47都道府県・全グルメガイド 【熊本県・阿蘇グルメ】温泉街・内牧の老舗〈いまきん食堂〉など、旅人の心をつかむ名店5選 TRAVEL 2024.02.10

雑誌Hanako2024年1月号「47都道府県、おいしいあの町へ」では、地元在住の食通が教える、47都道府県のおいしい食を求める旅を紹介しました。Hanako Webでは、誌面では紹介しきれなかった47都道府県のオリジナル記事を限定で公開。

今回ご紹介する熊本県のガイド役は、地元のタウン誌の編集者を経てフォトグラファーとして活動する大塚淑子さん。ピックアップしてくれたのは、阿蘇エリア雄大な阿蘇が育んだ「あか牛丼」や自家製ハーブティーちょこんとのった牛チョコがかわいいクリームソーダなど、絵になるグルメを大公開!

【目次】熊本県・阿蘇エリアの旅人の心をつかむ名店5選

1.カルデラの絶景を映した〈いまきん食堂〉のあか牛丼

阿蘇の魅力は、世界有数のカルデラ内に暮らす人々の営みと、それを取り囲む大自然。昔から有畜農業をはじめとした多様な農業が展開されていたり、民家のすぐそばできれいな湧き水に出会えます。ユネスコ世界ジオパークに認定されている「阿蘇五岳」を眺めながらの道中は、季節によって見える景色が全然違うので、めぐる楽しみにあふれています。そんな大自然が生んだ熊本の名物「あか牛丼」の発祥として知られているのが、1910年に創業した〈いまきん食堂〉。レアに焼いた赤身のもも肉を、雄大なカルデラに見立てたという私の夢にも出てきたぐらいの絶品です。お肉単体のパワーもありますが、自家製のあか牛味噌とワサビで味変もおすすめ。もし自分が旅の途中で偶然見つけたら最高にラッキーだと思う、味も雰囲気もよいお店を選びました。他にも魅力的なところが多いので、ぜひたくさん寄り道してください。

いまきん食堂 「あか牛丼」2000円
いまきん食堂 「あか牛丼」2000円
いまきん食堂 店前
いまきん食堂 作業風景

いまきん食堂

明治時代から地域の人に愛される阿蘇・内牧温泉街の食堂。連日行列のできる人気店で、「あか牛丼」2000円のほか、あか牛ハンバーグ定食やちゃんぽんなどの定番メニューも。

住所:阿蘇市内牧290
TEL:0967-32-0031
営業時間:11:00~15:00 
定休日:水休

2.〈Chamitsulle BAKES & HERBS〉でティータイム

〈Chamitsulle BAKES & HERBS〉 自家栽培のオーガニックハーブと焼き菓子のお店

〈Chamitsulle BAKES & HERBS〉(阿蘇郡南阿蘇村中松4026-1)は、自家栽培のオーガニックハーブと焼き菓子のお店。カフェとしても手土産選びとしてもおすすめしたい人気店です。

3.〈手打そば優心〉は「あか牛丼」とのセットも味わえる

〈手打そば優心〉 「あか牛丼」とのセットも味わえる

阿蘇産の野菜やあか牛などが味わえる〈手打そば優心〉(阿蘇郡小国町宮原1635-5)。カウンター席のみの特別感と、かわいい器で提供される喉越しがよい細麺の蕎麦が魅力です。

4.〈310Books〉は道の駅でのお買い物ついでに

〈310Books〉阿蘇をモチーフにしたクリームソーダ

道の駅の中にある本屋カフェ〈310Books〉(阿蘇郡南阿蘇村久石2807)。本のセレクトのよさはもちろん、阿蘇の地下水を使ったコーヒーや、阿蘇をモチーフにしたクリームソーダ、スパイスカレーなどの軽食が楽しめます。

5.〈草千里珈琲焙煎所〉で味わう最高の景色と一杯

〈草千里珈琲焙煎所〉 店前

阿蘇を代表する観光地「草千里ヶ浜」内にある〈草千里珈琲焙煎所〉(阿蘇市永草2391-15)。阿蘇五岳の一つ、「鳥帽子岳」の北麓に広がる草原や池、放牧された馬などの牧歌的な風景とともにおいしい一杯が味わえます。

One More Place 今注目が集まる新しい建築で地震について学ぶ。

〈熊本地震震災ミュージアム KIOKU〉

2016年の震災で被災した旧東海大学内に、23年にできた〈熊本地震震災ミュージアム KIOKU〉(阿蘇郡南阿蘇村河陽5343-1)。地震の記憶を未来へ残すため、震災遺構などを活用し、フィールドミュージアムとして整備されました。

photo_Yoshiko Otsuka text_Mayo Goto

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