で、豊かな森も美しい海も楽しめ、「沖縄より混雑していない」ことでも注目されて、旅先に選ぶ人が増えています。 簡単におさらいしておくと、奄美大島は鹿児島本土と沖縄の間の洋上に浮かぶ離島。加計呂麻島や徳之島、沖永良部島など周辺の島々を合わせて奄美群島と呼び、フェリーや飛行機を使って群島ホッピングも可能です。 そんな奄美大島、いざ行くとなると「アクセスが良くなさそう」「航空券も高いのでは」と心配の声が聞こえてきますが…。大丈夫です!日本のLCCを代表するPeachなら奄美への直行便があるのです。成田空港から約3時間、関西空港から約2時間、そして(時期にもよりますが)片道4,990円からとリーズナブル。これは、躊躇していたら損! そこで、ハナコラボ パートナーである藤井茉莉花さんが奄美大島2泊3日の旅へ。 奄美に魅せられて移住し、現在は多拠点でライターや通訳士として活動する藤原志帆さん(https://enjoy-amami.com/)に教わったおすすめスポットをまわります。 今回は海鮮丼、島唄割烹、お土産のセレクトショップなど、グルメ&お買い物編をお届けします。 公式サイトはこちらTravel 2023.03.07 PR