池袋から電車ですぐ! 江古田エリアをふらり散歩。地元民にも愛される、老舗喫茶から餃子店まで。 FOOD 2018.09.08

池袋から電車に揺られてすぐ、学生街でもあり落ち着いた雰囲気が魅力の江古田は、ふらり散歩で立ち寄りたくなるお店が所々にあります。一度行ったら通いたくなること間違いなしの、おすすめ3軒をご紹介します。

1.アートと音楽と人をつなげるパン屋発のギャラリー喫茶室〈Vieill Bakerycafe & Gallery〉

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アート作品を展示したり、コンサートを開催したり、そしてそんな空間でお茶もできるのがこちら。展示は月替わり。繊細な刺繍が施されたブルガリアのテキスタイル。

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「パンとお茶をきっかけに、人やモノをつなぐ場所にしたかった」と、パン職人でオーナーの大山哲司さん。パンは8~10種。店内で楽しむこともできる。

(Hanako1150号掲載/photo : Yoko Tajiri text : Mikiko Okai)

2.昭和の空気を残す空間に心が和む。〈ぐすたふ珈琲〉

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天井まで覆うファーの壁材、ベルベットの深紅のチェア。よくぞ残っていたと感動を覚える内装は、地元では知られたスナックだったという。マスターの茅根和司さんは「喫茶文化が根付く学生街に店を出したい」と思い、江古田のこの物件に出会った。
「温古知新の思いも込めて、もともとの店の有り様をできる限り残しつつ、今の喫茶店に仕上げることを考えました」と茅根さん。器は手触りと口当たりの良さからジノリを選び、この空間にはミニマルなものが似合うと、白の無地で統一した。

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彼の美意識が店内にほどよい緊張感を与え、懐かしさで終わらない、新たな喫茶店の景色を作り出す。コーヒーも店の佇まいも、端正だ。店で振る舞うのは丹念に淹れたネルドリップのコーヒー。ホテルニューオータニの〈かふぇ ぺしゃわーる〉で経験を積んだ抽出法だ。深煎りのマンデリンで淹れた濃厚なアイスコーヒーとミルクの二層が美しいカフェオレグラッセは650円。

(Hanako1150号掲載/photo : Satoshi Nagare text : Yoko Fujimori)

3.BIGな羽根は美味の証〈山東餃子本舗〉

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山東省出身の女将の実家の味を再現したのがこの餃子。具にニンニクは入れず、たくさんの白菜とニラ、国産の豚挽肉を使用。「焼餃子」5個300円。同じ具の水餃子も人気。

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ポイントは事前に紹興酒と生姜汁に肉を浸して臭みを取るひと手間。肉と野菜の甘みが凝縮した餃子は、まずパリパリの羽をビールと共に!

(Hanako1146号掲載:photo : Kanako Nakamura text : Kimiko Yamada)

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