木村ミサと本日のティータイム。第18回 スリランカの茶葉をブレンド。常連になりたくなるお店〈モンマスティー〉で心に染みる一杯を。
みなさまこんにちは!木村ミサです。年末いかがお過ごしでしょうか?最近は、ここで紹介したお茶のストックちゃん達が、なくなってきていて、来年の連載に向けてもいろんなお茶に出会おう月間開催中の木村ですが、ふらっと入ったお茶屋さんに親切にされるとそれだけで心が沁みてさらに美味しく感じます。今回は、店主の人柄も含めて大好きなお店をご紹介します!
千駄ヶ谷駅と北参道駅のちょうど間にある、鳩の森神社の目の前に赤と白が目印の可愛らしいお店が〈モンマスティー〉。人も賑わっていたり、なんだかとても入って見たくなります。私も、昔友達に連れていってもらってから、行動エリアの範囲だったりしてよく寄ったり、差し入れに持っていったりしているお店。そんな誰もが立ち寄りたくなるティースタンドの魅力を探りたくなったのです。
【本日の1杯目】〈モンマスティー〉の「モンマスホット」と「キッシュ」
〈モンマスティー〉といえば、その名の通りモンマスティーがおすすめ。冬なので今回はモンマスホットでいただきましょう。〈モンマスティー〉はもともとケニヤンで働いていた柏井さんが始めたお店。ケニヤン譲りの甘くて濃厚なミルクティはやみつきになる。茶葉の濃さ、まろやかなミルクが絶妙にマッチして濃厚ですっきり甘いミルクティーは、いつ飲んでも心に染みる味。
最初に飲んだときの“うわ!めっちゃ美味しい!!”ってなった時の記憶から今も変わらず同じ反応をしてしまうくらい本当に大好きな味。そして自家製キッシュとの相性も最高なんです。ホタテのキッシュのサクサクとした生地とモンマスホットが染みて、甘みとキッシュの塩味がたまらなくいい組み合わせ。セットでぜひともいただきたい味。
【本日の2杯目】〈モンマスティー〉の「モンマスアイスウインナー」
これも人気メニューの1つ。モンマスティーの上にたっぷりのホイップが乗った、フォルムがもうかわいいのです。初めての方はまずストローで下のモンマスティーからいただきましょう。そして、そのあとにホイップと混ぜながらいただきます。ホイップと一緒にいただくことにより、さらにモンマスティーの濃厚さが際立つ。相乗効果という言葉を説明するときにはぜひこれを用いて説明したいくらい。
甘いのがそんなに…!という私みたいな方にも、すっきり飲めるのでぜひ飲んでいただきたい味です。
【本日の3杯目】〈モンマスティー〉の「モンマススカッシュ」
モンマススカッシュは、長年通っていますが最近初めて飲んだとき、“こんな隠し玉がまだあったの!?”と衝撃を受けた一品。ミルクティー専門の〈モンマスティー〉ですが、こちらは唯一ミルクが入っていなくて、紅茶を炭酸とレモンで割っている新感覚のドリンク。
一口飲んだときに、炭酸とレモンが紅茶の旨味をシュワッと届けてくれるのです。なかなか炭酸と共に茶葉の良さを感じることってないので本当に新しい。夏に飲んだらさらにキリッとします。
〈モンマスティー〉
いつも優しく迎え入れてくれる柏井さん。13年前に〈モンマスティー〉を始めたそうで、それまでは全く違う仕事をしていて、そこからケニヤンに入り紅茶の世界に足を踏み入れたんだそう。ロンドンにいったときに、コベントガーデンという街にあるモンマス通りに、「モンマスコーヒー」というお店が。
そこにいったときに、サンプリングを配っていたり、親切にしてもらったことから“これだ!”とひらめき、そのモンマス通りにちなんで〈モンマスティー〉という名前をつけたんだそう。
〈モンマスティー〉はそんな名前の由来のごとく、優しくて自然と会話も生まれるような、誰もが常連になってしまう場所。この日も多くの常連さんが柏井さんとの会話とモンマスティーを求めて訪れていました。私もそのひとり。最後に、“〈モンマスティー〉のこだわりは?”と聞くと、「まだ13年しかやってないし20年とかたたないとこだわりなんて語れない」と笑いながら話す柏井さんに、モンマスティーへの愛情を感じつつ、また20周年の時に聞いて見たいな、と思った日。
いろんな人に紹介するたびに、その人がまた常連となりさらに人が人を呼ぶ。〈モンマスティー〉はそんな人の心を癒す場所。そんな〈モンマスティー〉の一杯、召し上がれ!