雨の日はここで過ごそう。 ソファ席で読書とコーヒーを楽しめる、レトロかわいい東京純喫茶3軒 FOOD 2019.06.01

もうすぐ梅雨。外でのお出かけが難しい日こそ、レトロな空間が広がる喫茶店で静かに過ごすのもいいかも。ソファ席だから居心地も抜群で読書がはかどっちゃう?東京のソファ席がある喫茶店をピックアップしました。

1.〈ロッジ赤石〉/浅草

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先代の故郷である長野県の赤石岳をモチーフに、ランプシェードやレンガの壁など店内のインテリアも山小屋風。

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壁には店主が自宅の納屋から見つけてきた古時計が並び、1つだけが今も時を刻んでいる。

ホテル料理人を経験した店主が腕をふるうナポリタン800円やカツ重1,050円(各税込)などを、朝から明け方まで食べられる駆け込み寺だ。ナポリタンの味の決め手は、信州産トマトを使った〈ナガノトマト〉の濃厚なケチャップで、ピリッとスパイシー。

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注文後に揚げ始めるカツはかつおだしで仕上げて丼に。優しい味わいが通に人気のメニューだ。

ショーウィンドウには「パリジェンヌ風ヌイユ」など気になるメニューも。

(Hanako1144号掲載/photo : Tomo Ishiwatari text : Kahoko Nishimura)

2.〈純喫茶モデル〉/石川町

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扉を開ければそこは別世界。よくぞ残っていてくれた、とレトロ喫茶ファンが歓喜の声をあげる店が1974年創業のこちら。

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タイルのテーブルにクリームソーダが最高に映える!550円。

母娘2代にわたり切り盛りする店は、横浜をイメージしたというインテリアで、壁や客席にレンガを積み上げた重厚な造り。銅製のランプシェードや天板にひまわり柄のイタリア製タイルを貼ったテーブルなど、細部まで作り込まれ、70年代の空気漂う店内は映画やPVのロケ地にもなっている。

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ジャムトースト250円。厚切りパンに苺ジャムがたっぷり。ホットコーヒー400円。創業当時から使うクールな黒のコーヒーカップはノリタケのもの。既に生産終了しており、今やこれも貴重な品。

ひまわりのように明るく気さくなママの接客も魅力だ。

(Hanako1163号掲載/photo : Kenya Abe text : Yoko Fujimori)

3.〈こゝろ〉/本郷三丁目

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店名は夏目漱石の小説から。ご夫婦で切り盛りする喫茶店では、東大生のリクエストに応えたボリューミーなものが多々。もちろん、マスターこだわりのコーヒーも美味。

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焼きそばや「ウインナーライス」などの庶民的なメニューと、昭和の味「クリームソーダ」をはじめ、フロート系などの幅広い飲み物を展開。「クリームソーダ」600円は、アイスの溶け具合が最高!

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校舎の赤レンガと並木を望む2階の窓際席でのんびり過ごしたい。2階席を利用したい場合は、事前に電話で確認を。

(Hanako1150号掲載/photo : Michi Murakami text : Emi Suzuki)

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